クイーン
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ビートルズやローリングストーンズと並んで世界的に有名なグループのボーカル
フレディ・マーキュリー
クイーンのボーカルとして80年代を人気絶頂で駆け抜ける。
しかし残念ながら、91年エイズがもとで死去。
まだ若かりし頃のフレディ。彼は私生活を明かさないことで有名だったのだが、メンバーたちには少しずつ自分自身のセクシャリティを告白していたらしい。
ゲイとエイズ
彼はいわゆるゲイである。正確にはバイセクシャルと言っていい。
彼が罹患したエイズもこういったマイノリティーな人たちに特徴的な病気とされていた。
フレディーは見る限りにおいては男性のようでもあり、女性的な面も持ち合わせる。
しかしボーカリストとして、またピアノのパフォーマンスやステージ上の様々なパフォーマンスは、当代随一と言っていいだろう。
様々なパフォーマーを見てきたが、少なくとも男性でこれだけの説得力を持った歌手は他にはなかなか見当たらないのではないか。
聞けば彼は声質としてはバリトンなのだが、高音域はテノールの1番高い音までカバーできたそうだ。
ビブラートもパパロッティに匹敵すると言われていた。
WE WILL ROCK YOU - QUEEN ROCK MONTREAL 1981
この曲のフレディーはまさにロッカーとしての真骨頂。
ステージ上の様子を見ても観客がいかに熱狂しているからビシバシ伝わってくる。
フレディー最後の録画と思われる。
Queen - These are the days of our lives
フレディーが亡くなる半年ほど前の撮影である。
化粧でごまかしてはいるが、見る影もなく痩せている。
しかしいざ歌い始めたときの圧倒的な説得力は全く衰えていない。
ボーカリストとしては死の直前まで第一人者であった。
この時には恋人がいたが、男性であった。フレディをかいがいしく看病したと聞く。
独特の死生観 まとめ
フレディーは生前、「70歳まで生きるなんてまっぴら」と発言していた。
理由は「すでに人の一生分は生きてきたわけだし、やり残したことなんか何もない」そう公言してはばからなかったのである。
彼は様々な音楽活動通じて自分自身や自分の仲間たちだ頂点を極めたことを悟っていたに違いない。
Queen - We Are the Champions (Live Aid, Wembley Stadium, 1985)
奇しくももうじきこのフレディーを題材にした映画が封切られる。
わずか45歳で飛翔をしてしまった、稀代の天才をもう一度思い出してみたい