くわちゃんの独り言

音楽や映画が大好きな爺さん。長年の経験から知りえたことを発信します。

虎に翼一週間振り返り 少数精鋭

1週間経つごとに物語はより奥行きと深みを増している。

明律大学女子部法科は存続の危機に瀕していた。

と言うのも退学者が続出。

さすがにこのままではまずいと思った大学側は生徒獲得のための新たな方策を講じることに。

それは、今いる女生徒たちだけで法律を学ぶことの意味をわかりやすく説明しようという。

寅子は仲間たちと法廷劇を上演することに。

実はこれが今週の物語の要になってくる。

残り少ないメンバーで上演するのはそれぞれが意見を出し合い、様々な考察も必要になる。

迎えた本番、ガラの悪い学生たちのヤジによって法廷劇は上演中止の事態に。

寅子の発案で劇の内容についてみんなで考察することになった。

そこでは学校側が具体的な判例を参照にしつつも、事実を改ざんして物語を作っていた経緯が明らかに。

ベースになる考え方は女性蔑視の男性優位な考え方。

様々なエピソードを混ぜながら、残り少なくなった寅子たち法科の女性徒たちは結束を高め様々な事実解明に挑んでいく。

今週描かれた物語の中では、山田よねの厳しい生い立ちについても説明が。

さらには全員で検証した判例「毒饅頭事件」の考察から登場人物たちそれぞれの胸の内が語られることに。

よねはイヤなヤツながら学友たちについて詳しく知っていた。

さらには猪爪家の家族も普段言えなかったことをこれを機会に吐き出すことに。

オフショット 撮影中は笑えることも多かったみたい

目次

女子部法科の学生数が激励

タイトルコールの踊りのメンバーたち

時代設定は昭和8年から10年にかけて。

この時代女性の社会進出という言葉は、まだ日の目を見ていなかっただろう。

意気込んで入学してみたものの、退学する女性たちが続出した結果、大学は新たな生徒獲得のために手を打たざるを得なかった。

今でもよく言われるのは、

女性は結婚をして家庭を持って子供を産み育てることこそが最も幸せな生き方だと信じている人は多いこと。

実は、私も多少のニュアンスは違えどもそのように考える1人。

女性だけに限ったことではない。

男として生まれたからには、しかるべき女性と巡り合って家庭を設け自分は一家の大黒柱として家族を支える。

善し悪しの議論ではない。

ベーシックでわかりやすい人生観だと思うから。

その上で男女平等があって、さらには様々な仕事をこなし男女の役割分担が生まれるのだと考える。

学長さん 裁判判例を捏造

当時この大学だけが女性を広く受け入れて、法律への門戸を開くことになった。

なぜこの大学だったんだろうかと思うが、これからこの朝ドラの中で描かれるんだろうか。

様々なネタバレ情報を仕入れているが、今登場している男性にしても女性にしても日本の歴史に残るような仕事を成した人たちが多い。

これからの物語展開が楽しみになる。

法廷劇上演で生徒獲得

女子部だけで上演

女子部法科の生徒たちだけで、法廷劇上演を行う。

脚本から舞台の様々な道具、演出、さらには役者に至るまでが全て自前。

ただし、題材だけは大学の方から指示があって、“このようにとおことわり”があったらしい。

それは物語の中で詳しく語られた通り。

狙いは、女性が活躍するところを観客にアピール。

その結果、法律を学ぶ女性たちを獲得するというもの。

驚くほどわかりやすい設定ではある。

演目毒饅頭殺人事件

オフショット 撮影中のカメラチェック

演目は大学側が指定した。

そして脚本に至るまで全て法科の学生たちが運営するようにとの事。

ただし、最初から述べた通り筋書きは全て学長の指示によるもの。

そこでは大幅な事実のざんが行われていた。

劇の設定では殺人犯は女給で婚約不履行を恨んで毒殺しようと。

しかし、実際の話は別。

犯人は女給ではなく女医。

そして毒物は一般的な殺鼠剤のようなものではなく、チフス菌とのこと。

さらにはこの話には前置きがあって、

最初に婚約不履行の訴えが認められてそのための賠償金ももらっているらしい。

物語をわかりやすくストレートなものに改ざん。

その理由は、女性は基本的に頭が悪いから複雑なニュアンスは理解できないだろうと言う蔑視。

ばかにした話ではある。

一方では女性の社会進出を促すようなふりをしておきながら、片一方では女性が男子よりも劣っていると見下している。

事件の本質や劇の裏事情が露呈したことで、寅子たちの怒りも頂点に。

特によねの怒り様は凄まじいものが。

山田よねの立ち位置

イヤなヤツで居続ける😤

今週1週間通して物語の中心に据えられていたのは山田よね。

彼女の貧しく過酷な生い立ちは、物語の設定を語る上でとても重要。

彼女は女であるゆえに周りから馬鹿にされ肉親も不幸に見舞われた。

よねの法律を学ぶ向学心は女性蔑視の世の中に対する怒りそのもの。

怒りは常に心の中で煮えたぎらせてないと、やがてはおさまってしまう。

膨大な精神的エネルギーが必要だと思われる。

明るく朗らかに笑ったことなどないのではと。

しかし、嫌われ者のよねも寅子たちに関わることによって、少しずつ心を開くように。

婦人科系の病気に効くツボ

不器用だけど、よねはとても頭の良い女性なことがよくわかる。

ほんのわずかに残った生徒の1人であることからも証明されるけど、何よりも記憶力観察力に優れた才能があるものと。

来週からはいよいよ本校にて男女共学の勉強が始まることになる。

虎に翼 優しさと怒りと思いやり

1週間語り継がれた物語。

どんなまとめが明らかにされるのか待ち遠しい気持ちで鑑賞。

寅子の仲間たちはそれぞれに意見を出し合いながら中止になった法廷劇について思いを馳せる。

みんなで話し合わなければわからなかったことが次々に。

昨日の終わり際に涼子から公開された学校側の事実改ざん

それらについて明確な回答が。

そして、物語では思いがけず皆が本音を出し合うことに。

それは寅子の仲間たちだけに限らなかった。

寅子の母はると嫁の花江も思いの丈を告白。

饅頭作りとは言え、皆で協力し合うことには特別な意味が込められていたんだと誰もが納得。

見所は、よねが結局のところイヤなヤツながら少しずつみんなと打ち解けていく。

それぞれに思うところがあっても今まで告白できずにいた。

昨日の台所仕事があったおかげでそれぞれ自分が何をどうするべきか見えてきたような。

さらに物語は3年後の様子も描かれた。

昭和10年、寅子たちは女子部を無事卒業して本校に移ることになる。

ここからは男女共学になるようだ。

あれだけいた同級生たちもずいぶん少なくなってしまった。

明らかになったのは先輩の久保田と中山はまだ在籍中。

それに寅子たち5名。

来週からは男子生徒も登場してくるような。

この中で何人の女子たちが弁護士としてデビューできるのだろうか。

物語が本格的に展開するのは来週からになるのかも。

みんな無事卒業😌

目次

饅頭作りから始まる物語

オフショット 作りたてだからよりおいしい

物語は決して大げさな内容を語っているわけではない。

しかし、与えられたテーマを仲間たちそれぞれが意見を出し合い考えながら考察していく。

今回は法廷劇の反省の意味も兼ねて実際に起こったことを検証する試み。

昨日涼子からされた事実は、大学側が判例を捏造していたこと。

実際は、様々な思惑が入り乱れ複雑な事件の全容が明らかに。

真実を言い出すタイミングを逸していた涼子

それにしても大学のとってきた行動は、驚くほど姑息。

初めから女を馬鹿にしている偏見がミエミエ。

それぞれの言い分

頑張っている皆さんはとても素敵

よねは事実が明らかになったことでより怒りを増したよね。

“時間が無駄だった”と吐き捨てるように語った言葉を寅子の母はるがやんわり否定。

無駄ではなかった。

みんなで話し合ったからこそわかり得た結論。

物語はそのまま躊躇なく先へ進んでいく。

はるの言葉に激しく反応したのは、花江。

彼女は猪爪家の嫁として日々ストレスを溜め込んでいた。

一緒に過ごしていても、必ずしも相手のことをきちんとわかっていることにはならない。

言いたいことを言えずに、また言わずに過ごしていることの方が多いのでは。

コミュニケーション

花江はひたすら寂しかった😭

花江のエピソードはこの物語が始まった頃から気になってた人が多かったのでは?

