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映画になるとこんな感じ
何年か前に見た映画でこの2人の主人公の内容でした。
映画ではこちら
ちなみに実物はこちらになります
実際のところは違うでしょう
ストラヴィンスキーはともかくココシャネルはとてもよく似てると思いませんか
映画はびっくりするほど面白く作ってあったのですが、事実かどうかはちょっと。
ココシャネルは恋多き女でしたから、ストラヴィンスキーにどれほど入れ込んでいたでしょうか。
たぶん、他にもお相手はいっぱいいたはずです。
この時ストラヴィンスキーは病気がちな妻や子供達も連れていたので、映画のようなことにはなりにくかったでしょう。
注目したいのはストラヴィンスキーの役をやったマッツミケルセン。
デンマーク出身の実力派の俳優です。
映画で明かされる当時の評判
映画でも物語の中心的な役割を果たしたストラヴィンスキーの作品がこちら
春の祭典
映像の6分過ぎたあたりから踊りを見ることができます。
この踊りが当時の初演の時、とんでもない大不興だったんですね。
観客からの大ブーイングが起こって演奏どころの騒ぎではなかったらしいです。
見てわかるとおりに、これは現代音楽の前衛的な舞踊を採用してますね。
振り付けはあの有名なニジンスキー。
ニジンスキーとストラヴィンスキーはこの大失敗の興行を互いのせいにして罵り合ったと聞きます。
これだけ不評であったにもかかわらず、観客の中のごくわずかの人たちには非常な好感を持って受け入れられたようなのです。
その1人がココシャネル。
映画の中では彼女はストラヴィンスキーに援助を申し出るんですね。
物語はそこからの始まりと言うことになりましょうか。
実際は、フィクションであったと思いますが、映画はとても巧みに作られていて、しかも実在の人物を取り上げていたがためにそのリアル感は生々しささえ感じたものです。
実業家としてのココシャネルは男性も顔負けの実力者。
シャネルはデザイナーとしてももちろん有名ですが、香水でも名前を知られていて、
マリリン・モンローの“シャネルの5番発言”は知らない人がいない位有名ですよね。
これらのものの権利収入がシャネルの不労所得になっていたようです。
ストラヴィンスキーはそれに比べると根っからの音楽家と言っていいでしょう。
彼は自分自身の感性の赴くままに、いかに曲をまとめ上げるかそのことに朝から晩まで腐心していたようですね。
日本でもお馴染みストラヴィンスキー
ストラヴィンスキーのおそらく最も有名な曲はこちらでしょう。
Stravinsky Conducts The Firebird Suite, Japan 1959
調べていたらヒットしたのですが、指揮してるのはストラヴィンスキー本人。
NHK交響楽団の演奏のようですね。極めてレアな映像です。
ストラヴィンスキーはいかに忠実に自分の感性を表現できるかそのことが最重要課題だったのです。
現代音楽の分野に分類はされますが、私思うにそれぞれのモチーフはとても古典的です。
感情の高ぶりや鎮静をどれだけ表現できるか、様々な音をまとめるための画策を日々していたわけですね。
まとめ
芸術家としてのこの妥協しない探究心はココシャネルが1番評価したところかもしれません。
今ではこういったタイプの音楽家、ないしはもっと広い意味で芸術家は少数派だと思いますね。
どのような芸術家でも、やはり商業ベースで収入が得られなければ、活動していく事は難しいわけだから。
ストラヴィンスキーの作品の素晴らしさも相まって、映画はとても印象的な個性的な輝きを放っておりました。
ただし、映画は確かR18だったと思います。子供が見るには少し無理があるかもしれません。
でもこのような刺激的な映画を時々は鑑賞したいものですよね。