アメリカの作曲家 サミュエルバーバー
目次
アメリカの作曲家。最近の人なんですが、
実はよほどのマニアでないとと知らないと思いますね。
かなり有名になった曲が1曲あります。
Agnus Dei - Samuel Barber LIVE
この曲はいくつかのパターンがあってこちらは声楽バージョン
他のバージョンだとこんな感じになります。
弦楽のためのアダージョ / Adagio for Strings Op.11 / Samuel Barber
とても悲しい曲調ですよね。
ケネディ大統領暗殺事件
実はあのケネディ大統領の葬式のときのバックに流れていた曲なんです。
1964年、東京オリンピックの年ですよ。
初めての衛星放送の最初のニュースだったんです。
私は小学校5年生でしたが、あの時の衝撃をはっきり覚えております。
その時はラジオで聞いたと思うのですが、ニュースでアナウンサーの言葉。
"ケネディ大統領が暗殺されました”
アメリカのトップである大統領が暗殺されるなんて、アメリカって一体どんな国なんだろうってそう思いましたよ。
こちらは大統領のご遺族ですが、敬礼をしている男の子が長男。残念ながらこの方もご存命ではありません。
反対側の金髪の女の子。この方キャロラインさんとおっしゃいます。後の駐日大使になりましたね。
映画にも採用された
こちらは映画”プラトーン”
Platoon(プラトーン)-Adagio For Strings
この映画の雰囲気にもよく合っていたと思います。
この作曲家を調べてみても、作品や何かは最近の人なので詳しく分かるのですがこの方の一生涯などは意外と情報が少ないんですね。
リンパ腺がんで亡くなったとありました。
70歳で亡くなってますから、やはり病気には勝てなかったと言うことでしょう。
まとめ
この弦楽のアダージョですが、1935年の作品です。
彼が25歳の時の作品なんですね。この作品をもとに何パターンも作られました。
特にアニュス・デイはレクイエムで使われるラテン語の詩ですが、ラテン語で置き換えて無伴奏の声楽曲にしたのは、大変なひらめきだと感じ入ります。
日本語の意味は(神の子羊=イエス・キリスト)ということになってます。
西洋の音楽は、なぜか宗教関係の色合いを乗せてくると優れた作品が出来上がる傾向を感じますね。
良い音楽に出会えれば、それだけで得した気分になるのは私だけでしょうか。