猪爪家に嫁に来てそのままその家で新婚生活が始まっているわけで。

今ならよほどの場合でもこういった事にはならないのでは。

地方のよほど大きな農家で大家族ならあり得るかもしれないが、私が言うのもなんだけどかなり気を使わなければいけないんじゃなかろうか。

花江はもともとは寅子の同級生で幼なじみ。

同じことを経験しながら、今までずっと生きてきたはず。

たまたま結婚した相手が寅子の兄だったことで、義姉ということに。

猪爪家の長男 花江の夫

どうやら今日の物語の中で、寅子の兄直道が突然話の話の中に加わってきた。

花江と一緒に家を出るような口ぶりだったね。

夫婦2人だけで水入らずで暮らすほうが絶対いいだろう。

なんと言ったって新婚なんだし、花江は専業主婦なわけで1日中家の中でお姑さんと一緒では息が詰まる。

時々行き来するぐらいの関係でいいんじゃなかろうかと思うが。

卒業と女子部存続決定

残ったのは5名 やっぱり狭き門だった😓

既に来週の予告編も公開されているので、物語の流れは概ね理解できる。

男子学生が登場してくるよね。

印象的なシーンだけなので詳しい事はわからないが、それなりに大変な思いをするのは理解できる。

懐かしい1期生の先輩たちと再会

それにしても法律を学ぶことの大変さは、今も昔もあんまり変わらないと思うが。

朝ドラではずいぶん前に松嶋菜々子主演でひまわりってドラマがあった。

この時、法律を学ぶことの大変さが詳しく描かれていたと思う。

みんな若いね😅🤣

今日のエピソードの1番の見所はよねが仲間たちに自ら寄り添うシーン。

なるほどそういうことかと思うような話。

三陰交穴 婦人科系のツボだよね

あれだけみんなから疎まれていたよねが寅子のためにわざわざ聞いてきてくれた。

東洋医学で言う所のツボに相当するけど、婦人科系の病気とか消化器系のツボに相当する。

ちょうどくるぶしの上に当たるところを親指の腹でマッサージ。

周りの仲間たちが一斉に反応。

よねの不器用な優しさを称えるかのように。

そして来週の予告編が流れてきた。

登場するのは俳優なので、イロ男たちが目白押し。

彼らとどんなエピソードが繰り広げられるんだろうか。

虎に翼 検証法廷劇

賛否両論あるだろうが、今回の朝ドラもかなり面白いと思って見ていられる。

特に様々な考察をするときに、セリフだけではない実際の映像を挿入することで状況説明がより詳しく丁寧に。

さらにはセリフが多いと思いきや、実際のところは表情とか仕草とかメクバセなどで意思表示を図ろうとしているところなど。

以前のテレビでは考えられなかった手法だと思う。

映画でよく見かける方法だろう。

以前のテレビは今ほど解像度はなく、表情のディティールやセリフのニュアンスなどが正しく伝わるとは限らなかった。

しかし今はほぼ全てハイビジョン。

ちょっとしたミスに至るまで全てが白実のもとにさらされる。

今日の物語の中心になったのは昨日に引き続き山田よね。

しかし同じことの繰り返しではなかった。

気まずい雰囲気の中始まるストーリー展開は思わぬ方向へと進む。

特に自分自身の苦しい現状ですっかりひねくれているよねとは対象的に恵まれた環境の寅子たち。

お互い相入れられないと思われたが、それぞれのやりとりの中で新しい認識が生まれていった。

さらに涼子が法廷劇の制作秘話を明かすことによって今回の乱闘事件の本質が見えてくる。

そこに至るまでの展開も、見事としか言いようがない。

ひねくれたよねをどうやってみんなと同じ行動を取れるようにするのか。

寅子だけでは思いつかない仲間たちの様々な経験が原動力に。

撮影中のオフショット セリフが面白すぎて吹いちゃう🤣

目次

よねの問わず語りパート2

おまえたちとは違う😤😭

冒頭から語られたよねの想像を絶する生い立ち。

彼女以外大抵の子たちは皆良い所のお嬢様。

よねを慰めることなどできようはずもない。

しかし、物語を見ている我々の理解では“ここは不幸の度合いを貴競い合う場面ではない”ってこと。

よねの人生は明らかに気の毒だと言わざるを得ないし、彼女の考え方も大いに納得でき共感できる部分もある。

しかし、よねは自分自身を納得させるためにいくつかの仮説を言い聞かせていた。

女が不幸なのは何も知らないで無知な事。

さらには現実に甘んじて行動を起こそうともしないやから。

真っ向から否定する寅子。

声をあげたくてもあげられない人がいる。

よねの経験や考えが他の人全てに当てはまるわけではない。

2人のやりとりで傑作だと思ったのは、今日も女性の生理についての話。

生理痛のひどい寅子と違って、よねは全く何も感じていないらしい。

そのことで周りの者たちも相応の対応をしていた。

女同士の会話だからこういったことも話題に登って当然なのかも。

寅子の提案

事件の検証はまんじゅう作りから

様々な考察があって今回の法廷劇について検証作業が必要だと言うことに。

そもそも毒殺したい相手に対して、なぜわざわざ毒饅頭と言う方法を選んだのか。

そこから検証しようと。

現象作業に至るまでのわずかな時間だが、猪爪家の家族の関係も少し触れられるような描き方。

はると花江の気まずさは家族全体に伝播しているのかも。

この関係を正常な朗らかなものにしてくれるのが寅子の存在。

寅子こそが猪爪家のエンジンかもしれない。

女子部の生徒たちが集まって、実際にまんじゅうを作ってみることに。

ちょっとした料理教室のようなもの。

猪爪家の検証で見えてきたこと

はると花江の協力を得ながら😅

花江の味付けに砂糖をもう少しとはる。

このやりとりはお約束。

まんじゅうを作りながら仲間たちはそれぞれに会話を始める。

ここで様々なことがわかってくる。

なぜ手作り饅頭を丁寧に作ることになったのか。

そこには男の勘違いの気持ちが現れていると。

手作り饅頭を作って玄関に置いておけば、男は別れを宣告した女がまだ自分に気があると錯覚する。

それを食べれば作戦成功ということに。

寅子が異を唱えるがよねが論に正当性があると主張。

務めるカフェにやってくる男たちはほぼそんなようなものだと。

確かに男は勘違いで成り立っているような生き物。

女性関係に関しては特に勘違いで進んでいる場合が多いような気が。

うまくいくこともあればそうでないことも多々あるわけで。

うまくいった場合の世の中が現状なのかなと勝手に想像したりもする。

しかし、試食をしてみて舌つづみを打っている最中にわかった事実。

人を殺すために必要な毒物はどうやら80匁必要らしい。

これは現在の単位に換算すると300gほど。

とてもじゃないが、まんじゅう1個に収まりきるような量ではない。

そこで新たな考察が。

本当は殺意などなかったのではないか。

それとは逆に知らなかったので殺せると思ったのかも。

様々な意見が出た後でよねは無知な女が起こした事件だとひとくくりにまとめようとする。

涼子の告白

実はみんなに黙っていたことがある😓

やりとりを聞いていた涼子が衝撃の発言をしていた。

実は学長が今回の劇を作るにあたって事実関係を改ざんしていることが発覚。

犯人とされた女給は実際は女医。

毒物は除草剤ではなくチフス菌。

さらには犯人と被害者はあらかじめ結婚の約束があって、

婚姻予約不履行が認められ損害賠償7000円を支払っていることも。

なるほど、隠された事実の方が間違いなく信憑性がある。

無知な女たちを騙すためにわかりやすい設定に改善していたとのこと。

よねでなくても怒りがこみ上げてくるのはよくわかる。

さて、明日この物語に決着が。

虎に翼 よねの問わず語り

今日のエピソードの中心に据えられていたのは山田よね。

彼女が法律家を目指そうと決意するに至った詳しいいきさつが語られる。

昭和初期のこの頃、地方の農村では貧しい農家では女性の身売りなども横行していたようだ。

一言で言うなら、よねは自分の姉の身の上に起こった身売りが自分にも降りかかると判断。

何を意味するのか理解していた彼女は家を飛び出し、東京まで流れることに。

そして、女を捨てた

言葉は簡単だがよねの決意はあまりに重い。

さて、描かれた物語では昨日の続きからで女子部の法廷劇が中止になったところから始まる。

描かれたのはヤジを飛ばした学生たちと大乱闘が勃発したところから。。

穂高博士の怒号で劇は中止。

惨憺たる結果で、女子部新入生勧誘の大学の目論見は大きく外れることに。

この時の事件で突き飛ばされたよねは足に怪我をする。

彼女を住んでいる所まで送り届けた仲間の生徒たち。

の物語に時々登場していた上野の町裏のとあるカフェ。

彼女はそこでボーイとして住み込みで働いている。

そこで聞かされたよねの生い立ちに生徒たちは絶句。

壮絶極まりないものだった。

なぜ法律を学ばなければならないのか、それは一言で言うなら弱者を守るため。

さらには弱いものを虐げた連中を厳しく罰するため

よねの決意は驚くほどわかりやすい。

今週のエピソードは今日が中間地点。

この流れで果たしてどんな結末が用意されているのだろうか。

雨の中よねを送り届ける

目次

法廷劇中止

バンカラ学生たち とても法律を学んでいるとは思えない🙂‍↕️

ヤジを飛ばしている学生たちのレベルの低いこと。

少なくとも法律を学んでいるんだったらもう少し上品さがあったっておかしくはないが。

そこは物語なので、いかにも悪者そうに描く必要があったんだろうね。

そして女子生徒たちを侮辱する言葉も悪意に満ちていたと思う。

物語の中では、よねが男子学生たちに詰め寄る様子が描かれていた。

そして突き飛ばされて怪我。

