今日から、“なつぞら”もそろそろ物語をまとめる様々なエピソードが始まる様子。
東洋動画ではとうとうカミッチもマコさんと合流するようだ。
東洋動画に残るアニメーターはもう何人もいないのかもしれない。
マコプロダクションは積極的に活動している。
そしてこの物語の最も重要なエピソードの1つになるだろう天陽君の物語。
どうやら今週中の放送で明らかに。
目次
魔界の番長 評判はいかに
新しく始まったばかりの“魔界の番長 ”。
この物語は“永井豪”原作の“デビルマン”。
はっきり言って、子供向けの漫画ではない。
どちらかと言えば中学生以上ぐらいの大人が対象となるべき視聴者。
要するに、ホラーの要素もあって、しかも暴力シーンは血しぶきやちぎれた体の破片などが飛び散る。
また、主人公が変身するシーンはかなりえぐい。
普通の人間が悪魔に変身していくので、相当どぎつい描写になる。
ここを適当にやってしまったのではオリジナルの凄みが失われてしまう。
そうして出来上がったばかりの“魔界の番長”だが、実は、優ちゃんには不評。
「怖い ‼️ 」と言って隠れてしまう有様。
なつが心血を注いで作ったにしては、ちょっと残念な結果に。
ただし、同じアニメーターの仲間からは好評で上手に作っていると評価を受ける。
しかし、カミッチなどはテレビ用の漫画アニメ自体を快く思っていない。
本当のアニメーションではないと公言してはばからない。
この彼も、実は東洋動画を辞めるとの事。
マコプロダクションに合流することが決まっている。
東洋動画の実力者たちが皆マコプロダクションに移籍することに。
会社組織として、上からの命令でいくら仕事を強要されても、クリエイティブな仕事をする人たちにとっては、それは苦痛を伴う。
どうせ仕事をするのなら、気心が知れた仲間とともに、自分たちの本当にやりたいものを作る。
マコプロダクションは最初からそこがコンセプトになっているので、志ある仲間たちが集まりやすいと言える。
しかしながら、東洋動画に恩義を感じているなつは、“魔界の番長”の作画監督として日々奮闘努力する。
一久さんとなつ


一久さんがなつに提案した新しいアニメの原作。
「大草原の小さな家」
この作品を長編アニメの作品にしたいのだが、それにはどうしてもなつの力が必要とのこと。
一緒にマコプロダクションでやらないかと持ちかけるのだが。
東洋動画に恩義を感じているなつは引き受けることにはならない。
なつにとって 1番大切に切実に感じているのは娘優ちゃんのお世話。
優ちゃんのためになら、場合によっては会社を辞めることも辞さない心意気。
もっとも、それは過程での話で 、今会社を辞めるつもりはもちろんない。
ちなみに一久さん提案の「大草原の小さな家」は主人公に“少女ローラ”が出てくる。
なつぞらでは、このローラと優ちゃんを重ね合わせて表現したい意図が感じられる。
そして大草原の設定はおそらく十勝の柴田牧場。
この物語は、今のなつぞらのメインタイトルで流れるアニメーションのはず。
いずれは作品として出来上がってくるのでそれを楽しみに待つことに。
天陽君のモデルは神田日勝


天陽君は脚本家の意図として“神田日勝”の運命をそのまま踏襲するように見える。
ネタバレで最終回のストーリーまでチェック済みの私にしてみると、すべての流れは知っているのだが、ここで天陽君には厳しい運命が待ち構えることに。
彼は農業を継続するために絵を描いてお金を稼いでいた。
画家としての十分な知名度が既に確立されていて、様々な絵の依頼を受けているようだ 。
実は、この年の夏 彼は体調不良で入院をするとの設定。
夏風邪をこじらせて発熱や体のだるさで日常生活もままならなくなるのだ。
そのために入院をする羽目に。
入院していても、安静になどする事はなく、絵を描き続けたのだ。
それは、絵を依頼する人たちの願いと、自分自身の描きたい願望とが一致した結果だと。
そして、退院が決まると、退院を待たずにそのまま家に戻ってしまう有様。
家族が心配するのもよそに、全力を込めて徹夜して絵を完成させるのだ。
今日の物語はそこで終わっているが、実はこの後、明日の放送になるのだが、また無理をしてしまうようなのだ。
ネタバレで申し訳ないが、再入院となってしまう。
そこからは明日以降の物語で明らかになるはず。
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早逝した神田日勝
写真の屈強な農夫。
元気な頃の神田日勝である。
彼は奥さんとの間に息子と娘の2人のお子さんがいた。
そして娘さんは父親と同じ画家とのこと。
どのような絵を描いているのかは存じ上げないが、お父さんの情熱を引き継いでいると言える。
神田日勝の死因を調べてみた。
どうやら腎盂炎を発症してから、敗血症を併発したらしい。
風邪をこじらせたと言ってはいたが、実際は腎臓に細菌感染が起こったようだ。
免疫力が低下していれば、細菌感染は全身に被害が及ぶ。
全身症状となって現れれば、それは敗血症と診断されることも。
普通こういった治療では抗生物質を投与するはずだが、治療が間に合わなければ生死に関わる。
神田日勝は絵を描きたいがために無理に無茶を重ねていたらしいのだ。
それが結果として彼の命を奪い去ることに。
生きていれば、日本を代表する画家になっていたはず。
同じ北海道に生きる者として今でも残念な気持ちが起こってくる。
明日以降の物語で悲しい知らせを視聴者のみんなとともに受け取らなければならない。