たまたま見かけたテレビで風疹の話が出ていたんだけど、45歳から 57歳までの男性を対象に風疹の抗体検査を受けるお誘いの案内が届いているんだそう。
実はこの年齢の方たちは、風疹の免疫を持っている方たちが8割程度しかいないんだそうですよ。
風疹は知ってる人も多いと思うけど、妊婦さんがもしかかるとおなかの中の赤ちゃんに高い確率で障害が発生するとの報告が。
実はこのことをとても重く受け止めていて、防ぐためには、その人個人ももちろんだが、集団全体で病気にかからない人を増やすことが、感染防止に大きな歯止めをかけるらしい。
この男性に対する案内ももし抗体が陰性だったら、接種を受けていただくとほぼ間違いなく免疫が発生するので、そこで何とか免疫を持った人たちを9割以上にしたいと、計画しているようだ。
この全体の9割以上の人が免疫を持っていると感染の広がりを大きく防ぐことが可能で、そのことを指して集団免疫と呼ぶらしい。
目次
たまたま見かけたテレビはためしてガッテン
この番組をぼんやり見ていて出てきた言葉が集団免疫だったのです。
番組の中では帯状疱疹の話も出てました。
帯状疱疹もウィルス感染で免疫が弱った時に出やすい病気とされます。
この病気が意外としつこいのは 発疹がなかなか治らないのと、思いのほか痛かったりするんですね。
またひどくなると水ぶくれになってそれが破れて潰瘍になったりもします。
きちんと治療しないと後遺症が残る場合もあるようですね。
神経に沿って発疹が出るので帯状になるわけ。
それで帯状疱疹。
もうずいぶん前になるけど私の母親が、膵臓癌の闘病中にこれに罹患したことが。
ちょうど入退院を繰り返していたころで、たまたま自宅にいた時なので、私が手当てをした記憶が。
免疫がしっかりした人ならば移ることもほぼないので、私は普通に接していて薬を塗ったりガーゼを変えたりをさせてもらっていた。
周りに免疫を持った人が少なければ、場合によっては他の人に移って感染拡大も考えられた。
ワクチンを接種してきちんと免疫が作られるのならば、それに越した事は無い。
様々な病気があるが、特に大勢の人が感染しやすいようなものは、なるべくならば免疫を持った人が多い方が良いだろう。
図にもあるように周りに免疫を持った人が多ければ、感染拡大を防げるのだ。
侮れないインフルエンザ
インフルエンザは、毎年冬などの季節に感染が広がりやすい。
巷ではよく予防接種が呼びかけられる。
私もこの年になるまで生涯でインフルエンザには多分1回か2回位はかかった記憶が。
まだ、それほど世の中で騒がれていなかった頃なので、インフルエンザの予防注射は子供の頃強制的に何度かしたぐらいで、大人になってからは1度もしたことがない。
インフルエンザの予防接種は実は賛否両論ある。
効果があると言う意見と効果がないから無意味と言う意見と。
私も病気を持っているので定期的に病院通いをするが、その時にインフルエンザの予防接種のシーズンに看護師の人に聞いてみたことがある。
「予防接種はしなければダメなものなのかい? 」
看護師曰く、
「人様々です。私はしたことないですよ。」
この答えを聞いてから予防接種をする気は消滅している。
これからも多分することは無い。
もしインフルエンザになった時は、今は処方箋の中に“1週間の外出禁止”が言い渡されるはず。
後は薬を飲んでおとなしくと言うことか。
自分の健康は周りのみんなと共有
子供たちを守るために必要だとなれば、協力する気も湧いてくると言うもの。
ぼんやり見ていて記憶も曖昧になったが、要するに免疫の割合の低い世代の人は免疫の検査を受けて、必要なワクチン接種を受ければ、それがひいては子供の風疹をなくすことにひと役買うらしいのだ。
私は年齢がかなり行っているので、ワクチン接種には当たらない。
該当する年齢の方はなるべくならきちんと応じた方が良いのではないか。
しかし、集団免疫と呼ばれる考え方を今回学ぶことができたのはなかなかのヒット。
何気ない自分の健康が周りの人たちを守ることができるなんて発想はとてもユニークだし、好感も持てる。
番組を見た人ならば、及ばずながら自分もと思ったに違いない。