いよいよ今週から、なつと一久さんの新婚生活が始まるストーリー。
今日のドラマの中では昭和42年の夏とのこと。
なつは昭和11年生まれの設定だから、31歳。
なるほど、晩婚と言えば晩婚だね。
一久さんもほぼ同年代と見るので、大体はそれぐらい。
実際の中川大志君と広瀬すずさんだと 20歳そこそこなので、ちょっと若い気がしないでもない。
物語は今日から明らかに後半戦の内容に切り替わる。
目次
主夫 一久さん
西荻窪で 夫婦水入らずの生活がスタートしている。
ちなみに家事全般は一久さんがこなしているようだ。
いわゆる主夫。
今ならばさほど珍しくもない関係だが、この当時だとやはり少数派だったかも。
ドラマを見ていて感じたんだけど、昭和42年当時だと、会社のオフィスなどでもクーラーはまだ主流じゃなかったんだね。
ちょうど夏ごろの設定なので、皆さん暑そうにうちわやセンスを使って仰いでいる感じ。
あと気になるのは、電気製品とかどんな感じだったんだろうか。
あの当時はテレビはかなり普及していたような気がするが、洗濯機もあったと思う。
ご飯の炊飯器もちょうど出始めた頃かな?
サラリーマン家庭では、夫婦共稼ぎがほぼ当たり前になりつつ頃。
その頃の設定の話なのだが、一久さん なつのお母さんのノートを参考に色々と料理を作っているような話。
不器用な事はそのままなので、ご飯の支度に 2時間以上かかるのは普通だったみたい。
魔法少女アニー?!
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実は東洋動画のテレビ漫画部門ではなつが中心となって、
「魔法少女アニー」が作られていた。
実はこれは明らかに「魔法使いサリー」の転用。
例の、呪文を唱えて魔法のスティックを使う。あの話。
この当時、東洋動画で力を入れていたテレビアニメだった。
ちなみにオリジナルの「魔法使いサリー」はあの“横山光輝”が原作。
“横山光輝”と言えばあのおなじみ「鉄人28号」
私が小学生の頃とか大好きな漫画だった。
実は、「鉄腕アトム」よりも「鉄人28号」を気にいっていたのだ。
「鉄人28号」の漫画を自分でも日がな一日描いて遊んでいた記憶が。
当時の子供はみんなそんな感じだったと思う。
思い出だが、友達に「鉄人28号」を描いてくれとせがまれていたことを思い出す。
この頃の東洋動画では、女性が結婚をして子供ができると社内での待遇が変わっていたようなそんな状況を番組の中で紹介されていた。
この当時は、子供ができてしまうと夫婦共稼ぎもできなくなったのが主流だと思う。
寿退社と言って、結婚を機に会社を辞める女性は多数いたのだ。
ましてや子供ができてしまえば、退職せざるを得なかったのが世の中の一般的な様子。
保育所が完備されていなかったのは 今もあの当時も同じようだ。
ドラマの中では茜ちゃんが妊娠中。
実は彼女にはこの後、当時の世相を反映するような試練が待ち受けていた。
これはお昼ご飯を中庭で食べているシーンなのだが、この反対側にももっちも控えている。
あの当時の仲良し3人組はまだそのまま仕事をしていた。
茜ちゃんはなつと同じように作画を担当。
みんな社内でもそれなりの地位が与えられて仕事に励んでいたようだ。
風車は立ち退き 亜矢美さんはどうなっちゃう?
実はここで少しネタバレを。
風車は立ち退きをすることに。
この当時、高度成長期に入っていた東京は、戦後の古い建物が一掃されてビルがどんどん立ち始めていた頃。
この風車のあるあたりも 土地の買収が終わってすべて取り壊しとなり、新しくビルが立つとの話。
亜矢美さんも風車を引き払ってどこか別なところに行かなければいけない様子。
しかし、自分の息子同然の咲太郎にはまだ事情を説明しておらず、ちょっと遠慮しているような雰囲気も感じられた。
実は、亜矢美さんはこの後風車を引き払って行方不明になるのだ。
行き先は誰も知らずに、何の書き置きも残さずに出て行ってしまう。
しばらく会えずにいるのだが、ここからネタバレするんだが 北海道に行くことに。
なつぞらの最後のほうのエピソードで再会する様子が紹介されるはず。
亜矢美さんにとってなつが結婚して手元を離れ、咲太郎も仕事が忙しそうで風車にはほとんど帰っていないので、距離感を感じていたような気がする。
親が手元から子供が巣立った時に感じるような、不思議な喪失感を味わっているようなそんな気が。
兄 咲太郎のけじめ
咲太郎は光子さんと結婚をする。
この2人は実は昔から好い仲でやがては一緒になるような間柄。
咲太郎に詰め寄って光子さんときちんとけじめをつけるように迫ったのは他ならぬ野上さん。
野上さんに言われて初めて結婚しようとけじめをつける咲太郎。
物語の設定で見ると咲太郎も光子さんもアラサーだろうか。
確かに結婚適齢期とは言えないかもしれないが、今ならばごく普通だろう。
この当時は、こうやって独身でいる人たちはごくごく少数派だったと思う。
必ずと言っていい位男性も女性も伴侶を見つけていたはずだ。
今とはやはりご時世が違う。
今は、びっくりするぐらいお一人様が多いのだ。
さて、なつぞらはこの後なつと一久さんにも子供ができるようになる。
もう後半戦なのでネタバラシをするが、女の子が生まれる。
確か泰樹さんが名付け親で、“優ちゃん”だと思ったが。
ちなみになつぞらの最初に流れるタイトルバックのアニメーションの中で元気に走る女の子が1人描かれているが、どうやら彼女が“優ちゃん”との話しもある。
物語の最後では、今まで登場した中から再度登場する重要なメンバーもいて、一久さんもアニメーション作りに参加するとの設定のようだ。
どういった話になっていくのか、楽しみな限り。