いよいよ今日社長室へおめでたの報告に。
社長としては、次回のテレビアニメの演出もやってほしいとの希望があったが、やはり経営者としては、無理がないように契約社員での活躍を提案せざるを得ないと思っていたところが。
周りの仲間たちの後押しもあり、なつ自身の強い希望もあって次の作品のオファーを受けることに。
子育てしながら演出家としての仕事をこなすのは激務が予想される。
しかし、モデルとなった奥原玲子さんも、ここで獅子奮迅の頑張りを見せていたのだ。
なつぞらでも、新しいエピソードが始まるに違いない。
目次
報告 なつのおめでた
物々しい様子で社長室に乗り込んだので社長も思わずびっくり。
なつから 妊娠の報告を受けて、なんとなく気まずい雰囲気の社長。
それには理由が。
出産をして子育てをする女性は、“やはり社会の第一線では仕事をしにくい”のが当時の風潮。
正社員として責任を負えば、当然無理もしなければならないし、何よりも家庭と子育てを仕事場に持ち込めるはずもなく、行き詰まるのは目に見えていたから。
そういったことを考慮すれば、契約社員でフレックスタイムの仕事が1番似合っているのではないかと。
ただし、なつの実力を見込んで次のテレビアニメの演出を含めた総合的な仕事をやってほしい希望があった。
当然、女性初となる快挙なのだが、子育てをしながらでは到底無理なので、それで心の底からおめでとうを言いにくかった。
なるほど、ここでのやりとりはなかなか見もの。
なつは社長の申し出に対して、ぜひやらせてほしいと訴える。
果たして子育てと両立するかどうかは別として、とにかくやってみたいと心底思ってみたようだ。
そして、そこに同席していたアニメーターの仲間たちはこぞってなつへの応援をするのだ。
とりあえずは社長の計らいでなつの希望が受け入れられることに。
相当大変になる事は間違いないと思うが。
実は仕事をこなすためには周りの協力が不可欠
なつにも女の子が生まれる。
来週早々の物語でその辺が明らかになるが、待ってくれないのはアニメーターとしての仕事。
今やっている、「魔法少女アニー」
この次の作品からは演出も含めて、全てなつが仕切らなければならないのだ。
会社内での仕事も激務になるが、生まれたばかりの赤ちゃんをどうしたらいいのか。
ここからネタバレになるが、茜ちゃんが面倒を見てくれることになる。
茜ちゃんも赤ちゃんが生まれたばかりなので、ついでと言ってはなんだがなつのところの“優ちゃん”の面倒も見てくれることに。
これで、なつはとりあえずは仕事に専念できるようになるのだ。
また、忘れてならないのが一久さん。
主夫としてなつを支えながら、しっかりと家庭を守るのだ。
実はこの当時から、夫が仕事へ出て妻は家庭を守る そのような風潮は必ずしも世の中全員に当てはまるようにはならなかった。
世の中の風潮としては夫婦共稼ぎが徐々に当たり前になりつつあった頃。
なつぞらはそういった時代背景も踏まえながら語られている。
私の家でも、父親は農協職員としてフルタイムで責任ある仕事をこなしていたが、母親は時々田植えや稲刈りなど様々なアルバイトで声をかけてもらって仕事をしていたようだ。
それなりに大変な思いをして家庭のやりくりをしていた。
父親が台所に立つ姿もごく少ないが何度か目にしている。
出てきた料理までは記憶にはないが、それなりに助け合っていたと思う。
しかし、家庭内の事は8割方、母親の仕事だったと思う。
私の育った家庭では、主に外仕事は全て父親がやっていたと思う。
畑を始めとして、大工仕事その他は全て父親の仕事。
家庭内が母親で、料理とか洗濯とかその他もろもろ。
それぞれの家庭の事情に合わせて暮らしぶりは決まっていたと思う。
なつと一久さんの家庭もそんな感じで役割分担が決まっているようだ。
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来週はこうなる
来週は早々に赤ちゃんが生まれるはず。
予告編を見た人はびっくりしたはず。
なんと、おしんがそこに。
写真の名札を見ると高橋とある。
なつのお産のときに、助産師の役をやっていた。
今度は女医さんの役で元朝ドラのヒロインが出演。
調べてみると今回のドラマではかつての経験者がこれで11名出演している。
記念すべき100作品目と言うことで、気合の入っているNHK 。
どんな演技をするかは、結論から言えば、“安心して見ていられる演技”。
来週になればすぐにわかるはず。
放送枠はあと何回もないので、物語は少しはしょっていかねばならないだろう。
この後も重大なエピソードがいくつか控えているはずなので。
マコさんイタリアから帰る
予告編でやっていたが、マコさんがイタリアから帰ってきて、新たにアニメーションの会社を立ち上げるようだ。
そしてこの予告編での目玉は 一久さんへのアニメーションを作ることへの参加依頼。
「もう一度アニメーションをやってみない? 」
これがマコさんから一久さんへのアプローチ。
実は、ネタバレでこの事は知っていたのだが、どうやら物語としてはこの辺は全くオリジナルでストーリーを作っているようだ。
大体マコさんのモデルになった人は手塚治虫の元で活躍していた中村和子さん。
ここへ来てなつぞらは、本来のモデルとは全く異なる形でストーリーを作っている。
なつぞらでの面白さは、おそらくここからが本当に始まるのかもしれない。
ここで一久さんはマコさんの会社に参加することとなって、なつはそのまま東洋動画で仕事をし続けるようになるのだ。
どうやらこの形での状態がしばらく続きそうだ。
モデルとなった奥山玲子さんも東映に40歳過ぎまで在籍していたと思う。
彼女も会社に貢献したいと思っている人で周りの誰よりも長く勤めていたと思う。
他でもないご主人の小田部羊一さんとはおしどりアニメーターとしてとても有名だった。
小田部さんは今回のなつぞらには出演していないが、なつと一久さんの物語として、二人三脚の活躍は見せてもらえるのに違いない。