売れっ子のソプラノ歌手
目次
見てわかるとおりに大変な美人。
しかし、名前だけはずいぶん前から知ってはいたが、一体どんな人なのかと思って調べてみると、小さい頃からピアノの練習をしてきて、学校は芸術大学の附属小学校から一貫して音楽畑で通してきている。
大学に入ってから声楽の専門家としての道を志したようだ。
多数のコンクールにも出場していて優勝経験も豊富。
もちろんイタリア語や英語の歌唱も得意なはずですが、日本の歌をしっとりと歌い上げるところも人気の秘密。
彼女の歌の特徴は、ソプラノ歌手でありながら驚くほど聞きやすいこと。
一般的なクラシックの歌唱はベルカント唱法と言って、独特の裏声を駆使するのです。
当然のことながら、そのような基本を踏襲しつつも、素人にもわかるような聞きやすい歌い方は当然あるわけで、私のような普通の人間にもごく自然に聞こえるように歌いあげるのは相応の技術であると思うわけ。
また、舞台に立つ歌手にとっては、ビジュアルがある程度ものを言うでしょう。
彼女の場合、整形疑惑が起こるぐらい日本人離れした美貌の持ち主。
しかも抜群のスタイルを誇っていますね。
ソプラノ歌手はプロで活躍する人の中には、かなりの体格の人もいるんです。
男性歌手で有名なのはパヴァロッティ。かなりの巨漢でした。
女性にももちろんいますね。
このような中で、この姿かたちをきちんと保持しているあたりが彼女のアイデンティティーかもしれません。
また、年齢を調べてみてびっくり。
現在は48歳。とてもそんなお年には見えません。
家族との生活があるので、東京出身でいながらも、今はほとんどが外国暮らしでしょう。
実は、彼女のことをブログでアップしようと思い立ったのは、今朝の早朝のNHK衛星放送のクラシックリサイタルで彼女の特集をやっていたのです。
何気なく聞いていて、(正直なところ、じっくり聞いた事はなかったもので汗)とても聞きやすくて目覚めに良いよなと思ったもので。
そのことがアップするきっかけ。
日本の様々な音楽活動でもしょっちゅう名前を見かける有名人ですが、被災地を応援するような活動もされていますね。
特に東北大震災など地震のすぐ後から活動を始めたと記述にありました。
YouTubeをチェックしてもその頃の録音とおぼしき画像がいっぱいあるようです。
普通にお話をされるときの声もとても魅力的ですね。
ちなみに元TVアナウンサーの森麻季さんとは同姓同名の別人とのことです。
ネットで調べると両方の情報が入ってくるので、ちょっと知らないと混乱します。
アナウンサーの方とは年齢が10歳位違うので、ただ目のぱっちりしたところとかは意外と似てる気もして、ちらっと見た位では同じ人物と間違う人もいるかもしれません。
ご主人はイタリア人作曲家 お子様は2人
彼女の家族のことを調べてみると、この写真に行き着きます。
ご主人はイタリア人作曲家で、しかも大学の講師もされているようですね。
また音楽関係の会社も経営しているような内容でした。
2008年に最初のお子さんが生まれているので現在11歳。小学5年生のはずです。
実はそのお子さんとピアノの発表会で共演したときの彼女のTwitterがあります。
こんばんは✨
— 森 麻季 Maki Mori (@makimori_sop) April 21, 2018
今日は息子のピアノの発表会で連弾を弾かせてもらいました!
久しぶりに人前でピアノを弾いたなぁなんて思いながら。。
とっても嬉しい経験でした🌈 pic.twitter.com/fOtNi5JAZv
もともとピアノは小さい頃からやっているので彼女にしてみればかなり年季が入っているはずですね。
こうして見てみると、普通にきれいなお母さんですね。
普段ステージに立つ衣装とは別に、このような服装をするとイメージはがらりと変わります。
家族を大切に思う気持ちが短い動画の中で伝わってくるようです。
歌手としての活躍は
歌手としては人気絶頂の彼女 、様々なステージにお声がかかっているようです。
特に美人でらっしゃるので、それを目当てに来るお客さんもいるのでしょうが、私のイチオシポイントは、彼女の歌い手としての聞きやすさでしょう。
彼女の持ち味は、いわゆるパワーでもなく、また凄まじいサーカスみたいな歌いっぷりでもありません。
基本に忠実な、イタリア式のコルラトゥーラを歌いあげること。
ソプラノ歌手なので、当然、声は遠くまで響かなければいけないでしょうが、聞いているものの心に、ストレートに響いてくる歌い方は、感じる側の気持ちのこともあって、歌のうまさだけでは簡単には決まらないものです。
どんなに歌がうまいとされる歌手であっても、心に響いてくるかどうかは全く別な問題です。
彼女の歌声は多くの人のコンセンサスを得られたと思いますね。
まとめ
こちらの写真を見るとお子さんが2人なのがよくわかります。
多分上のお兄ちゃんが6歳ぐらいだと思うので、下の子も今は小学校に上がったぐらいでしょうか。
彼女が家族を大切にしている様子がこの1枚の写真から普通に伝わってきますね。
さて彼女が持ち味にしているベルカント唱法。
この歌い方は、ずいぶん歴史が古くて、おそらく17世紀位まで遡るはずです。
マイクのなかった時代、舞台上で発声する歌手は、マイクなしで会場の隅々まで自分の声を届ける必要がありました。
それはただ単に大声を出すだけでは不可能だったのですね。
その目的に応じて編み出された方法が今のクラシカルな歌手たちの歌い方のようです。
このようなステージで披露する様々な催し物は電気との関係がとても密接なんです。
電気のない時代はマイクもなく、照明もろうそくに頼らざるをえませんでした。
ろうそくは実は燃やすと明るいこともさることながら、ススがいっぱい出るんです。
必要な明るさを維持するのにススがいっぱい出るろうそくではしょうがないので、その当時から、とても高額な蜜蝋を使ったろうそくが使われたようですね。
ベートーベンの様々なメモの中にこの照明のための蜜蝋のろうそくがとても高かったことがよく知られています。
ちなみにジャンルは全く違いますが日本の歌舞伎では役者が顔を白く塗りますよね。
実はあれにも理由があって、照明のない時代、薄暗い舞台小屋では、役者たちの顔があまりはっきりわからないんです。
そのことを解決するために白く塗って、目鼻立ちを際立たせるようにしたようですね。
クラシック音楽の世界も数百年続いている伝統ある世界。
その中で現役で活躍し続ける森麻季さんにエールを送りたいものです。