それに激怒した寅子が男子学生めがけて突進。

反撃したつもりだったが、相手がなんと同居人の優三君。

ついに法廷劇は収拾不能な状態に。

物語の流れはわかりやすくて、全体としてもスジが通っている。

私が抱いている違和感はバンカラ学生たちのあまりの質の悪さ。

法律を学んでいるようには見えないのがなかなか納得しにくいところ。

もしけなすにしてももう少しやりようがあるだろうと思う。

チンピラやヤクザとは訳が違うので。

結局2階で見ていた穂高博士の怒号で劇は中止。

おまえの顔覚えたからな😡

本当は女子学生獲得のための行事だったはず。

大混乱に陥ったお客さんたちは、早々に逃げていってしまうことに。

大学の判断

女子学生を処分🤜🏿

さすがに思惑の外れた大学は、女生徒たちに処分を下すことになった。

実はその時のいきさつも語られてはいたが、どんな処分になるかははっきりとは描かれていない。

よねは自分が悪いから処分は1人で受けると言い切る。

それに対して、涼子は連帯責任を訴えた。

この2人は、史実ではとても仲良しな2人になっているようだ。

1人は貧しい農家の2女

もう1人は華族ご令嬢

生まれも育ちも全く違う2人だが法律家を目指す熱意と向学心に燃える胸の内は共通するところもたくさん。

周りにいる仲間たちも、そんな2人と同意見な様子で学長たちをそっちのけでみんなで話し合ってしまう。

処分もクソもないと思うけどね。

よねの問わず語り

姉のために取り返したお金がよねの学費に

怪我をしているよねを送ってきた寅子たち。

ついた先は上野の場末のカフェ。

よねは住み込みで働いているとの事。

そこでよねに秘められた男装の理由を知ることになる。

この辺の物語の設定はとても丁寧でわかりやすい。

貧しい農家の2女だったよねは姉と2人で、朝から晩まで身を粉にして働いていた。

そんな中15歳になった姉は女郎屋に売り飛ばされる

そしてよね本人も15歳になる前に売り飛ばされることが決定

よねは何をさせられるのかよく理解していたので、髪を切り実家を飛び出すことになった。

そしてたどり着いた先が現在の働き先。

そこでボーイとして働きながら、女郎屋に売られた姉が置き屋に不当に搾取されていることを知ることに。

その時、声をかけてくれたのが胡散臭そうな弁護士。

彼はよねの代わりに置き屋から姉が本来受け取るべきお金を取り返してくれた。

物語の中では詳しくは描かれていないが、よねはこの弁護士とのやり取りで女として扱われた可能性が。

よねにとってはこれ以上ないくらいの屈辱だったに違いない。

取り戻したお金は大学で法律を勉強するための学費に化けることに。

よねの心にシミ付いているのは憎しみそのもの。

弱者から搾取する悪人をどうすれば罰することができるのか。

その一念こそが勉強に駆り立てる原動力。

そして彼女のセリフの後に必ず添えられる言葉が

「あんた方と私は違う」

よねの孤独がひしひしと伝わる。

本当は同世代の仲間がいたって全然おかしくは無い。

明るく笑って暮らせるならそのほうがいいに決まってる。

しかし、幸せな自分は許されないと受け止めるよね

怒りとか憎しみの本質は簡単に割り切れるものではない。

当時のご時世

よねの仕事場 歓楽街

よねの問わず語りを聞いた仲間たち。

この時代、東京では様々な歓楽街が乱立していたね。

物語で描かれた近所 上野広小路付近

上野や浅草新宿などでもその名はしっかり残っているものと。

需要と供給で様々な仕事が決定するが、この手の商売は未来永劫なくならないと思う。

人間の最も古い領域での欲望だと思うので。

虎に翼 大荒れの法廷劇

先週の予告編でもあった通り、大学側が女子部の新入生獲得のために催した法廷劇。

準備段階からそれぞれのメンバーのいろんな思惑が交錯しつつ、波乱の幕開けとなった。

準備のために全力でがんばってきた寅子。

寅子は準備以外でも様々な気苦労があってなかなか気持ちの休まる時がない。

何よりも昨日の様子から義姉の花江が明らかにご機嫌斜め

エピソードの中には新たな登場人物も。

特に櫻川涼子の家からは執事なる人物も。

そして櫻川家の事情も物語の中で詳しく語られることに。

家とのことで明らかに普通の家庭とは格式が違いそうな。

さらには櫻川家の家族がどんな気持ちで家族として振る舞っているのか、時代背景から家の存続がどれほど大切なことなのか身に沁みている。

今ならほとんど考えられないことだが。

最近ではあまりメジャーではなくなったが、家に男子がいない場合は婿養子をとってその家系を存続させる。

まるで江戸時代の幕府と藩政のやりとりを見ているような。

さらには山田よねのダメ出しは痛烈極まりなく法廷劇のメンバーたちにも容赦ない。

そして本気度を力説するよねにして寅子はいつもの通り口答えを。

迎えた法廷劇の本番。

大勢の観客を前に始まった劇だが、こちらもお約束で横槍が入る。

このドラマには、まるで似つかわしくないバンカラ学生。

ゲスなやじ!

最初は辛抱していた寅子たち。

しかし、ついにメンバーたちは辛抱の糸が切れる。

女子部の役者勢揃い😅

目次

気もそぞろな準備作業

オフショット カメラチェックの様子本当は険悪な雰囲気のシーン

このシーンでの花江の存在は周りの人たち全員とって気まずいもの。

お手伝いさんと間違えてしまったのは致命的なミス。

彼女は寅子の幼なじみでしかも兄嫁なので義姉ということに。

衣装を変えているだけだけどね😅

花江は猪爪家の嫁としての務めはもちろん果たしているが、なんといってもほぼお手伝いさん状態なので鋭い指摘が図星ということで、別な意味でうろたえてしまう。

夢いっぱいの新婚生活のはずだった😓

やはり夢と現実は違うということで。

さらには猪爪家の母親はるにとっても嫁の花江は扱いに困る存在

結局いろんなことを教えるように見えても実際はお手伝いさんとして働かせているような。

嫁姑と言えばそれまでだがこの家庭は親夫婦と子供夫婦が同居しているからね。

これだけの大家族を穏便にうまく運営するのは私的には神業だと思うけど。

櫻川涼子の抱える悩み

結婚から逃れるために法律を学び始めた😓

由緒ある華族櫻川男爵家。

し、ここ3代にわたって男子の誕生に恵まれず養子を受け入れていたらしい。

奥さんが1番強い😤

もちろん旦那さんもいる。

女の子しか生まれなかったからね🙂‍↕️

しかし婿なので、要するにサザエさんのマスオさんと同じ。

家の実権は奥さんがしっかり握っている。

そして彼らの娘に対する希望はひたすら良い結婚をして跡取りを設けること

もし万が一子供が生まれなかった日には、家が取りつぶされるなんて可能性もなきにしもあらず。

涼子はそんな生き方が嫌で法律を勉強するように。

理由はともあれ頭脳明晰成績優秀 法律を勉強するのにふさわしい

そろそろ20歳も超えてきているので、本来なら結婚するぐらいでも何ら不思議は無い。

涼子にしてみれば、そんな規定路線で生きていくのはまっぴら御免ってところだろうか。

山田よねの怒り💢

脚本が気に入らない あんたらとは本気度が違う😡

よねは大学側が主導した脚本に初めから信憑性がないと断罪。

確かにこの当時、婚約不履行を訴えても裁判で勝訴する可能性は皆無だったようだ。

とにかく女性の人権があまりに低い。

大抵の事は男の一存で決まる世の中なので、女の側に立った物事は行われないのが当たり前。

出来上がった台本はあまりにも現実離れした玉虫色のもの。

無駄に時間を浪費していると、痛烈に批判。

脚本を書き直せ!

しかしこれは大学側の意向で作られたもの。

催し物としては面白いかもしれないが、少なくとも現実の裁判を全く反映していないのも事実。

よねは本気で世の中を変えようとしていると鼻息も荒い。

あんた方とは本気度が違う。

寅子がすかさず反論。

本気度なんて目に見えないから計りようがない。

そんなもので序列をつけること自体おかしい。

とにかく今は与えられた役割をしっかりこなす。

舞台を前にしてそれぞれの思惑は行き違いすれ違いながらも当日を迎えることになる。

法廷劇上演危うし

とんでもないヤジの嵐😱

確かにヤジを飛ばしている学生たちの質の悪さは物語を見ていてもよく伝わってくる。

違和感を感じるのはヤジを飛ばす学生たちも法律を学んでいるはずだということ。

法律を学ぶものがあんなに下品な振る舞いをするだろうかというのが最大の疑問点。

腹の中で思っていても、簡単に口出ししたりはしないと思うけどなぁ。

そこは物語なので法廷劇がを中断させられるほどひどいヤジが飛び交う。

舞台から客席まで怒りに震えて詰め寄るよね。

彼女が突き飛ばされて怪我をしてしまう。

そして、ついに寅子がキレる💢

虎に翼 女子部存続の危機

3週目となった物語は昭和8年春の設定

物語のスピードはてきぱき感に溢れている。

寅子は女子部の2年生に。

ここで物語は女子部の内情について詳しく説明。

入学時60名いた寅子の同級生は20名に減少。

3クラスあった教室は1クラスに併合。

さらには先輩たちの1期生は久保田と中山だけに。

ちなみにこの年の女子部は42名入学に対し既に10名が中退とのこと。

32名のみということに。

大学内で女子部存続の危機が叫ばれ始めた。

このままでは女子部は廃止される可能性も。

大学は苦肉の策として女子部啓蒙のための法廷劇を女子生徒たちだけでやらせようと言うことに。

2年生に華族令嬢櫻川涼子がいることで学校の宣伝材料にもなる

法廷劇の台本は学長が主導し、涼子が書くことになった。

できた台本は“毒饅頭殺人事件”

