くわちゃんの独り言

音楽や映画が大好きな爺さん。長年の経験から知りえたことを発信します。

新潟県村上市を襲う震度6強 地震国日本の宿命

 

夜中に突然襲われる

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ちょうど寝るところでしたよね。いきなりネットで速報が入ってきたもので

ConoHa WING(コノハウィング)

 

目次

 

地震国日本なので、どの地域で地震が起こっても不思議は無いのだが、この新潟県を中心とした日本海側も実は地震の多発地帯と言える。

過去から大きな地震が幾例も報告される 。

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55年前の新潟の地震

今回もそうなのだが、この時も液状化現象で地盤がこんな有様に。

このような状況では、脱出することもままならない。

道路はもちろん建築物の被害がとても大きい。家の土台が使い物にならなくなるので、大抵の場合その建物を破棄するしかない 。

また液状化現象の起こった土地は現状復帰しにくいと言える。

地盤に大きな問題があるので、根こそぎ入れ替えるぐらいのつもりをしないと、そのまま使うことにはならないのである。

今回の地震では何人かのけが人が報告されている。今の段階ではまだ死亡した人はいないようだが、地震の後で怖いのは、その時の気象の影響である。

今回の地震も、地震の後で雨が降っているのだが、この雨で地盤が大きく緩み、二次災害の可能性がとても大きくなることに。

地震が多発する地域

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南海トラフ これから大地震の想定される地域

自身の研究で盛んに言われているのは今後、想定される巨大地震は 南海トラフと言われる。

ここで今後起こるであろう地震はマグニチュード9クラス。

おそらく壊滅的なダメージを受けるのではないだろうか。

特に西日本の太平洋側の該当地域では盛んに防災計画が見直され、体制を整えているところである。

実は、防災計画は通常地震が起こってから作られているものが多い。

大抵の場合、想定外のことが起こって、その事実に基づいて計画が練り直されることに。

この20年、30年で一体どれぐらいの地震に見舞われただろうか。

九州の熊本地震があった。

北海道でも日高地方を襲った地震があった。

これらの地震は皆 想定外である。

そして阪神淡路大震災と東北大震災では一体どれだけの人が亡くなったのだろうか。

防災計画はこのことに基づいて造られるが、個人的な感想だが、防災に対する啓蒙運動をとにかく徹底して行うべきだろう。

いざ災害に遭遇しても、皆 自分の今の居所を動きたくない気持ちが働く。

そうして命を落とした人が何人いただろうか。

経験していない事はどうしても軽く見る傾向にある。

たとえ経験していなくても、徹底した啓蒙運動をすることによって心の中に刷り込んでしまうことが重要。

避難指示等にはすぐに従わなければいけないだろう。

でも”とか、“もうちょっと”とかは無しなのである。

できることならば普段から防災のためのアイテムを手元に置いておく位の覚悟は必要だろう。 

これから心構えが必要なところ

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死亡者は出ていないが液状化現象をはじめ被害は甚大

今朝のニュースでアップされた画像である。
被害は広範囲に及ぶ。

 このような大きな地震があった場合、その1回限りで終わるとは限らない。

特徴としては余震が続くのである。

今回もこの後、何度か余震がやってくるに違いない。

その時にどの程度の震度になるだろうか。

震度5以上の可能性も大きいだろう。

震度にもよるが、備えを万全にしておかなければ、さらにまた被害が拡大することに

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地震の震度とその時の状況を説明したもの

≪防災安全協会認定 高防水ターポリンリュック採用≫ 防災セットLA・PITAシリーズ

準備が必要なことがよくわかると思う。

起こってから対応するのでどうしても遅い。

あらかじめ準備をしておくことがとても大切だと言われる所以である。

もちろん、様々な支援や応援はいただけるのだが、地震に会うのは我々当事者である。

基本的な姿勢として、自分の身は自分で守る気構えが必要だろう 。

まとめ

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官邸も直ちに反応 避難所はすぐに開設された

今回の地震の報道を受けても、関係機関の対応はすこぶる早かったと言える。

夜中でなかったことがせめてもの救いなのかもしれない。

官邸の対応も早かったが避難所や自衛隊の災害派遣もすこぶる早かったと認識する。

地震や津波、大雨などの対応は日本は世界でもほぼトップクラスの実績を誇る。

それでも、個人レベルでの準備は必要不可欠なのだ。

このような災害が広範囲に起こった場合、各地方自治体の対応は最初の三日間はほぼできないとされている。

役所も何も皆同じように被害を被るので、対応のための準備にそれだけ時間がかかるわけだ。役所の担当者も同じように被災しているので、素早く対応することにはならないと言える。

防災関係の勉強会に出席したことがある。

まず最初の三日間は自力で生き延びなければ厳しいと言われているそうだ。

と同時に何人かの人が集まったところは、基本、避難所に準ずる扱いになるので、ある程度、人数や中身について把握しておくと支援を受けやすいらしい。

例えば水などを配って歩くボランティアが避難所廻りを始めたとする。

人のいるところに到着すると、まず聞くんだそうだ。

「責任者は誰ですか?何人おられますか? 必要なものはなんですか? 」

これらの質問を矢継ぎ早にされると言われる。

考えてみてわかる事だが、あらかじめまとまっておいた方が良いに決まっているのだ。

質問の答えにもたつくようなことがあれば、水などを配って歩く人たちは、「とりあえずこれだけ」と物資を置いていくようだ。

防災に関しては学ぶべき事はとても多いと言える。

さて、今回の地震の被害がとにかく少ないことを祈るばかりである。