白血病を発症した厳しい現実
ついこの間の自身のTwitterで白血病であることを公表した。
ネットのニュースでほぼリアルタイムで確認させてもらったが、その後の反響が凄まじいことに。
来年のオリンピックのエース中のエースである。
そのエースが見舞った病魔は、とても厳しく手強いようにも思える。
実は白血病である事は公表しているが、詳しいことはまだ調査中でわからないのである。
池江璃花子選手の白血病の種類がきちんと確定するには少なくとも1ヵ月近くかかる模様。
オーストラリア遠征から緊急帰国して現在も入院中とのこと。
さまざまな情報が飛び交ってはいるが、まだはっきりした診断は出ていないのである。
目次
東京オリンピック期待のエース
今年の春に高校卒業して日大に入学予定と聞いている。
まだ18歳
20歳前の若さながら、水泳における彼女の実績は目を見張るものがある。
身長は171cm。体重は57kg。そしてなんとリーチが186cm。
水泳選手としては驚くほど恵まれた体格と言われている。特に上半身と体幹のバランスが素晴らしく、本人の努力も相まって2桁に上る日本記録を持っていると聞く。
水泳で勝つために生まれてきたような池江選手。
まさにこれから花を咲かそうとするときのトラブルは青天の霹靂と言っていいだろう。
Twitterでの投稿もチェックさせていただいているが、驚くほど健気で本当に芯の強さを感じる。
彼女の最新のTwitterを紹介しておこう
今の私の率直な気持ちです。 pic.twitter.com/0nZGp8QUKe
— 池江 璃花子 (@rikakoikee) February 13, 2019
白血病の治療法は日進月歩
実は一口に白血病といっても何パターンもあるとされます。
一般的によく効く急性骨髄性白血病は最も患者数が多く全体の56%を占めるとされています。
そして慢性骨髄性白血病や悪性リンパ腫と呼ばれるリンパ系の白血病もよく知られるところですね。
調べてみると、これらの白血病はひとくくりで白血病と言われながら全く別の病気らしいのですね。
当然のことながら治療法もそれぞれに異なってきます。
抗がん剤を用いる方法と、骨髄移植と呼ばれるドナーを用いた根本からの治療法が有名です。骨髄移植のドナー登録が池江璃花子選手のこのニュースが発表になって以来、急激に伸びたと言われてます。
白血病は、どのようなパターンでも、骨髄の中で白血球を中心とする血液細胞が異常に増殖することによって起こる病気です。
白血球が異常増殖するので、他の血小板を始めとする血液細胞が減少する傾向にあります。
よく言われるのは疲れやすくなったり、風邪のような症状が長引いたり、また出血した後なかなか血が止まらないなど独特の症状が現れますね。
白血病の患者さんの特徴としては、まぶたとか歯茎とかの色合いがあまり良くない場合が多い気がします。
健常者と違って白っぽいんですよ。
特に歯茎によく現れる気がします。
また血液検査をすれば一目瞭然なのですがヘマトクリットの値がとても低くなる傾向があります。
この値が25を切るようなことがあればだるくてとても生活なんかできないでしょうね。
池江璃花子選手はオーストラリア遠征の途中からだるさを訴えていたので、ここら辺のところが数値として現れてきたはずです。
ネットで調べてみると、一昔前と違って今は様々な治療法が日進月歩で開発されています。
まず病気の診断に対する、理化学的な技術が飛躍的に向上しているわけだし、薬そのものも新しいものが次々と開発されているようです。
骨髄移植を試みるにしても、様々な条件をクリアしやすいと言えるでしょう。
大切なのはどのタイプの白血病かはっきりさせること
池江璃花子選手の白血病は、現在調査中でまだ確定していないのです。
聞いたところによれば、早期発見でまだ病気は始まったばかりとのこと。
治療して助かる可能性は極めて高く、この先に大いに希望が持てるとの事でした。
何よりも本人の前向きな心構えが1番の治療法といえます。
周りがこの病気についてとやかく言うよりも、明るく見守ってあげることが1番大切でしょう。
外野が騒ぎすぎるのは病気の治療に良い結果をもたらしません。
必ず助かると信じて
白血病を克服して活躍している有名人も何人かいますよね。
渡辺謙が白血病を克服した事は有名です 。彼は2度発病して2度とも生還してますね。
どのような場合でも未来が明るいと認識する前向きな気持ちが病気と戦う原動力になるようです。
もちろん白血病を発症して残念ながら助からなかった方もいることは事実ですが
まとめそしてエール
まだ10代の彼女たち。しかしながら次のオリンピックでは大活躍を期待されるその道のエース。
池江璃花子選手もこの中の筆頭と言っていいでしょう。
彼女が自分のTwitterでもつぶやいている通り自分自身の前向きな気持ちと、周りの人の助けもしっかりと受け入れながら治療を進めていく。
白血病は今や不治の病ではありませんね。
もちろん難しい部分もありますが、大勢の方々が病気を克服し社会の1線で活躍をしているのです。
彼女も持ち前の明るさとその若さとパワーでこの病魔に打ち勝ってほしいものです。