実際にあった事例をもとに学長が手を加え涼子がこしらえる。

無事に出来上がった台本は寅子の奮闘努力や周りの協力もあって練習にも熱が入り、寅子の自宅で衣装を作ることに。

事件はそこで起こる。

寅子たちにお茶を運んできた花江に、

こともあろうに崔香淑が勘違いしてお手伝いさんと呼んでしまう

物語がうまくできているなと思うのは、実際の殺人事件の様子を登場人物だけで仮に作って見せたこと。

さらには猪爪家の嫁姑の様子や能天気な寅子の様子。

そして寅子の女性特有の健康状態にも話題が及ぶ。

物語の展開は奥行きと同時に周りの状況説明もたくみに絡み合わせながら、法律家を目指す女性たちのこれからが描かれる。

女子部の現状報告

目次

女子部の現状

寅子は後輩の指導その他で忙しい

人数がどんどん減っていくのはそれなりに勉強が厳しかったからだろうと推察。

ほとんど先生の講義を聞くことに終始していたように思うが、レポートの提出とか様々な点で厳しい条件があったのかもと思う。

1期生は久保田と中山のみが在籍

2人だけと言うのも大変なことだと思うよね。

寅子たちが20名。

生徒たちも危機感を抱いていたが、それ以上に事態を深刻に受け止めていたのは、大学の運営側。

このままでは女子部を廃止するしかなくなるとさえ考えたようだ。

時代を先駆けての試みなので、最初は困難が伴うのは当然すぎる。

学校の環境も女性用に作られていなかったのが大きな原因にも。

特に女性用のトイレは休み時間に行列ができるほどの大渋滞。

絶対数が足りないのや、また環境も劣悪だったんだろうと考える。

様々な理由があって、“とてもこんなところで勉強は続けられないと考えた生徒”がたくさんいたのは理解できる。

大学は多分“掛け声”だけだったんだろうね。

細部に至るまできちんと考察したわけではない。

それが先へ進むほどにボロが出るって感じ。

明律大学の焦り

大学はなりふり構わず姑息な手段を😓

このままでは女子部が廃止になってしまう。

一計を案じて打ち出した方法が、女子生徒獲得のためのイベント。

それは女性徒達だけによる法廷劇を上演して世の中の女性にアピールすること。

これだけ女性が活躍しているというアピールはきっと生徒獲得の一助になるのでは。

大学は学長自らが法廷劇の題材を選出。

それは毒饅頭殺人事件

ドラマの中で語られていたのは、登場人物たち配役による寸劇として描かれていた。

説明としてはかなりわかりやすかったかも。

よねも法廷劇に参加

物語の流れで言えば、よねがこんなことに参加することは普通ありえない。

しかし彼女に至ってまでも、女子部の廃止は危機的な状況として受け止められていた。

自分も何かやらなければ勉強の場がなくなってしまう。

それぐらいの危機感があったのかも。

法廷劇上演を目指して

寅子は忙しい プールの後で様々な判例も調べる

寅子は法廷劇上演の裏方として忙しく働いていた。

大学側の思惑としては櫻川涼子を出演させることで、大勢の人の注目を集めたい。

その事はよく理解できていたメンバーたち。

やるべき事は多い。

通常の稽古に加えて衣装や法廷での舞台作り。

細々したものを上げていけばキリがない。

そんな中寅子の自宅で衣装を作ることに。

涼子がやってくることで、近所でもちょっとしたイベント扱い。

涼子の普段の生活から見ると、寅子の日常は興味津々であちこち珍しいものばかり。

物語の設定で同級生の1人が花江をお手伝いさんと勘違いする事件が発生。

全員が唖然とする中で、花江はその場を取り繕うがさすがに事態としてはかなりまずい

花江は猪爪家の嫁として日々奮闘してる。

寅子の弁解にも耳を貸そうとしない。

猪爪家の家族たち

寅ちゃんにはお嫁に来た女の子の気持ちはわからない😤

物語では、この辺の描き方が驚くほど上手。

花江の屈辱感を表した内容が、実は母親のはるにまる聞こえ。

家の事は私がやるから花江さんは寅子を手伝ってあげて😓

今日の物語はこの後寅子をに睨みつける花江の様子で終了。

花江の面目丸つぶれ

物語の中で描かれていた寅子の女性特有の婦人科系の症状。

要するに生理痛が重いんだよね。

今で言うところの軽い子宮内膜症なのかなと。

生理期間中は動くこともままならない場合が多いと聞く。

調べてみると、この当時の女性の生理用品等は大正時代発売のものが多かったような。

こんな感じのものを使っていたのかな?

多分男の側から見るとほとんど詳しく知る事は無い。

ただし、病状の苦しい状況は知り合いにそんな人がいた関係で私もよくわかる。

痛み止めがほとんど効かなくなって座薬に頼るしかなくなる。

それでもいまひとつな時は生理を止める方法も取られる場合が。

寅子は自分自身の健康不安も乗り越えながらひたすら役目を果たそうと努力。

虎に翼1週間振り返り 進むべきはこの道

この朝ドラの物語の方向が明確になった1週間。

お嬢様育ちの寅子はお見合いするのが嫌で、逃げ道として法律を学ぶことを選んだ。

明律大学女子部法科の2期生として入学した寅子には大勢の仲間ができることになる。

しかしそこは驚くほどの茨の道。

寅子をして言わしめる地獄の道

内訳は1期生が現在7名

寅子たち2期生が60名

1期生は実は80名入学したが、1年後残ったのは7名とのこと。

どうやら先へあるけど進む事はとりわけ厳しいような。

女子部は1期生が一班と2期生3班で構成。

寅子のグループは取り分け扱いが難しい人たちの集まりと思われた。

特に

山田よね

櫻川涼子

猪爪寅子

この3人が、付き合いにくいことで周りから距離を置かれているような。

ある時、よねの気難しさから彼女と共に裁判を傍聴することになった寅子。

結婚に関わる物品返還請求が裁判の趣旨になるが、夫側妻側では明らかに妻側の方に理があると思われた。

しかし、この時代の民法では結婚した女性は、無能力者として法律的には何の権限も持たない。

結婚すれば、妻の持ち物や人格すらも夫の所有物とされる。

妻から嫁入り道具の返還請求がなされたが、法律的には勝ち目のない訴訟と思われた。

裁判を傍聴した結果、女子部の生徒たちで裁判の判決について考察することに。

ほぼすべての意見が変換請求は却下との事。

寅子1人だけが裁判長の心証で勝訴のわずかな可能性に期待したい。

さて、1週間の目玉となる判決は昨日明らかになったばかり。

オフショット 撮影を離れればこんなもの😅

目次

明律大学女子部法科

裁判所にて よねと寅子は案外よく似てる

大学に入学するいきさつが先週のエピソードで詳しく語られたが、ほとんどまぐれのようなもの。

学校での勉強は法律の説明によるものがほぼ全て。

退屈なことこの上もなし。

憲法 民法 刑法 商法 刑事訴訟法 民事訴訟法

これらを合わせて六法と呼ぶ。

そして、物語の流れの中でいくつかわかってきた事は、これらの法律の解釈にはどうやら正解と呼べるものはないらしい。

事案に応じた解釈がその都度求められるので、一概に決めつけることにはならないとされる。

山田よねと仲良しグループ

よねはいつも1人 でも寅子だけはしつこく食い下がる

常に男装で過ごしている山田よね。

物語の中で彼女は常に気難しく周りのものに対しても辛辣。

誰もが彼女にはあまり近寄りたがらない。

よねに傍若無人に近づいていくのは寅子1人だけ。

相容れない2人だったが、物語の中ではどうやら似たもの同士。

よねと寅子の法律家を目指す気持ちは他の生徒たちを超えるようにも感じる。

才能溢れる涼子とは違って他の学生たちは、法学の勉強に片手間に取り組んでもモノはならない。

全力投球が求められた。

よねの法律への思い入れは並々ならないものがある。

いつも不機嫌なよねの跡をつけた寅子。

そこには裁判を傍聴する彼女の姿が。

法律の勉強はどんなものでもそうだが、具体例があるとなしでは結果が大きく異なってくるものと思う。

男装には理由がありそう

寅子のチームは様々なメンバーの寄せ集めだが、少しずつみんな同じ方向を向くような感じで描かれる。

みんなで弁当を食べ合う仲

それぞれに思うところあって勉強に励んでいる。

しかしここにいるメンバー全員が弁護士になれるわけではない。

あ裁判傍聴

穂高博士以下 大勢の女性徒たちが傍聴

よねと寅子はとある裁判を傍聴。

妻の離婚申し立てが認められながら夫は控訴して離婚しようとしない。

そんな中妻側から起こされた嫁入り道具の返還請求。

法律的には夫の側に返還義務は無い。

物語の方向性を決める大切な案件になる。

授業で事情を発表した寅子の説明を受けて穂高博士は全員で判決について考察するように宿題を。

なかなか答えは出にくくさらに勝ち目のない訴訟ということで、全員の意見は申し立て却下の意見がほとんど。

穂高博士の提案で実際の裁判を傍聴することに。

普段この手の民事訴訟では、傍聴人は誰もいない場合が多いと聞く。

しかし今回ばかりは女子部法科の生徒がたくさん。

これからの判決に大いに注目が集まる。

判決から見えてくる物語の方向

法律を守る事の意味

裁判長の判決は、常識的に見ても思いがけないもの。

妻側の言い分を全面的に認めていた。

さらに秀逸だったのは、法定内にいる人の全てに判決の趣旨をきちんと説明したこと。

実は物語全体を通しても法律に関わる者の姿勢として大切な心得が説かれていたように思う。

与えられた権利を濫用したり悪用したりする事は許されない。

夫はいたずらに妻を苦しめるためだけの目的で権利を主張しようとしていた。

妻に殴りかかろうとする夫との間に割って入る寅子

法律は正義をどのように定義するかが本質だろう。

今回物語で語られたエピソードは明らかに夫の側に正義はなかったよね。

そのことに対して激しく怒るよね

弱者をしっかり守り盾になろうとする寅子

よねも寅子も法律と向かい合う姿勢にいささかの迷いもない。

2人の立ち位置や視点は若干の差こそあれ、それぞれ似たもの同士。

これからが楽しみになってくる。

さて、来週はそれぞれのメンバーたちのさらに奥深い面が描かれるような。

虎に翼 判決の裏側

いよいよ待ちに待った見解が、判決の形で言い渡された。

正直言ってこんなにストレートに妻側の言い分を受け入れる判決が物語の中で語られるとは!

判決の主文は妻の全面勝訴

夫は妻の言い分に基づいて嫁入り道具の指定された物品を全て返却しなければならないと。

そして物語の流れでは、穂高博士が連れて来た女子部法科のメンバーのために判決理由について詳しく解説。

夫側の言い分は、法律を盾にいたずらに妻を苦しめるためだけのもの。

本来、法律は平和な家庭を築くために制定されたもの。

悪用 濫用は許さない!

なるほど明快にして理路整然としている。

今日はその後を受けての物語の流れが秀逸に描かれていた。

感心したのは主人公寅子のキャラクターとその設定。

法律家を目指す女性たちの集まりだから、当然優秀な生徒たちばかりだがその中でも取り分け優れているなと感じる3人。

1人は今週話題の中心に登っていた山田よね

そして華族ご令嬢櫻川涼子

最後に理屈の塊みたいな猪爪寅子

気になって、この物語のモデルを調べてみたところ、やはりしっかり存在していた。

主人公の寅子のモデル三淵嘉子さんが日本初の女性弁護士になったのは彼女1人だけと勘違いしていた人も多かったのでは?

