くわちゃんの独り言

音楽や映画が大好きな爺さん。長年の経験から知りえたことを発信します。

私の中のイチオシアニメ “天空の城ラピュタ”

 

毎日、朝ドラの“なつぞら”を見ていると、アニメーションに関係したいろんなことが出てくるので、ついつい記憶をたどることに。

私の世代は、明らかに“鉄腕アトム”と“鉄人28号”の世代。

両方とも少年時代の思い出だ。

しかし、アニメがこんなにも面白くて感動すると思い知らされたのはむしろ大人になってから。

様々見ているが、私の中で最も評価が高いのがこちら。

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ラピュタ 普段は嵐の雲の中に隠されている

目次

初めて見たのはテレビ

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飛行石 この設定は神がかり的

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とにかく見ていて、ユニークだなと思ったのは設定の要となる飛行石なる存在。

はるか昔、ラピュタ族なる人たちが 地下から採掘した鉱石を精錬することができたらしい。

この超自然的な力を込めた鉱石の力を操ると、空中に浮かぶ島を作ることができたようだ。

さらにこの飛行石以外にも常識を超える様々な技術が考案されていて、驚いたのはあの有名なロボット。

様々なパターンのロボットがあって戦闘用とか、庭仕事用とか高さはおよそ3メーターとちょっと。

かなり大きめのものが設定され画像でも目にした通り。

映画の中に出てくる様々なキャラクターデザインが、見ていても全てがオリジナルであることがすぐに理解できる。

物語のストーリーももちろんユニークだなと感じるが、その独自に考案されたキャラクターたちのさまざまな働きが、それがまたとても面白く不思議な気がして。

作品はアニメとしては珍しく2時間を超える大作。

しかし、作り手は、2時間の中で全く今まで見たことも聞いたことのないようなニュアンスを込めて物語を構築しなければならない。

当然、なにがしかの説明も必要だし、謎の部分を秘めつつも分かりにくければ誰も見向きもしないわけで。

その辺の設定が、とにかく見ている者たちを引き込んでしまう魅力。

初めてテレビで見たときには、コマーシャルでぶつぶつ中断したし、それに果たしてノーカットで放送されたかどうかも記憶の中では定かじゃないんだけど、確かその後すぐレンタルビデオ屋で借りてきてもう一度見た記憶が。

調べてみると、スタジオジブリの最初の作品とされている。

制作は言わずと知れた宮崎駿、高畑勲のコンビ。

もともと東洋動画の出身で、この世界では知る人ぞ知る実力者だけど。

実はその時の日本のアニメ界を代表するメンバーの1人が、今の朝ドラ“なつぞら”のモデルになっているのだ。

何度も見てきてわかってくることが、この作品に対する愛着をさらに深めることに。

かつてラピュタ族と呼ばれた人たちがいたこと。

そしてその末裔のほんのわずかな人たちが、この飛行石の謎と、ラピュタの城そのものをコントロールするための様々な呪文を引き継いでいること。

この呪文がいくつかあって、物語そのものを進めるスイッチのような役割を果たしていたのだ。

もちろんその中には決して使われることのなかった呪文もあったとされていた。

何度もこの映画を見た人ならば津々浦々ネタバレの事実だが。

映画を初めて見た当時は、その辺にもロマンを感じていた記憶が。

作品の中に出てくるキャラクターも、パズーとシータは主人公2人で有名なのだが、他にも個性の際立つ登場人物が何人かいたと思う。

私が注目したいのはたくさん出ていた乗り物。

あの昔風の、よくわからない乗り物が特に飛行機系のものが圧倒的にユニークだと感じたもので。

特に空中海賊のドーラ1味の乗っていた 1人ないしは2人乗りの小型の飛行機のような不思議な乗り物。セミかハエのような羽が動力になっていたが、誰が考えたんだろうと思うぐらいありえない乗り物だった。

このアニメを何回も見て感じたのは、一貫して漂う空気感。

それは風であったり、飛んでいる最中の風圧だったり、あるいはわずかな匂いとか。

普通アニメでも映画でもこのような皮膚や嗅覚に訴える感覚はなかなかないのだ。

もっとも、私が最近ハマっている4DX3Dでは、これらの感覚が映画館で味わうことが可能。

座席が動くだけではなく、水しぶきも飛んでくるし、風が吹きつけられたり、後は臭いも発生させているようだ。

今の技術ならば天空の城ラピュタも4DX3Dで編集し直しが可能かなと思うが。

勝手な想像だがびっくりするほど良いものができるはず。

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一度見てファンになって何度もリピートすることに

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乗り物やロボットの設定が斬新だった

 普通、映画でも何でもそうだが、リピーターがいる作品は間違いなく面白いと言える。

映画館で見て、テレビで見て、さらに必要とあらばレンタルビデオで借りてみる。

最近のテレビはレコーダーが付いているので有料放送でも一度放送されたら、そのままダビングしてDVDに収めることに。

それでもレンタルビデオの出番があるのは、大抵、メイキングのサービス映像が同時に収められているのだ。

実は、メイキング映像は作品を楽しむための必須アイテムとも言える。

メイキングを見て、私が1も2もなく感動した作品に“レミゼラブル”がある。

実は、撮影方法についてメイキングで衝撃的な事実を知ることになった。

ミュージカルがもともと避けて通れなかったあの独特の違和感についてまとめた記事。

古い記事だがそのことについて私がまとめたもの 。

 

