くわちゃんの独り言

音楽や映画が大好きな爺さん。長年の経験から知りえたことを発信します。

金曜ロードショーでノーカットバージョン放送 宮崎駿“風の谷のナウシカ”

 目次

 

年明け早々放送決定

https://natalie.mu/comic/news/312268

こちらから引用

金曜ロードSHOW!「風の谷のナウシカ」

放送日時:2019年1月4日(金)21:00~23:24
放送局:日本テレビ系

金曜ロードSHOW!「耳をすませば」

放送日時:2019年1月11日(金)21:00~23:19
放送局:日本テレビ系

 

宮崎駿アニメの原点

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スタジオジブリの出世作すでに発表から35年近く経つ

スタジオジブリの出世作すでに発表から35年近く経つ

 80年代中頃、この頃、あちこちのポスターや雑誌でこの作品のコマーシャルを見た記憶がある。

この当時はまだ宮崎駿の名前にそれほど知名度があるわけでもなく、スタジオジブリの名前も知ることになるのはずっと後のこと。

 

初めて見たのはテレビ。1回で理解するにはとても複雑で難しい内容と感じた。

 

ストーリーもさることながら、物語のコンセプトとなる世界観。

 

原作は同名の宮崎駿の漫画である。

 

漫画のほうは全7巻から出来上がっており、映画とはストーリーが違うとされている。

 

誰もが知っているのは、映画の方だろう。

 

登場する様々なキャラクターやアイテムなど魅力が満載だから。

 

1984年発表

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空を飛ぶ不思議な乗り物 メーヴェ

 この小さな乗り物はなんとも魅力的。

 

この乗り物、何億円もの制作費をかけて実際に作った人もいるらしい

 

 SFの世界の乗り物だから、実際問題として使用に耐えうるかどうかわからない。

 

見ていると両手で掴まっているだけのことなので、なんとも心もとなく思えるのだが、ずば抜けた運動神経がなければ、ちと厳しいだろう。

何度もテレビで放送

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ストーリーの中心をなす部分 王蟲を命がけで守ろうとする

調べてみると過去17回取り上げられて放送されている 。

最初は1985年と言うから作られて間もない。ちなみに昨年2017年も1月に放送されている。

 

これだけの回数テレビで取り上げられるのも、とても珍しいと言える。

 

しかしあえて言わせてもらえれば、過去の放送では、放送時間枠の関係でいいところがバッサリ切られていたりした。

 

ナウシカファンからすれば、とんでもない暴挙である。

 

そんなことをするぐらいだら、放送そのものをしなくてもいい位に考える人だっているはずである。

 

しかし今回はノーカットバージョン

 

当然のことながらコマーシャルを入れながらの放送になるので、たぶん2時間半位の枠が必要。

 

この物語は、そこまでのことをするだけの値打ちがあるといえますね。

 

物語はSF作品の王道を行く

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世界を滅ぼした巨神兵

物語は1000年前の世界を滅ぼした“炎の7日間戦争”から始まる

 

焼き尽くされた世界で、はびこるのは”腐海”と呼ばれる有毒ガスを撒き散らかす菌類たちの森。

 

そこには、そこにしか対応できない生き物が住み、その生き物の頂点にいるのが王蟲。

 

この世界で起こる物語である。

 

この中で、風の谷と呼ばれる毒ガスから微妙に守られた地域があった。

 

ここの部族長の娘ナウシカは、伝説で言い伝えられた少女として描かれていた。

 

この物語にはコンセプトがとてもしっかりしている部分があって、毒ガスを撒き散らかす“腐海”が実は戦争で痛め付けられた世界を浄化していたことなど、様々な伏線が貼られている。

 

何度見ても緻密に練り上げられたストーリーには感心することしきり。

 

圧巻のシーンはなんといっても最後だろう。

 

巨神兵が準備不十分で、崩れ落ちた後、ナウシカが王蟲によって復活するシーン。

 

 SFの物語としての作品の値打ちがここに集約されているものと思う。

 

まとめ

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ナウシカの次の作品 天空の城ラピュタ

この頃の宮崎駿のオリジナリティーはさすがだなと感心する。

 

ナウシカの時とは打って変わった少年少女の冒険物語。

 

この後も次々と作品を生み出し、今やスタジオジブリは世界的に有名な日本の文化遺産と言っていいだろう。

 

宮崎駿の相棒だった高畑勲がなくなって久しい

 

いっときは引退を表明した宮崎駿だが、作品をこしらえる情熱が失われたわけではあるまい。

 

何らかの形で必ず優れた作品を生み出すだろうと、誰もが期待しているのである。