最初に司法試験に合格して弁護士になったのはどうやらこの3名。

日本初の女性弁護士は3人同時に誕生した。

そして3人ともとても仲良しだったこと。

特によねと涼子のモデルがとりわけ仲良しだったと伝わる

裁判長の願ってもない素晴らしい判決を受けた後の物語は、これから先のストーリーがより興味深いものなことが明らかに。

裁判所にてオフショット よねだけポツン🤣

目次

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判決

画期的な判断😳👏

正直なところこれだけ画期的な判決が出るとは誰も思わなかったと思う。

判決に対しては裁判長の心証が大きくものを言ったんだろう。

寅子が最後の望みとして託した民法の規定

物語の中では、この後わめき散らして暴れ回る夫の様子も描かれていた。

普通騒げば退廷させられるとは思うけど、物語の中では特に警備員が取り押さえることもなくその後の裁判長の説明をおとなしく聞くような形に。

傍聴席

明律大学女子部法科の生徒たち

普通、このような裁判の判決読み上げの時は裁判長が最後にコメントを残すように描かれる。

大抵は犯罪を犯したものに対してきちんと罪を償うように促すような内容で記憶に残る。

今回は夫側の非道なやり口に対して詳しい説明が。

夫婦の平和を維持するために協力しあわなければならないところ、破綻させたのは夫側に責任が。

そして離婚訴訟が妻側の勝訴になっているにもかかわらず、夫が控訴していること。

今回の物品返還請求に対しても、いたずらに妻を傷つけ自分の権利を濫用していることに他ならないと断定。

法律を盾に自分の利益のみ追求して、他人の不幸にいささかの計らいもない。

裁判長は、夫側の非道な行い、考え方に対して厳しく断罪したものと言える。

傍聴席で聞いていた女性徒たちは、心温まる判決に皆安堵する。

ただし、物語的にはここですべての設定が完了したわけではない。

よねは夫が全く反省していないことに言及。

みんなが安心している様子に“甘い❗️”と一言

夫は明らかに妻を苦しめた。

そのことへの反省と謝罪が全くない。

この夫は、これからも他の女性に対して同じ行為を繰り返すはず。

それを防ぐ手立てまでを考えて、初めて判決の本当の意味が証明される。

これは、法改正も含めて裁判だけではなかなか対応しきれない部分だろうかとも思う。

やりとりの中でよねの法律に対する解釈が詳しく述べられた。

法律は悪人に対して断罪し処罰する武器。

寅子は反論する。

法律は弱い立場の人を守るために傘になり盾になり毛布のようなものと語った。

2人の法律に対する解釈がくっきり分かれたような。

原告と被告

判決にも全く反省しない夫😡

夫は裁判に勝った妻に対して暴言を吐いていたね。

お前だけ幸せになる事は絶対に許さない!

絶対に離婚しない

苦しめ続けてやる!

物語だからデフォルメしてるのはあるけどとんでもない悪党だよね。

ちなみに再放送でやっている「ちゅらさん」のあの和也くんのなれの果てだとは到底思えないよね。

病気で若くして亡くなった和也くん

現在お昼の12時半から再放送中 左端の彼が和也くん

現在は37歳位になっていると思う。

結婚して子供もいるとの事 時間が経つとこんな姿に

この時夫は妻に殴りかかろうとして寅子に遮られる。

そして殴りかかりそうになったところを寅子の反撃で引き下がった。

この時のよねの反応がすごかった。

殴らせてやればよかった!

そうすれば障害罪で現行犯逮捕。

我々全員が証人になる。

なるほど法律に対する受け止め方考え方がまるで違う。

ほんわかしたぼんやりしたものとは捉えていない。

あくまでも1つの武器としてどう利用するかを常に考えているような。

女子部法科の仲間たち

オフショット 役柄とは😊まるで違う表情

寅子はよねのことを自分とは全く違うと認めつつも同じ法律を目指す仲間として認めていた。

そしてよねの物事をはっきり言い切る姿。

さらには弱い人のために涙を流すほど怒ることができる真心。

よねはかっこよくて大好きだと。

来週の予告編も公開されたが、よねの生活の様子が少し明らかになっていたね。

彼女はカフェでボーイとして働いていた。

男装はその為もあったのかもしれない。

そして物語はいよいよ人間関係の複雑な谷間に突入。

虎に翼 妙案を求めて

物語の方向性がはっきりしてきた虎に翼

昨日の放送で裁判の傍聴の様子が描かれ、さらにそれを学校に持ち帰ったことで穂高博士から授業の提案をもらえることに。

当時の時代背景を考えれば、結婚した場合妻の財産人格など全て夫に帰属する形になる。

妻は法的に無能力者と規定されるが、この言葉のチョイスはかなりなインパクトを持っているのでは。

もちろん結婚した女性が何の能力も持たないという意味ではなく、夫の附属物として法律的に主張できるものは何もないという意味。

学校で、寅子は裁判傍聴の経緯を詳しく説明。

難しい案件なだけに、博士の答えも歯切れが悪い。

法廷に正解は無い

要するにその時の状況で如何様にも変化するのが判決例ということ。

裁判では検事や弁護士など様々な人たちの発言が大きく影響。

穂高博士は寅子の意見に対しみんなで妙案はないかと逆に問題提起。

寅子たち生徒は1つの判例をめぐってみんなで議論し、思案し合うことに。

とりわけ乗り気で全力投球していたのは寅子。

与えられた1週間の間に、それぞれが裁判事例に真剣に向き合うことになった。

物語を見ていて憎まれ役だったよねが周りの生徒達と交流することができている。

女性の立場で考えたなら、彼女たち皆が人ごととは思えなかったのでは?

結論に至るまでの1連の流れが今日の物語。

誰もが知りたい物語の結末は明日に持ち越された。

登場人物全員でオフショット ニコニコしている☺️

目次

穂高博士の提案

みんなで裁判を傍聴しに行こう😊

この物語の始まりは、女性の法律家への道を開くための法案が先送りにされたことに対する博士の生徒たちへの励まし。

法律家を目指す女性たちががっかりしないように背中を押してあげるのが目的だった。

寅子から出された裁判の判例は現行の法律の解釈ではかなり厳しい。

何の変哲もない民事訴訟の訴えでしかも法律上は夫に所有権があるので、妻側の訴えはほぼ却下されることが予想された。

しかし、前回の傍聴をした寅子は、妻の言い分にこそ正当性があるものと。

与えられた条件の中でどうすれば良いか、穂高博士は女性徒達みんなに問いかける。

みんなの意見を聞いてみたい。

博士sは、人が生きていく上でどのように法律を解釈していくべきかそれぞれ自分の問題として考えることが最上と思ったようだ。

生徒たちの思案

やっぱり取り戻すのは難しいと思う😓

生徒たち全員に出された課題は、明らかに法律の解釈の枠を超えたもの。

妻が離婚調停では勝訴したもののかつての自分の持ち物を返してほしいとの訴え。

しかし離婚調停は夫側が控訴していることで、離婚が成立しているわけではない

つまり未だに夫婦のままなわけで、返還請求そのものが無効とされる可能性大。

生徒たちは誰もが皆頭を悩ませ、自分の問題として考えようとしたが簡単に妙案が浮かぶはずもない。

過去の判例から学ぼうということで、みんなで甘味処にて相談

みんなが食べていたあんみつ😋😍

学校の図書館で話せば資料もたくさんあって良さそうだが、大声は出せない決まり。

確かに図書館は学校だろうが他の場所だろうが、基本声を出すこともはばかられる場合がほとんど。

場所を変えた事は賢明な判断だけど、ここで面白いなと思ったのはこのグループはどちらかと言えば話しにくい人たちの集まりのような感じ。

にもかかわらず1番みんなから煙たがられているよねも含めて数名が参加していること。

よねが席を別にしてもきちんとみんなと向き合っている。

櫻川涼子の付き人玉さんがよねと向かい合わせ😅

どうしてもみんな妻側の言い分が受け入れられるか却下されるかの議論に終始するしかない。

法律上却下されて、当然の内容だからどんなに議論をしても厳しいものがあるんじゃなかろうか。

裁判傍聴は大勢で

大勢さん ご一行🤣

普通このレベルの民事裁判では傍聴人がいない場合だって多いのだろう。

しかし、今回は教材として取り上げられた案件なので、生徒の主だったメンバーが参加。

1期生の久保田 中川も同席。

やっぱりこの2人も来るよね😅

女子部法科全員で考える授業となった。

判決の行方を考察

法律の壁が立ちはだかる😰

裁判所ではいつもならありえないはずの傍聴席が大勢の女性たちで埋め尽くされている。

裁判長も驚きを隠せない。

裁判長もびっくりの傍聴席

物語を見ていてわかったけれど、この裁判長と穂高博士は知り合いの様子だった。

同じ法律家同士それぞれ面識があるんだろうと推察。

田中裁判長は今開いている裁判が明律大学女子部法科の授業の材料になっている事まではご存じないようだ。

さて、裁判所の判断が出るところで物語は終了してしまう。

裁判長は、法律の番人のような存在。

妻側の訴えを受け入れるとは到底思えない。

そうすれば判決は目に見えているのではと思っちゃうけど。

実は物語のこの作りを見ていて、ふと浮かんだ昔読んだ物語がある。

それは「ベニスの商人」

シェイクスピアの戯曲として伝わるがユダヤの高利貸しから金を借りた若者が事情があってお金を返すことができなくなってしまった。

金の貸し借りの取り決めの中で、返せない場合は、若者の肉1ポンドであがなえと。

契約なので動かしがたい事実ではあるが、その時の裁判官が肉1ポンドを切り取る事は許すが血を流しても良いとは決められていないので、一滴の血も流してはならぬと言い切った。

おそらくこんなエピソードに近いことが「虎に翼」でも描かれるような気がする。

裁判で訴えられている夫東田は物語の中ではかなりの悪者に描かれている。

その彼の絶対有利な状況で裁判は進むことに。

そこをひっくり返して誰もが納得できる妙案が明日描かれるのではと推察する。

虎に翼 恐るべき現実

物語は今週3日目にして展開がいよいよはっきりしてきた。

昨日からの流れを受けて、よねの跡をつけた寅子はひょんなことから裁判の傍聴をすることに

それは民事の離婚訴訟に関わる裁判。

その中で明らかになる当時の時代背景。

戦前の日本社会では男女が結婚した場合、妻は夫の所有物になると規定されていた。

男女平等が当たり前に叫ばれる現在とは全く異なる。

夫は妻の持ち物全般を管理することになる。

そして妻は夫の所有物として法的には無能力者と規定

能力がないと言う意味ではなく、一切の権利を所有しないという意味。

この言葉だけ聞いても驚くほどの女性蔑視。

裁判の傍聴で寅子は世の中がいかに理不尽なことなのかを思い知らされる。

そして自宅に帰った後、鼻息も荒く家族に宣言する。

結婚は罠だ‼️

みんなわかっているのか?

寅子の怒りは頂点に💢

ドラマの流れがはっきり見えてきた結果、この後どんな流れになるのか。

翌日、女性の法律家誕生のための法案が先送りにされたことで気にした穂高博士は憔悴した生徒たちを励ますために、スピーチを。

事実にめげることなく勉学に励んでほしい。

博士の言葉に偽りは無い。

そんな中でいくつかの質問が。

本当に法案が成立するのかどうか?

