クラシック好きの私は、様々な演奏家にも注目することが。
昔からバイオリンのしかも女性のバイオリニストは、美人も多くて不謹慎ではあるが素敵だなと思う人が多い。
最近知ったバイオリニストで木嶋真優さん。
演奏をチラリと聞いたのだが、なるほど筋金入りだわ!
日本人のバイオリニストで世界中で活躍できているのは、30人ほどというらしい。
バイオリニスト自体は何万人もいるらしいけど。
その頂点で活躍できるのは一握りはおろかひとつまみ。
そしてなんと彼女たちは大抵の場合ストラディバリウスを駆っている。
目次
美人バイオリニストであり なんとバラエティー要員
しょっちゅうバラエティーで見かけるようになったので、それで知ったような状況。
もっとちゃんとした演奏会で知るべきところなんだけど。
バイオリニストなので、持っているバイオリンがいかほどのものなのかは誰もが注目するところ。
彼女が現在演奏しているのは1699年製“ストラディヴァリウス”の“ペトリ”と呼ばれるバイオリン。
実はストラディバリウスは誰もが知っているが、とにかくとんでもない値段で取引される骨董品クラスのバイオリンといえばいいだろう。
ちなみに彼女の所有しているものは10 億から 20 億円とされる。
最近のバラエティーでは彼女自身の口で15億円ぐらいと言っていた。
最近特に価値が高まっているらしく、年々お高くなっているらしい。
彼女が個人で所有しているわけではなくて、実際はアメリカのとある団体が所有しているものを借り受けていると聞く。
番組の中で、賃貸料はいくらですかと聞いたところが、特になくて、演奏会をするような感じでお返ししていると発言していた。
彼女は、キャラクターはまさに天然そのもの。
一言で言えば変な人。
しかしそのユニークさが受けてバラエティーでは引っ張りだこらしい。
バイオリンを重要なものとするマインドはハンパでなく、家の中に居る時も部屋を移動するたびにバイオリンをケースごと抱えて移動するようだ。
寝るときには当然寝室に持って入る。
さすがにトイレの中まではと思うが、実際のところはどうなんだろうか。
バイオリニストなので楽器を大切にするのはわかるが、彼女が持っているものは借りているもの。
なくなったりとか、傷つけたりなんて事は絶対に許されないのだ。
そして、ストラディヴァリウスやガルネリウスと言ったバイオリンは個人所有はどちらかと言えば少ないだろう。
日本では高島ちさ子さんが所有しているリリーがあるが、他のバイオリニストたちは皆、財団から貸してもらっている場合がほとんど。
バイオリンを所有している団体は、優れたバイオリニストが現れた場合にのみ貸し出しをするのだ。
日本にも貸し出し前のストラディバリウスがまだ何台もあるようだ。
これから現れるであろう天才的なバイオリニストに演奏されるのを待っていると言える。
バイオリニストの実力は?
YouTubeとテレビでだが何度か彼女の演奏を目にした。
彼女の持ち味は神業的なテクニックを苦もなくこなしてしまうその天才性。
1つ2つ紹介するとこんな感じ。
バラエティーでこんなことやっていいのかと思うくらい凄まじい。
集中力も大したものだが、天性の才能がなければこんな風にはなれない。
このテクニックを見る限り、あの天才的なバイオリニストパガニーニってこんな感じなのかなと思ってしまった。
以前書いた記事の中でも紹介したが、クラシック音楽の世界でバイオリンと言えば、パガニーニである。
実はこの彼女の演奏を聞いてふとそう思った。
ただ者ではない経歴


彼女は3歳から音楽活動を始めたと聞いている。
ずいぶん早くから始めているが、なんといっても10代の中ぐらいで出会った世界的なバイオリンの先生“ザハールブロン氏”との出会い。
ロシア人の彼はバイオリニストであり、世界で最も有名なバイオリンのトレーナーでもある。
彼の教えを請いたくて、世界中から(もちろん日本からも)大勢の少年少女が訪れるのだ。
彼の教えを受けるためには、あらかじめ試験を受けて受からなければならないようだ。
それだけ大勢のリクエストがあるので、誰でも彼の指導を受けられるわけではない。
その彼をして木嶋真優さんは“すぐにしかるべき先生について日本を離れるべき”との指導を受けたのだ。
彼曰く、今まで出会った少年少女のバイオリニストの中では多分ピカイチとのこと。
なるほど、素人でもわかるような演奏である。
これが言ってみれば彼女の実力だろう。
「F・A・Eソナタ」より 第3楽章 スケルツォ / 木嶋真優
クラシック以外にも演奏しているようだが、彼女の魅力はやはりクラシックの曲を演奏したときに最大限発揮されると言える。
小手先の演出など全く不要なのだ。
どのような曲でも彼女の手にかかれば、このように素人にもわかる形でしっかりとアピール。
今までいろいろなバイオリニストを見てきたが、おそらくトップ3の中に入る位の大変な実力者と言えるだろう。
コンクールなどにはあまり出てはいないようなのだがアイザックスターンの記念のコンクールに最初の開催の時に出場してあっさり優勝している。
実は、彼女アイザックスターンの教えを受けたことがあって、それが理由とのことだ。
アイザックスターンも日本では有名なバイオリニストと言える。
森繁久弥とのエピソードが私的にはとても記憶に深い。
まとめ
彼女は1986年生まれで現在32歳。
30過ぎているのがなんとなく意外に見えるくらい若いのだが、しかし音楽家として見たならば、この若さでこれだけの実力。
最近の彼女のバラエティーとかのインタビューでよく聞くのは、少女時代からやってきたバイオリンに対する様々なアプローチを、一旦リセットして、これからはまた別な意味でアプローチをしていきたいとのこと。
それには理由があって、実は少女時代は自分でそれほどの修練を積まなくても難しいフレーズなどなんとなくできちゃった感があったんだそう。
普通バイオリニストのような演奏家では血の出るような訓練が聞こえてきそうな話だが。
彼女の場合は、それほど深刻にならなくてもできてしまったことが多々あったんだそうだ。
実は年齢を経てから自分自身のそういった無意識レベルでやってきたことをきちんと心が通うようにリセットしたいと、思うように。
音楽に向かう姿勢は、私のような常人とはまるで違う。
私も自分自身の感性には多少は自信はあるが、彼女のような神がかり的な世界での追求心など到底持ち合わせるものではない。
やはり何年か何十年かに1人の逸材であることには違いない。
これから年齢を経るに従って、さらに表現に深みを増していくのだ。
今でもあれだけの説得力を持っているのだ。
この先どんな世界に到達するのだろうか。