www.kuwa-chu.com

ちなみにラピュタの時は市販のDVDを買って現在所有している。

後から見るにつけ、少年少女の健気な冒険物語として私の中ではダントツに評価が高い。

ちなみに調べてみてわかったことだが、この作品で音楽を担当しているのは久石譲。

なんと、当初宮崎駿は彼ではなく、作曲家として注目されていた宇崎竜童を使うつもりでいた。

そこに高畑勲がダメ出しをして久石譲で行くことになったのだ。

もし、宇崎竜童が音楽を作っていたならばどうなっていたんだろう。

作品のイメージもがらりと変わってしまうのではないか。

この作品は80年代の半ばなので、当時宇崎竜童は山口百恵などの作曲家として有名だったはず。

今ならば、久石譲以外の音楽は受け入れられないと思うのだが。

作品を作る段階ではやはり試行錯誤が起こって当然。

いずれ、チャンスを見てもう一度この作品は見たい。

声優たちも今はなくなられた方が

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吹き替えは 初井 言榮 さんがやっていた ドーラ

ドーラの役をやっていた初井言榮さん。彼女は確かこの出演の何年か後に癌で亡くなったと聞いた。

アニメーションを作る上で、後から乗せていく音声などアフレコの作業はとても重要なポイントになる。

ラピュタではドーラのあのだみ声が とてもユニークで新鮮に聞こえたもの。

放送中のなつぞらでもアフレコのシーンはユニークだし、とても興味深い。

アニメーターにとってはまさに自分のキャラクターに命を引き込まれるシーンでもある。

アニメーションの世界では出発は、全く音のない世界なのだ。

今と違ってコンピューターがそれほどでしゃばっていなかった世界なので、ラピュタの作画の枚数はおよそ70,000枚。

半端でない数の絵を書いたようだ。

製作期間も封切りの前年からおよそ1年間。

 86年、つまり昭和61年の封切りである。

まとめ

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三鷹市の記念館にはラピュタを記念するモニュメントも

【BROOK'S かんたん ぬか美人】

この記念館を作った頃の宮崎駿にインタビューした番組を見たことがある。

彼は仕事の合間にアイディアを出したが、記念館はある程度好きに作っていいよとの 指示だったようだ。

ラピュタを作るときのきっかけとして、時代がだんだん過ぎてきて、少年や少女が活躍する冒険物語が少なくなってきたなと感じていたので、一石を投じるつもりでこの作品を世に出したのだと。

この作品は興行的には決して大成功とまではいかなかったが、その後のDVD販売などで収益的には成功したと言われる。

この後スタジオジブリは、主に長編のアニメーションを中心に作品を作り続けることに。

この前の作品、“風の谷のナウシカ”は、スタジオジブリの担当ではない。

鑑賞する私たちにしてみれば同じ系列で捉えるが、作者は同じでも配給元は違う。

東洋動画のような大手企業とは違って小さな個人レベルの会社では、アニメーションを作るための莫大な費用はそれを捻出するだけでも大変な作業になっているようだ。

お金を集めることへのコメントはほとんど聞いてはいないが、何の苦労もなくお金が集まる事は無いはず。

昔も今も、制作するための費用はどうしても大変な作業になるのだろう。

とにもかくにも数億円レベルでお金はかかる。

興行的に成功すれば良いのだが、失敗すれば借金のみが残る。

なつぞらでのセリフを借りれば、アニメとはありえない世界を普通にそこにあるように描き出すこと。

今のコンピューターグラフィックを用いた様々な映画作りはこのアニメーションからの技術もずいぶん使われていると聞く。

またアニメーションも、コンピューターを使えば作画の原画と原画をつなぐカットはコンピューターが自動で作ってくれるようなことにもなるだろう。

有名な映画に“ターミネーター2”があるが、あの時に最初に撮影した画像と次に来る画像が連続して見えるようにその中間処理をやってくれるようなコンピューターソフトが使われたらしいのだ。

映画を見た人ならばわかるが、あのT1000が変身するシーンがそうである。

今はコンピューターが人間の肩代わりをする世界で、役者もほんのわずかにきっかけさえ提供できれば、後はコンピューターがやってくれるそうな。

天空の城ラピュタは今のコンピュータ全盛の時代を生み出す前の傑作と言えるだろう。

スタジオジブリはこの後も世界的大ヒットを記録する様々な作品を作り出すのである。

今後、どのような作品が生み出されるのか、この年になっても興味が尽きない。