さらには寅子が昨日の裁判傍聴を受けて、具体的な質問を。

返ってきた答えは、おおよそ明確性に欠けるものの。

しかし、女性法律家誕生のためには格好の教材になったかも。

法廷で傍聴する寅子とよね

目次

民事裁判傍聴

名前をきちんと記入して裁判を傍聴する

裁判の状況で時代背景などがよく理解できる。

物語で語られたのは離婚裁判で勝訴した妻の自分の嫁入り道具の返還請求について。

夫の暴力で右耳はほぼ聴力を失い右手もうまく曲がらない 傷跡も生々しい

妻の訴えに対して、夫側は離婚訴訟で敗訴したにもかかわらず、控訴請求していた。

つまり判決を認めずに、いたずらに裁判を長引かそうとするようにも見える。

夫東田 再放送の朝ドラちゅらさんで病弱な和也君を演じていたのが彼

裁判の様子がよくわかる設定。

弁護側が必死で訴えたことに対し、神経を逆撫でするような反対尋問。

ここでの物語の見所は傍聴してる寅子の反応

彼女は湧き上がる怒りを抑えきれない。

さすがに裁判中のやり取りに口出しするところまではいかなかったが、体から怒りがふつふつとほとばしるような。

民法の規定

妻の所有物は夫のものになるんだよね😓

昭和初期の民法では妻は夫の所有物として規定されているようだ。

男女平等の現在では考えられないような女性蔑視が当たり前だった時代。

女性は結婚することによって自分の所有物ばかりか自由も全て搾取され、奴隷のような生活に甘んじるることになる。

“結婚は罠だ”と言い切った寅子の激しい感情は彼女のこれからを暗示するかのよう。

物語を見ていて寅子のポリシーがどこにあるかがはっきりと示されるように。

彼女なりの幸せは、自分自身が自由にのびのびと生きていけること。

少なくともこの時代の法律は真逆の設定になっているのでは。

寅子の怒り💢

ヒドい😰😤😡 思わず声が出ちゃう寅子

傍聴することで多くを学ぶ寅子。

現実の法律に激しい怒りを覚え、女性蔑視がここまでひどいのかと思い知らされる。

実はここでもこの物語でとても大切なことが描かれている。

それは教室の中でも1人浮いている山田よねと全く同じ反応をしている寅子。

よねは現実の様々な症例を見るにつけ、自分が抱いた怒りを決して忘れないために裁判の傍聴に来ているのだと宣言。

つまり彼女も女性の自由を奪い、さらには女性を侮辱する風潮に激しい怒りを抱いていた。

怒りを忘れないために裁判を傍聴するなんて凄まじいモチベーション。

教室で誰とも仲良くなれないと思っていたよねだが、どうやら寅子とは似たもの同士のような気がする。

よねが法律を受け入れるしかないと思っているのに対して、寅子はどうすれば上手に解釈することで問題解決の道がないか探ろうとする。

法律によってはジタバタするだけにしか見えないかもしれないが、理不尽な事はそのまま見逃せば、いつまでも改まることなくまかり通ることに。

現在巷で話題の政治資金の問題も誰かが声を上げて騒ぎ立てなければ、いつまでもそのまま継続されることではなかろうか。

穂高博士の提案

君たちが学校を卒業するまでに必ず法改正は成される

法律の改正が遅れ続けることで、さすがに生徒たちにも動揺や不安が広がる。

法改正が20年後30年後では話にならないとよね

必ず卒業までに何とかすると穂高博士。

そこで寅子から昨日の傍聴についての質問が。

今の法律では勝ち目のない裁判だが、何とかならないのかと。

そこで博士から提案が。

症例として、君たち自身が考えてごらん。

オフショット 先輩の保田と中川

どんなふうに裁判を続けるのが良いかは1期生も2期生も同じように考えるようだ。

果たして逃げ道があるのかどうか。

簡単なのは法改正してしまえば良いが現行の法律で落としどころを探すしかない。

博士の提案に1人鼻息の荒かったのは寅子。

彼女の持ち味がはっきり示されるのかもしれない。

虎に翼 女子部の厳しい現実

いよいよ始まった女子部での法律の勉強。

巷でよく言われる六法全書の六法の意味がこの番組で初めて理解できたお粗末な私。

憲法、民法、刑法、民事訴訟法 その他。

番組を見返せばわかることだけど、朝ドラを楽しむレベルでは少しずつ時間をかけて頭に入ってくるものだけを理解することで私はよしとする。

物語で語られたのは、入学式から1週間ほど経った頃の様子

女子部の2期生は、どうやら60人が入学したようだ。

それを3班に分けて寅子のグループには物語の中で特徴ある女子たちが在籍している。

注目すべきは華族ご令嬢の櫻川涼子

そしてご主人が裁判所判事の最高齢の女性、とりあえず下の名前だけで梅子さんとしとこう。

そして昨日も紹介したが、男装の麗人山田よね

他にも自学生の韓国人の女の子が1人 崔香淑(サイ コウシュク)

それぞれのキャラクターが織り成す物語。

このグループの中でも、とりわけ扱いにくいとされるメンバーが集まったような。

大抵男女のグループでは心の合いそうな人たちが、なんとなく群れる傾向に。

物語の中では、梅子が家庭の主婦らしく仲間の分まで弁当を作って持ってきてくれる。

面白いことに、意外と会話は弾まないようだ。

そんな中、女性の社会進出に関わる重要な法案が今期は成立しないことが噂話に。

昨日もあったが号泣する先輩中川

そういえば彼女は婚約破棄を言い渡されていたんだったっけ。

そしてお約束でよねが罵倒する。

著しく腹を立てたよねは、学校を出てどこかへ向かおうとしていた。

気になった寅子は彼女を尾行。

行き着いた先はなんと裁判所。

図らずもよねと一緒に裁判を傍聴することになった寅子。

物語の方向がどうやらチラリと見えてきた。

オフショット 敬愛する穂高博士と😊

目次

勉学に励む女子部の生徒たち

入学式の1コマ こうしてみると結構いっぱいいる

全体で何人の生徒がいるんだろうかと考えた時、1期生の残りは7名

寅子たち2期生は60名入学とあった。

決して多くは無い。

3クラスに分けるとのことで、1期生の7名と2期生の学生とでは当然勉強内容も違うと思うので全体では4クラスあるとの事。

先生の講義の様子も詳しく語られていた。

いろんな持ち味の先生がいると思うので、これからどんな風な描かれ方をするんだろうか。

彼女たちが目指すのは、将来的には弁護士、検事、裁判官のどれかに相当する

法服の襟の色で役割分担されているらしい。

白色が弁護士、紫色が検事、赤が裁判官らしいね。

この当時のシステムがいつ頃始まったのか正直なところよくわからない。

法律もこの時の憲法が大日本帝国憲法なので明治初期にできた最初の憲法と言うことになる。

勉強の様子も描かれていたが、居眠りする者が続出。

専門用語の羅列で全くなじみのない内容をただ聞いていても、身に入らないのはなんとなく納得。

しかし講義は死に物狂いで勉強して、その後どのように自分の中で消化していくかで勉強の進み具合がわかると言うもの。

大変な作業であることには違いない。

ご時世

前回のドラマブギウギに出てた鮫島そっくり🤣

雑誌記者と言うのは、少なくとも必ず紹介するもの側に立っているわけではなさそう。

今回も寅子が受けたインタビューの1部だけが切り取られて女子の法律家を目指す内容は懐疑的なしかも少し悪意のある描かれ方

前回の朝ドラブギウギに登場していた鮫島を思い出した。

要するに雑誌は売れてなんぼの話なので、誰もが面白おかしく読めるような記事に仕立てあげる。

この時代女性の法学部寝進出は世の中にはあまり歓迎されなかったようだね。

残念な噂

女性の社会進出の夢は今期は無しということで😓

この頃の日本政府は国の利益を優先させるため様々な策略を用いていた。

特に対外政策では、欧米諸国と互角に渡り合う必要が。

女性の権利その他の議論は、後回しの代表例のようなもの。

話題には登っても大抵却下されて次回に繰り越しの場合が多かったようだ。

さて、待ったなしの生徒たちの中でも、昨日泣き崩れていた中川先輩。

彼女は婚約者から勉強を続けるなら婚約破棄を言い渡されていた。

法律家になることがどれほど待ち遠しかったのだろうか。

そしてお約束で大声で泣きわめく。

泣いている彼女を慰めるのは同じ先輩の久保田。

彼女も不思議なキャラクターだと思う。

男言葉を用いながら、心遣いは母性の塊のような印象を受ける。

そしてこういったやり取りの中でも、周りから憎まれ役を一手に引き受けているのが

山田よね

彼女は常にイライラして気が短い様子で描かれる。

そういうキャラクターなんだから仕方ないだろうなとは思うけど、憎まれ役を引き受けているのにはそれなりの理由がありそう。

山田よねの秘密

こっそりとよねを尾行

腹を立ててわめき散らしたよねは学校を後にして別な場所へ向かった。

それはなんと裁判所。

その後を探偵よろしく尾行していた寅子。

ひょんなことから裁判所の傍聴席に2人並んで座ることに。

今日の物語はここまで。

明日のエピソードでよねの法律家志望の明確な理由が明らかになるんだろうと思う。

実際の裁判のやりとりを直接見る事は、勉強の手段としては申し分ないのでは?

私などいつも思うが、どんな事柄も

論より証拠。

百聞は一見にしかず。

注目して見るしかないね。

虎に翼1週間振り返り 法律家を目指す女子の物語

「ブギウギ」の後を継いだ物語はどうやら主人公となる女性のモデルは、前回の笠置シズ子と同い年なことがわかった。

つまり、大正の生まれで、昭和を生きた人ということになるだろうか。

物語の主人公「猪爪寅子」は銀行員の父親と母親、さらには兄と弟が1人ずつ。

5人家族の中の長女と言うことに。

物語の中での彼女の年齢は19歳。

設定では学業優秀で、学年でも1、2を争う成績らしい

しかし、この時代女性の幸せは結婚して家庭を持って子供を産み育てることこそが1番だと誰もが信じていた。

寅子は世の中の一般的な考えに全く承服できずにいた。

一体そんな人生のどこに幸せがあるんだろうか?

