貴景勝 休場
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貴景勝は厳しい決断をしたと言える。自ら申し出て今場所の休場を決めたようだ。
彼の性格からして多少膝に不安があっても、出場するのかなと思ったが、親方たちの勧めもあって、休むことに決めたようだ。
実は、この決断は非常に重いのである。来場所は大関を陥落して関脇となってしまう。
もっとも、関脇で10勝以上あげれば、もう一度大関に復帰できる。
今場所の栃ノ心と同じ。
膝を怪我している以上、とにかくまず元に戻すことが先決。
話はそれからである。
首尾よく怪我が治って本場所に出場できるようになれば、大関に戻れる可能性もある程度は期待できるだろう。
まずは怪我を治すことが最重要課題となる。
注目の力士はどうなる？
遠藤対栃ノ心
令和元年大相撲名古屋場所初日【遠藤】今場所も出し投げで栃ノ心を撃破❗️
この相撲は明暗を分けたと言える。
せっかく大関に復活した栃ノ心。馬力だけで遠藤を負かすことはできない。
遠藤は立ち会いで素早く取った右の前回しが命綱となった。
栃ノ心は攻め急いだ感がある。遠藤は右の前回しをとればそこからの出し投げがあるわけだ。それが見事に決まった。
とにかくどの力士も、場所の初日はまず片目を開けたいのである。
豪栄道対朝乃山
朝乃山は先場所優勝の注目の的。豪栄道との1戦はどこまで通用するのかが注目だったのだが、ふたを開けてみれば、見事に豪栄道に勝っている。
とにかく、見ていて攻めがうまいと思う。豪栄道はスピードで勝ってはいるが、朝乃山の懐の深さと攻めの厳しさに立ち向かうことができなかった。
先場所優勝とは言え、今場所は前頭の筆頭にまで番付をあげているので、朝の山は序盤戦は星を上げにくいはずだ。
この番付では、最初、横綱大関に総当たりにされるのである。
ここで五分五分の星で乗り切ることができれば、朝乃山の実力から行って大関クラスと納得する。
彼は明日白鵬との1戦になる。どんな相撲を取ることができるのだろう。
安定した両横綱と大関高安
横綱2人と大関高安は問題なく勝てた相撲だったと思う。
白鵬、鶴竜、高安3人とも自分の相撲が取れている。
初日を見た限りではまだ何とも言えないが、少なくとも今場所を相撲を取れる状況にはなっているようだ 。
このままで上位安泰となっていけるのかどうか。
今日は始まったばかりで、まだまだ小手調べ。
調子の良い悪いも全く判読つかない。
明日以降の取り組みを見てまた考えてみるようだ。
場所の展望
今日から場所が始まって、それぞれの力士の熱い名古屋がこれから。
さて、始まったばかりでは展望も何もないのだが、貴景勝の休場はやむを得ないと言えるだろう。
新大関で期待がかかっているだけに、残念と思う向きは多いが、将来のある身の上。
ここで中途半端な治療して、古傷を抱えるようなことになれば将来有望な力士を 失ってしまうことに。
きちんと治そうという貴景勝の判断を尊重したい。
本場所が盛り上がるかどうかは上位力士が実力を発揮できるかどうかにかかっているといつも思う。
要するに横綱2人と大関3人の出来具合と言える。
今日負けた大関2人が明日以降どの程度修正できるかで、今場所が引き締まったものになるかどうかが決まると言える。
場所前にどれだけ丁寧な稽古ができたか、その真価が問われるだろう。
明日以降もチェックを欠かせない。
