くわちゃんの独り言

音楽や映画が大好きな爺さん。長年の経験から知りえたことを発信します。

X-Menダークフェニックス 評判通りの内容だったか

 

映画としてはとても面白くまとまっていた

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映画発表の時のレセプション

 

 

目次

 

ConoHa WING(コノハウィング)

この映画が前評判通りのものか、それを確かめる意味でもぜひとも見なければいけないと思っていた。

正直な感想を言えば、いくつかの時系列上の不都合はあるが、1本の映画としてよくまとまっていたと思う。

最近のこのタイプのマーブルシリーズを見てみると、とにかく予習なしで見ても、話の内容を理解できないものが多かったと思う。

予習といっても、とりあえず予告編を見るのと、ネットでネタバレと称する様々な記事に目を通すぐらい。

さて、物語はスペースシャトルでの宇宙でのトラブルの救出作業から始まっていく。

その時にストーリーの中心となるべき“ジーングレイ”がコスモフォースと呼ばれる宇宙のエネルギーを取り込むことによって、彼女のもともと持っていたダークサイドの部分が覚醒していく内容の話。

この時に出てくるのが、宇宙人とおぼしき生命体。

彼らはこのコスモフォースを自分たちのものとするべく宇宙を旅してきたのだが、力がジーンに吸収されたと見ると、それを利用して地球を乗っ取ろうと企むのである。

その時の宇宙人のボスとも言うべき役がジェシカチャスティン

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ジェシカチャスティン 姿を自在に変えられてジーンに取り入ろうとする

彼女の役どころも、重要なポイントで、ジーンとの兼ね合いのシーンは見ごたえがあった。

実は、ジーンは子供の頃の両親の死亡に関してトラウマとも言うべき心の傷を抱えている。

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トラウマがあるゆえにダークフェニックスとして覚醒してしまう

さてここで1つネタバラシをしておかなければならない。

このダークフェニックス覚醒の時のトラブルでミスティークことレイブンが 命を落とすことに。

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レイブンはジーンの説得を必死で試みた

この物語では、様々なネット上の評判が聞こえてくるが、実は賛否両論で、かなり厳しく指摘する声も多い。

それは物語の整合性を問うよりも、ストーリーとしての面白さに対しての注文が多いのである。

ジェシカチャスティンの宇宙人役がよくわからないと言う意見が多かったような気がする。

映画を見た感じでは、かなりわかりやすい設定になっていたと思うのだが。

マーベルシリーズのアベンジャーズとかキャプテンマーベル等は予備知識なしではとっても理解できないぐらい、入り組んだストーリーになっていた気がする。

それに比べれば今回は、かなりわかりやすい作りだったと感じた。

仲間の死によって、  X-Menの結束にほころびが生じ、そしてさらにまた絆を強くして結びつく内容はごくベーシックでわかりやすい設定だと思う。 

X-Menシリーズの最後の作品との触れ込み

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新旧ジーン 第一作から3作目まで担当していたファムケ・ヤンセンのイメージが強い。

【アイリスオーヤマ公式】アイリスプラザ

 X-Menシリーズで重要な役どころとなるのはやはりジーンの存在。

彼女はミュータントの中でも最上級のパワーを秘めていながら、心の中のトラウマがあるゆえに、プロフェッサーによってその力を著しく制限されていた。

ただし、制限されていると言っても、本人の強い希望があればそのパワーは解放されるようだ。

 X-Menシリーズの第2作で彼女は湖の中に沈んでしまう内容だったのだが、自らのパワーによって復活を遂げるのである。

そしてシリーズの第3作で、自分の持てるパワーを全開にすることができたが、その時には心の大半をダークな部分に支配されており、自らの命を絶つようにウルヴァリンに懇願するのである。

この3番目の作品でジーングレイ、チャールズエグゼビア、スコットサマーズは死亡することに。

 X-Menシリーズでは過去の作品を振り返っても、彼女が重要なポイントを占めていたことには間違いない。

このシリーズのもう一つの重要なキャラクターはウルヴァリンである。

ヒュージャックマン扮するウルヴァリンは物語の中でも中心的な役割を果たしたが、スピンオフドラマ“ローガン”でその一生を終えた。

今回のストーリーの中心に据えられたジーングレイはローガンとも切っても切れない関係にある。

配役の関係で、ヒュージャックマンは”ローガン“出演でもう X-Menシリーズに登場しないことを発表していた。

最初に封切られた3つの作品で既にシリーズの役割を終えていた感がある。

この作品は続々とスピンオフが作られたが故に15年以上にもわたって作られ続けた大人気シリーズである。

いくつかの物語を後付けで作っているので、当然合わなくなるシーンもあり、その割にはきちんと理由付けがされるようなこともあって、それなりに興味を引く内容になっていたのだ。

物語の整合性を問うとつじつまが合わない点

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レイブンとプロフェッサー このキャラクターの扱いに問題が

つじつまが合わないのは実は2つ

  1. レイブンが死亡してしまうこと

今回の作品の時系列は1992年度の物語とされていた。

ちなみにX-Menの第一作がこの物語の次にやってくるはずである。

この時には、レイブンはマグニートーと組んで充分活躍していたのである。

ここで死亡してしまっては、物語のつじつまは合わなくなってしまう。

   2.チャールズがこの物語の後に引退をしてしまうこと

 こちらも同じである。チャールズはこの後の物語で、「恵まれし子らの学園」の校長としてしっかり仕事をしていた。

今回の作品では後釜の校長にハンコックが治まっていたが、ハンコックは確か最初の作品ではアメリカ政府の中の高官の役をやっていたと思う。

物語の時系列上の整合性が取れていないなと今回感じた点である。

映画を見終えて

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映画館での私の様子

実は、SNSでもアップしたが、この映画は封切りしてからまだ5日目なのだが、今回の上映では観客は私1人だった。

他に誰もいない映画館で悠々と1人で鑑賞するのはちょっともったいない気もするが、やはり田舎町の上映では人気映画といってもこのレベルでしかないのかなと。

ちなみに今回は4 DX 2Dでみることに。

 3Dメガネが必要ない分、いつもより料金が少し安かったような気がする。

私は、映画館に行かなくてもテレビでいくらでも映画を見ることができることをよく知っているが、やはり映画館の大きなスクリーンでしかも様々なオプションをつけた上映はいちど見たならばしっかりはまってしまうと感じている。

とりあえずは、これであらかじめチェックしていた分の映画は見終わったと思うので、少しの間は映画館通いをお休みするようになる。

もっとも、ネットで面白そうな予告編が流れてきたならばついつい目移りしてしまうのも人情である。

その時はまたいそいそと出かけるようになるのだ。