自分の両親や周りの人たちを見るととても幸せそうには見えない。

もっと正直に自分のやりたいことをやる人生こそが幸せなはずだと考える。

彼女は周りの人たちとの関わりももちろん強く、特に彼女の親友花江と自分の兄が結婚する手はずになっていた。

さらにはひょんなことから明律大学女子部法科に願書を出すことになる。

兄の結婚式の時に大学で出会った穂高教授が両親の知り合いだったこと、さらには寅子の疑問に明確な思考方法を教えてくれたのが、こちらの先生。

出会いは、寅子の暗中模索の人生をしっかりとした目標を抱けるまでに導いてくれた

今週描かれたのは、日本の女性初の弁護士三淵嘉子さんをモデルにした女性の奮闘記。

法律家を目指してやる気満々😤

目次

主人公猪爪寅子とその家族

この後兄が結婚する

家族構成はとてもわかりやすく語られるが、寅子に全く甘い父親に対して、母親はしっかり者。

父親が娘がやりたいことを最優先させる性格なのに対して、母親は女の幸せは結婚して家庭を持つことだと信じて疑わない。

娘の気持ちも尊重しつつも、自分自身のポリシーを曲げないのは母親も寅子もこの家の女性は頑固一徹。

全くやる気の乗らないお見合いをやらされた寅子はお見合いの最中に居眠りをする始末。

お見合い失敗例第1号

寅子は自分の気持ちをきちんと表現することが相手に対しても求められることだと常に解釈。

寅子の話を聞かされるものは、ありがた迷惑の場合がほとんどのようだ。

頭の良い寅子は相手を上回るだけの知識があったりもするので、発言は場合によっては相手を侮辱することになりかねない。

相手の機嫌を損ねて破談

物語の中では都合3回お見合いが行われてことごとく失敗😓

親友米谷花江と兄の結婚

いつの時代も結婚式は喜びごと

寅子の親友にして、義姉になる花江。

寅子ほど聡明な印象は受けないが、世の中でちゃっかり生きていくことに関しては、寅子の数段上。

今自分に何が求められているかを的確に判断し、自分が何をすべきかを熟知。

同じ19歳とは思えない位、世渡り上手。

寅子とは真逆の立ち位置で物語を面白く盛り立てる。

母親とツーショット ちなみにこれはオフショット

寅子にとって、彼女は何でも話せる間ながら寅子の明らかに不足の部分を補ってくれる大切な身内になるのかも。

これからの物語の展開が楽しみではある。

明律大学女子部法科

重要な役柄の教師 桂場

新しく創設された女子部法科。

将来法律家を目指す人たちのための女性用のゼミみたいな感じかな。

既に予告編が公開されているので、事情はよくわかるが70名の新入生に対して残ったのは7名とのこと。

かなり厳しいことが想像される。

寅子が優秀であったとしても、かなり手強いことには違いない。

世の中に出ることを想定すれば、男達と対等にやり合わなければならないわけで、考えてみればこの時代の女性たちは参政権すらなかったのだ。

寅子が女性弁護士の草分けとして注目されるのも理解できる。

進むべき道

虎に翼(鬼に金棒) わが道を行く🤣😤

寅子が女子部法科に願書を出すまでに紆余曲折があって、そのきっかけを作ってくれた博士がいる

穂高博士 女子教育に熱心な方

彼は頭ごなしに人を罵倒すると言うことをしない。

必ず相手の言い分を十分に聞いた上で丁寧な説明をする。

話を聞いてもらえた相手はそれだけで納得できる部分も多いそうな。

寅子は穂高氏に触れたことで入学願書を出すに至る。

そして思い出しても思わず納得できるようなユニークなエピソードが加わって、母親の入学許可も取り付けることになる。

1週間怒涛のように過ぎ去った虎に翼

来週からはいよいよ学ぶための様々な様子が描かれることになる。

女子部ということで、主なメンバーはほぼ全て女性。

若い女優たちは知っている顔もたくさん。

それぞれがどんなキャラクターでどんな個性があるのか、今から興味津々。

さらには弁護士になるためには、厳しい試験を突破する必要が。

何人のメンバーが難関を突破して法律家になることができるのか。

これからの話題も尽きないところ。

虎に翼 これが女の生きる道

虎に翼は開始3日目にして、ようやく物語の進む方向が明確に。

主人公寅子は自宅にいる書生の弁当を届けた時に、大学の教室で人生の方向を決定づけるような大切な人たちと出会う。

そこは法律を学ぶ場所で、物語の中では民法についての講義が。

「女は無能力者」の言葉に激しく反応した寅子。

言葉の意味を額面通りに受け取ってしまえば、女性は能力がないと断定されることに。

寅子はとても受け入れられない言葉に思わず声を出してしまって、こっそり授業を覗いていたことがばれてしまう。

そこからのやりとりが今日の物語の1番の見せ所。

教室では、物語にとってとても大切な2人の先生が寅子を導く形。

そして寅子の疑問に対して明確な答えを提示

寅子は穂高氏にそのまま明律大学法学科女子部に入学を勧められる。

学ぶべきことがここにあると確信した寅子は入学するための様々な準備を。

それは順調に進むべき内容のはずだったが、父親はともかく母親の説得にちょっとした難題が。

名案が浮かばない寅子に女として生きるべきしたたかな方法を授ける花江。。

寅子と対象的な生き方で描かれる友達は物語の展開に大きく花を添える。

始まったばかりの物語だが、進むべき方向がはっきり示されて、しかもその背景も匠みに語られていることなど、大いに興味を引く展開に。

物語を興味深く演出するのは、脚本家「吉田絵里香」の筆力によるところが大きいのかも。

さらには演じている役者たちの魅力もかなり冴えているように思う。

伊藤沙莉と森田望智のやりとりは2人の女優の底知れぬ可能性を思い知らされる。

オフショット 昨日のお見合いで見事に撃沈したとは思えない🤣

目次

明律大学夜間教室

この娘が納得できるようにきちんと説明する必要がある

物語は昨日の流れを受けて、寅子が佐田君に弁当を届けることから始まる。

ちょうど授業の真っ最中。

相続に関する講義をしていたようだ。

民法の規定についての説明だったが、専門的な事は残念ながら私にはいまひとつピンと来なかった。

ただ、家庭に入っている主婦は夫の附属物のようなもので主体的に何かの権利を有するものではなさそう。

法律の規定ではそうなっているらしく、寅子には様々な疑問が湧いてくる。

どうやら今まで自分が感じてきた疑問や様々な納得いかないことにもきちんと教えてもらえるような雰囲気。

何よりもこの教室を訪ねて一番の成果は話をきちんと聞いてもらえたこと。

さらに質問に明確に答えてもらえること。

時代こそ違うが、今でもいろんな話は聞いてもらえるようで、全く聞いてもらえないことが多いし、自分の胸に手を当てて考えてみると自分も人の話をきちんと聞けているかどうか甚だ疑問。

穂高氏と教師桂場

学ぶ気持ちのある者こそが教室にはふさわしい

司法試験を目指す者たちの教室ということで、勉強の内容はかなり高度なもの。

桂場教師はかなり気難しそうな雰囲気。

しかし、教える側の姿勢として一本筋が通っているようにも見えた。

質問者に明確な回答を示してあげる。

それは相手が誰だろうと差をつけない。

はっきりってすごく大事なことで、今でも世の中では理不尽なことが山ほどあったりもする。

寅子の抱いた疑問がどこまで解消されるのかこの先の物語の展開が見もの。

穂高氏 寅子に教室で学ぶことを強く勧める。

寅子の人生の方向を決定づけるような導きだろう。

ただ大学で勉強するとなれば6年間必要だったようだ。

4年じゃないところが戦前のご時世だったんだろう。

入学願書を出すためには

内申書が必要 お母様は?

寅子は女学校で入学願書を出すための内申書が必要になる。

どうやら女学校の推薦状と作文だけで、入学は簡単に許可されるような。

寅子の入学に骨折ってくれたのは父親。

父親はどこまでも娘に甘い。

ただし、ここでも一悶着が。

願書を受理しようとした先生が寅子の世間体を気にするような素振り。

もし入学して卒業するまで在籍したなら、寅子は25歳になる。

世の中では女性の結婚適齢期を明らかに過ぎてしまい、何より結婚できない可能性も。

父親は真っ向から否定していたが、先生曰母親と相談してみては?

母親が簡単に許可してくれるはずもないので、父親は後で母親を説得するとの説明で願書を提出してしまう。

お母さんは父親が説得する😅 大丈夫か?

