重大な決定をするときに思いのほか真剣には考えていなかったりして
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例えば人生の岐路に立った時など、世間一般的には熟孝して決めねばならないとされている。
しかし、どちらかに進まねばならないと決断を迫られたとき、“今が決断の時”と自覚できるのは意外と少ないと言えるだろう。
知らず知らずのうちにその時の雰囲気で大切な決断をしてしまっている事は、誰しもあること。
実は様々な占いの中で、そのような事は昔から指摘されてきた。
占いは主に東洋のものと西洋のものと2つに分けられる。
どちらも共通しているのは、占うべき人をいくつかの個別のパターンに場合分けをして、その上で、ことの善し悪し、またこの先に何が起こるのか、さらに過去にどんなことがあったのかをつまびらかにしていく。
占いとはそうしたもので、これから先に(期限を区切って)重大な決断を迫られる場面に遭遇する指摘をする場合がある。
このような指摘をするときには、進んで良いとか悪いとか、誰かの相談に乗ってもらうと良いとか様々なアドバイスも付け加えていたりする。
もっともらしく語られると、人は図らずも参考にしてしまうのだ。
しかし占いの本質は、常識的な事柄の想像の範囲の中で様々な事実を推測していくこと。
あまりに荒唐無稽な結果を導き出すものではない。
もちろん、びっくりするような内容のものも多々あるのだが、占う場合は占う人の力量が大きく問われる。
これは数学の計算とは少し違う。
大きな流れの中で、占者と呼ばれる人たちの想像力や判断力の中で算出された様々なエピソードを物語として組み上げる能力がものを言うのである。
もちろん、あらかじめ様々な状況が結論として導かれることだろうが、説明するときには思いのほかはっきりとは答えないのが普通。
答えは占う人と占ってもらう人のやりとりの中で決定される場合が多い。
特に占う場合、様々な禁止事項があるとされる。
大きく3つ挙げられる。
- その人がいつ死ぬのか。
- 誰と誰が姦淫したか
- 誰が盗みを働いたのか
この3つは三禁と言って占ってはいけないとされている。
しかし考えようによっては、占いではおのずと今挙げたようなことがわかってしまうらしい。
当然のことながら、この内容が分かったとしても告げてはいけないのだ。
占いつまり占星術はこんな感じ
これは西洋占星術の12星座と血液型と合わせた占いで今年の幸運度を順位としてあげている。
これを見せられれば、上位に位置する人は気分を良くし、そうでない人は少しがっかりするのかもしれない。
しかしこれらのものをそのまま鵜呑みにするほどのどかで平和な人は少ないだろう。
このような順位に至った理由は全く語られていないのだから。
昔から占いで指摘される事は、根拠がないことでとりあえず納得するところがある。
古来から厳格に伝わってきた占星術では、占星術の前に必ず運命学があって、そこで様々な根拠が説明されている。
1部は王になるための勉強として、昭和天皇ぐらいまでは普通に講義されていたらしい。
今の令和の時代の天皇陛下も天皇になるための様々な講義を受けているとされている。
秋篠宮殿下が皇位継承の第1位になっているが、彼はどうやら天皇になるための勉強を受けていないとされ、本人から、できれば辞退したい旨の申し入れがあったとかなかったとか?
