3大レクイエム
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3大レクイエムは知っている方も多いでしょう。
モーツアルト フォーレ ヴェルディ
このお三方のレクイエムが3大レクイエムと呼ばれ、多くの人から支持されているんですよね。
当然のことながら、それぞれに特徴があって好みも分かれます。
モーツァルト
フォーレ
ヴェルディ
調べてみるとレクイエムは鎮魂曲と訳されることが多いのですが、本来は亡くなった人をお弔いするために、生前犯した罪を亡くなった人に代わって神様に許しをこう。
そのような意味で使われているようです。
レクイエムの仕組み
普通、曲は伴奏のついた声楽曲で、聞いた感じだと組曲のような作りになっているかと思いますね。
いくつかある詩の内容に基づいて、作曲者が曲を割り振ります。
ほとんどの場合ラテン語で書かれた詩は 17 8個ほどもあり、作曲者はそれらの詩篇全てを使うわけではありません。
作曲者によっていくつかピックアップして1つの曲としてまとめるわけです。
大抵の場合、7篇 8篇ぐらいでしょうか。
3大レクイエムはかなり有名なので、YouTubeから少し紹介してみましょう。
Mozart Requiem モーツァルト レクイエム 高音質
それぞれの曲の有名な部分をピックアップ。
聴く者の好きずきによって意見は分かれる。
フォーレのレクイエム
私の意見を言ってもしょうがないが、中学生の時に初めてテレビで演奏を聴いたのがフォーレのレクイエム。
この曲はレコードも所有していて私の中では一押し。
ミサ曲とレクイエムの違いとは
結論から言うとレクイエムはミサ曲の1種類と言っていい。
ミサ曲には様々なものがあるが、あくまでも協会の典礼用の作品である。
有名なものは、ベートーベンの荘厳ミサ曲、バッハのロ短調ミサ、などである。
Beethoven: Missa solemnis, Toscanini & NBCso (1953) ベートーヴェン ミサ・ソレムニス トスカニーニ
今から65年前の録音である。
この当時世界中を席巻した有名な指揮者がいた。アルトゥーロ·トスカニーニ。
このイタリア出身の指揮者は当時の作曲家プッチーニと親交があったり、クラッシック音楽の世界では第一人者とされていた。
この音源は実は私は古いレコードを1枚持っていてそれでピックアップ。
この当時の古い演奏だとドイツにはフルトヴェングラーがいた。
またスペインではチェリストのパブロカザルスも活躍していたはずである。
クラッシック音楽を聴きこむとキリスト教に関係した曲がとても多いのに気付く。
もっとはっきり言えばキリスト教抜きでクラッシック音楽は語れないのである。
まとめ
キリスト教徒ではない私にしてみても、なぜかキリスト教を称える類のミサ曲やレクイエムには名曲が多いと認識している。
音楽として完成してしまえば、基本 宗教は関係ないのではないか。
音楽として鑑賞するのにキリスト教徒でなければいけない理由はないだろう。
良いものは良いものとして鑑賞したいだけなのだから。
バッハのロ短調ミサの終曲
個人的な好みを押し付けるつもりはないが名曲だと思う
バッハ ロ短調ミサ曲 (終曲) (Mass in B minor)
これだけの優れた作品を生み出す作曲家がいたヨーロッパの国々。
これらの曲を愛でる気持ちがあれば、少なくともよその国と争ったり、戦争を起こしたりなどと言う事は無いのではないか。
結論をハショることはできないが、曲から訴えかけてくる死者への祈りの気持ちを今一度心の中に刻み込む必要があると思う。