ちなみにこちらのお父さんは典型的な恐妻家

物語を見ていればよくわかるが、お母さんには頭が上がらない。

猪爪家は典型的なカカァ天下🎯

この内容を裏付けるように法事から帰ってきた母親に父親はまるで頼りない

お母さんには全く説明できていない

母親はキョトンとしながらも、父親のそっけない素振りが何なのか違和感を感じている。

寅子の入学願書の話が差し迫った課題なのにまるで話し出すことができない。

寅子は父親が頼りないことを痛感 でも責めたりもできない🙂‍↕️

この流れで物語が進んでどの辺に落としどころがあるんだろうとちょっと心配になっちゃうよね。

これが女の生きる道

周りの状況をよく見なさい❗️

花江の気している事は寅子の母親のご機嫌。

自分の結婚間近の状況にて波風立ててほしくない。

生活が安定して、周りの条件が整うまではじっと辛抱するのが女の道だと。

結婚前に大学入学が明らかになれば、必ず一悶着あるはず。

それを何とか避けたいんだと熱弁を振るう。

事情をまるで理解できていない寅子。

世の中を巧みに生きていくために、ポテンシャルの高いのは明らかに花江。

脳天気で朴念仁の寅子は進むべき道を切り開けるのだろうか。

虎に翼 気遣い勘違いすれ違い

始まったばかりの物語は、目標地点のはっきりしないままどんどん進む。

寅子は持ち前の好奇心と、物事をはっきりすぐ口に出してしまう癖のせいか、お見合い話もいまひとつまとまることがなく。

昭和6年、19歳の寅子は両親が嫁ぎ先を決めようと躍起になっていたが。

親の気持ちとは裏腹に、寅子は結婚が女性の幸せだと信じてない。

寅子にしてみれば腑に落ちないってことらしい。

寅子の兄は友達の花江と婚約中らしい。

物語は婚約中の兄達の様子とお見合いがうまくいかない寅子の胸の内が対比される形で描かれる。

本当はユーモアたっぷりで笑い所満載のはずだが、物語がやや重く感じてしまうのは気のせいだろうか。

ストーリーが展開していく中で明らかになっていくことも多いので、少しずつ辻褄が合っていくような。

寅子の家は銀行に勤める父親が一家の大黒柱。

そこに母親がいて結婚間近の長男、さらには歳の離れた弟がいる。

物語は寅子の友達花江の両親や花江の家のお手伝いさんも巻き込んで進んでいく。

忘れてはならないのが寅子の家に下宿している書生。

彼は司法試験を目指しているらしいが、なかなか合格しないとの事。

夜学に通いながら、ひたすら勉強の毎日。

今日のエピソードで、母親が留守でたまたま家事を預かっていた寅子が夜学に向かう彼に弁当を作り忘れたことが明日以降の展開のきっかけになるような。

あちこちで寅子の心の琴線に触れるような言葉が語られる。

おやつタイム 都頃の娘2人だから華やいで見える

目次

寅子のお見合い大作戦

お見合いで話しすぎていつも失敗😓😭

この時代の年頃の女性は20歳前に結婚するのが当たり前だったようで。

結婚すれば家庭に入り子供を産んで育てる。

世の中の一般論としては、この時代の世相をよく表しているのかもしれない。

寅子はのことを納得できずにいるものだから、何かにつけて理屈っぽくうんちくを垂れたりする。

夜通し言い争いをして肝心のお見合いではうとうと🤣

今ではかなり希薄になったが結婚は家同士の付き合いを意味する。

様々な物語を拝見するが、日本は先祖代々家同士の結びつきとして結婚を捉えてきた。

子孫を残して時代を紡いでいく。

そのことにいささかも疑問を抱かなかった我々日本人。

最近になって少子高齢化が叫ばれずいぶん問題提起されることが多いが、付け焼き刃の少子化対策など何の意味も持たないと今では誰もが知っていること。

寅子は時代を先取りする形で、結婚観に自ら問いかけていたのかもしれない。

兄直道と親友花江の結婚

この2人が将来夫婦に😅🤣

寅子の場合とは対照的に描かれる親友の花江の結婚話。

彼女は何の疑問も抱かずに、女学校時代に結婚することが夢だったと屈託なく語る。

確かに私が子供の頃でも“女性が25歳過ぎても独身なら行き遅れ”なんて貶まれたりもしていた。

最近のご時世で言うなら、女性も男性も結婚は30歳過ぎてからのカップルが相当数にのぼるのでは。

従って初めて子供を産む年齢も30歳過ぎの場合がほとんど。

昔は30歳過ぎて子供がいないと不妊症のレッテルを貼られる場合もあったような。

今は40歳過ぎての初産なら多少は心配もされるだろうが、それほど問題にされる事は無い。

時代とは言え、ずいぶんと差を感じる。

結婚する両家の思惑

みんなニヤニヤ でも腹の中では何考えてんだろう😜

家同士の付き合いとなれば、それぞれ明るく朗らかに何事も穏便に済ませようとするのが人情と言うもの。

女性は特によその家庭に入ることを意味するので、そこの親たちに気に入られなければ何事も始まらない。

ドラマの中でもそんな様子が詳しく語られていたと思う。

当事者でない者たちは別卓で食事

猪爪家には書生も1人いて、彼は夜学に通っている。

NHKではお馴染みの俳優😅

始まったばかりの物語は、ストーリーの裾野を広げながら先へ進むことになる。

寅子の意外な出会い

夜学の先生 どうやらここから物語が始まりそうな😌

たまたま母親が出かけたことで、家事を任せられた寅子だったが、うっかり書生の佐田くんの弁当を作るのを忘れてしまう。

後で届ける話になって大学まで1人弁当を持参で出かけることに。

そこで大学の授業に遭遇。

「女性は無能力者」の発言に激しく反応。

ここで講師に見つかってしまう。

最近はNHKのあちこちのドラマで見かける

実は今日のストーリー展開の中で、もう1人偉そうな人が登場していた。

その彼に促されるような流れになっていたと思う。

言いたいことがあるなら言いなさい😌

彼も若い頃から活躍している俳優だが、あちこちで見かける顔に。

今日はここまでの展開だったが、彼の一言で寅子はおそらく発言するんだろうと思う。

そしてその発言に対して、穂高が言葉を返すと言う流れではなかろうか?

そこから物語の方向性が少し見えてくるような。

寅子はゆくゆくは法曹界を目指す日本人初の女性になる。

その布石が今置かれたのかもしれない。

虎に翼 受け継がれる朝ドラストーリー

先週までのブギウギの興奮が冷めやらぬまま、次の物語が開始。

今回始まったのは虎に翼

言葉の意味を調べてみたら“五黄の寅年生まれの女性”の名前とのことで、意味まで調べてみたところ、どうやら“鬼に金棒”と言う意味合いらしいね。

朝ドラは15分の時間の中で物語を構成するので、できることにはおのずと限りがある。

初回放送の今日、かなり凝った作りになっていたと思う。

物語の始まりは、昭和21年の設定で現在の日本国憲法が発布された年。

実際のストーリーはその15年前にのぼる話。

ちなみに主人公は猪爪寅子(いのつめともこ)なる女性

調べたが、前回のブギウギのモデル笠置シズ子と同い年になる。

大正3年11月13日の生まれ

笠置が8月生まれなので、全くの同学年。

当然のことながら、モデルが存在する。

そのモデルの方の凄さも調べてみて納得させられた。

日本のはじめての女性弁護士としてその名を馳せる。

三淵嘉子

裁判官を務めた彼女は戦後青少年犯罪について大きな功績を残した人とされるようだ。

彼女を調べてみると、その武勇伝は枚挙に暇がない。

彼女が親身になって人の話を聞く姿勢には定評があった。

決して事実関係を話そうとしない少年少女が彼女の前では口を開いて事情をきちんと説明したと伝わる。

周りの人たちはこれを三淵マジックと呼んだようだ。

今日から始まるストーリーは、昭和6年の寅子のお見合いからになる。

この時代に生まれの女性にとって結婚して子供を持つことこそが本来の幸せだと世の中全体が信じて疑わなかった時代。

遊び心満載🤣

目次

さとふる

主人公猪爪寅子

猪爪家 両親と兄1人歳の離れた弟1人と寅子の5人家族

物語は始まったばかりで、まだストーリーの展開その他はまるでわからないことだらけ。

あらかじめNHKから公式発表があるので、それに基づいて色々と下調べをさせていただける。

どうやら父親は娘に少し甘いような雰囲気

父親 ブギウギではアホのおっちゃんで登場していた

母親が古い考え方に凝り固まっているような印象。

石田ゆり子 ドラマでしょっちゅう見かける顔

物語はまだ家族構成すらきちんとできないレベルでのストーリー。

それでも家族それぞれのキャラクターはなんとなく理解できるような。

登場人物全体像

どうやら様々なテキストを参考に展開を予測することになる。

お見合い大作戦

撮影中のカメラチェック

昭和6年のお見合いの様子が詳しく描かれていた。

どうやらこの時寅子は19歳の設定らしい。

この頃は20歳前後で結婚するのが当たり前で、ちなみに女性には参政権もなかった。

家庭を築き、子供を産み育てることこそが女性の最も果たすべき役割と信じられていた時代。

寅子は物語の中では普通に語られる女性像に激しく違和感を抱いているような。

女優伊藤沙莉の魅力

朝ドラひよっこに登場していた頃 伊藤沙莉23歳

伊藤沙莉は小柄な女性。

さらには美人とは言い難いビジュアル。

彼女の持ち味は役柄になりきって表現されるキャラクターこそが魅力になるはず。

そして独特のハスキーボイスがチャームポイントだろうとも思う。

初めて彼女を見かけたのは、7年前の朝ドラひよっこの時。

確か米屋の娘で三男と結婚したんだと思った。

あの頃から印象は変わっていないが、小柄なのに驚くほどの存在感があって、そしてそれが決して嫌味でない。

様々な女優がいる中で、美人やグラマラスな女の子たちばかりでは、物語は到底成り立たない。

様々な場面で見かける顔なので、ドラマや映画を作るスタッフからは引き手あまたなんだろう。

今回は主役に抜擢されているので、責任重大なことには違いない。

登場する寅子の周りの人たちも朝ドラでは顔なじみの子たちが並ぶ。

寅子の友達 寅子の兄の婚約者と言う設定らしい

ちなみにこの子は森田望智といってつい何年か前の朝ドラ「おかえりモネ」にも登場していた。

確か天気予報会社の先輩だったはず

物語のこれからの展開は全てこれから明らかになることばかり。

ブギウギとの共通点

朝ドラ恒例 引き継ぎ式

ブギウギの主人公のモデル笠置シズ子と今回の物語のモデル三淵嘉子が全くの同い年である事はよくわかった。

さらに物語のストーリーに登場してきた「梅丸少女歌劇団」の名前も制作スタッフの遊び心だったかもしれない。

しかし注目すべきは三淵嘉子さん本人の事。

三淵嘉子さん 家庭裁判所長を務めていた

日本初の女性裁判官としてよく名前の知られた人らしい。

この朝ドラがなければ名前がわからなかった。

日本にはまだまだ大勢の注目すべき人たちが男女問わず多数いそうな感じ。

最初のご主人は戦死 戦後結婚してから三淵姓を名乗る。

物語は、日本初の女性裁判官として活躍することになる人の物語。

今日はお見合いで自分なりの意見を堂々と述べて、周りからすっかり拒否られる様子が描かれていた。

おそらくかなり理屈っぽい性格だったのでは。

物語はかなりユーモアを交えて作られているが、それほどワクワクした感じは今のところ伝わってこない。

始まったばかりなので、制作意図は未だ明らかになるところまでには至っていないようだ。