すべては憶測なので噂の領域でしかないが。
昔から人の上に立つ人は、様々なジャンルでこのような運命学を学ばなければならないとされていたようだ。
占星術(占い)は、このような運命学の技術的な部分だと認識できるのかもしれない。
今、世の中に出回っている様々な占星術は、この技術的な部分が特化されて広まっているのだ。
やっぱり励ましが欲しいから
人は人生において前に進もうとするときに大抵の場合、逡巡するのである。
進むべきかそれとも退くべきか、それ以外にも決断を迫られる場合が多々あるようだ。
しかし好むと好まざるとにかかわらず、何を選ぶにしても前へ進まなければならないことが圧倒的に多い 。
その時になにがしかの励ましがあれば、人は大いに勇気づけられ、元気に一歩を踏み出せるに違いない。
世の中にあるほとんどの占いは、今はそのような求めに答えるものが多いようだ。
要するに「頑張れ」の一言が欲しいと言える。
そうなったときには西洋占星術だろうが東洋占星術だろうがどちらでも構わない。
占ってもらう人が元気になるような励ましの言葉が1つ2つ盛られていれば、それで充分なのかもしれない。
過去からさまざま利用された占星術
実は江戸のまちづくりも天海和尚の指導のもとに様々な配置がなされた
徳川家康は、よく知られているのは辛抱強く危険なリスクを犯さない人柄とされているが、実際は真逆で、気が短く、せっかちですぐに挑発に乗ってしまう欠点があったようだ。
実は若い頃、戦国の猛将武田信玄の挑発に乗って三方原の戦いでボロ負けをしたことがある。
その時に家臣の大半を失い、自分も逃避行の馬上で脱糞をしてしまうほどの恐怖を味わい、ほうほうの体で逃げ帰ったことがあるのだが、その時以降から自分自身の戦略参謀として天海和尚の手ほどきを受けるようになる。
天海はあの諸葛孔明の流れをくむ三元九星術の占星術に優れ、徳川家康自身の様々な運命学上の特徴をことごとく明らかにし、また家康が今後関わりのある様々な武将についても事細かに分析をして、戦う時期、また沈黙をするべき時などあらゆる面で指導をすることとなった。
実は、この天海がそばにいるようになってからは家康はほとんどミスをしなくなったのである。
そして有名なところでは、江戸に幕府を開いてまちづくりをすることとなったときに、天海の運命学の知識が総動員された。
江戸の町が運命学的にみて完璧なものとなるように、様々な寺社仏閣が周りに配置されたのである。
天海については様々な説があるが、興味深いのは明智光秀が天海自身であるとの説。
うそかほんとかは検証のしようもないが、歴史的に見て誰もが興味をそそられるユニークな存在であることには違いない。
少なくとも江戸幕府以降は天海の作った様々なシステムが世の中を支配していたようだ。
スターリンも東洋の占いに頼っていたらしい
スターリンは東洋の占星術の、とある女性の占い師から様々な助言を得ていたと聞く。
彼もどうやら重要な決定はこのような占術を用いていたようだ。
それがいいか悪いかは別として、当時のソ連はスターリンの独裁だったことがこのことからもよくわかる。
彼は自分以外の誰の意見も参考にする事はなく、頼れるのは自分自身だけだったのだろう。
そうなればどんな歴史的な偉人といえども、心細くなるのは人情と言うもの。
それらしい占いに一喜一憂をし、そして採用することがあったとしてもそれなりの説得力を持つようだ。
しかしスターリンは、亡くなった後はその名誉はことごとく剥奪され、墓自体もどこにあるかもわからない状況だ。
当時のソ連の中でも反対意見は多かったと言うことだろう。
私が時々利用する占い
実は白状すると私も30数年運命学を勉強しているのでそれなりに占いをすることができる。
私が利用しているのはこれ。
有料のサイトだし、ある程度教科書で基礎的なことをきっちり勉強しなければとても使いこなせないのでおススメはしない。
しかしながら、自分自身のこれからしようとすることがどのような結果になるのかをあらかじめ参考意見として求めることができるので、その時には少なからず利用させてもらっている。
また私なりの決め事があって、同じことを日に何度も占なったりはしない。
占えるのは1日に1度だけ。
また、どうしても重要なことで結果の善し悪しにかかわらず進まなければいけないときには、私のポリシーとして占うことをしない。
その時にはどんな結果が出ようと自分は行動すると決めた場合である。
日々の生活の中で行うルーティーンは占うべきことではないだろう。
せいぜい占って良いのは、朝、“今日1日良い日になるだろうか?”ぐらいである。
私が占いに求めているのは、月並みだが励ましである。
一人暮らしをしている身のゆえに、誰かに迷惑をかけずに穏やかに過ごしたい気持ちの補償を求めているのかもしれない。
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