くわちゃんの独り言

音楽や映画が大好きな爺さん。長年の経験から知りえたことを発信します。

なつぞら 十勝発の物語を作るために選んだ退職

 

いよいよ東洋動画をやめようと決意。

物語は、なつをここまで引き立ててくれた仲さんへの報告から。

なつは、東洋動画でも主要な戦力なので、退職の影響は甚大。

仲さんへの報告の後、社長へ退職願を提出する。

そこから話がみんなに広まって、プロデューサーからも激しく慰留されてしまう有様。

それだけ頼りにされていたんだね。

簡単に使える360°カメラ【PanoClip】

目次

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やっぱり言い出すには勇気がいるよね

仲さんとのやりとり

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仲さんはなつの師匠

真っ先に報告したかったのは仲さん。

なつの気持ちの中では 自分は仲さんの弟子。

たとえ東洋動画を辞めても、弟子と師匠の関係はずっと続くと思っているなつ。

ちょうど、昭和48年の設定なので、この頃は様々なテレビアニメが放送されていた。

ちょうどインスタントラーメンやカップヌードルが出始めた頃で、そのような世情も相まって 、テレビでアニメをやらない日はなかった。

そして漫画週刊誌の存在。

少年マガジン、サンデー、キング、ジャンプ、チャンピオン ざっと上げただけでこれだけ思い出せる。

このほかにも大人向けの雑誌としてビックコミックを始めとする何誌か。

そして、私はほぼ接する事はなかったが少女漫画もかなりあった記憶が。

子供向けから大人向け、そして成人向け漫画に至るまでこの頃、今に通じるものが全て出揃った感があった。

アニメーターを抱える様々な事務所もこの頃色々と出来上がってきたと思う。

スタジオジブリや虫プロもこの頃の出発。

東洋動画はアニメを扱う会社としての老舗で、放送用、上映用のアニメをたくさん作っていたことで知られる。

この時代は、テレビが主力になっていたので、テレビなしのアニメはなかなか考えにくかった。

そして、アニメーターたちは様々な作品を吟味して自分が参加するべきかどうかを決めていった時代。

なつぞらに出てくる主なアニメーターたちも、実在のモデルがほぼ存在しているので、そういった人たちの活動が物語の参考になっている。

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お昼ご飯の時に報告

仲さんに快く受け入れてもらえたのが何より。

なつのモデル奥山玲子さんは東映動画時代、アニメーターに対する会社の処遇をめぐって組合活動を熱心にされていたようだ。

そういったこともあって、会社を辞めるには多少なりとも申し訳ない気持ちが出てしまうのはやむを得ないこと。

なつ自身は“裏切るようで申し訳ない” と。

仲さんは“裏切りとは違うよ”と。

仲さんの言葉。

「これからのアニメーターは会社にとらわれる必要は無い。」

「こだわるべきは作品。」

「どんな作品を作るべきか、そのことが1番大切になってくる。」

この後、社長にも報告をして退職の段取り具体的に決まる。 

東洋動画の皆にも知られてしまう

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作画監督は僕が代わりに!

退職するにあたっておのずと決まる条件が。

今手がけている“魔界の番長”の作画監督 、これを放送終了まできっちり務め上げる。

確かに、スタッフもある程度腕を上げてきていて、なつがいなくても作画のチームは回っていきそうなのだが。

しかし、作画監督としてのなつの存在を完全に外してしまうことにはならないのだ。

プロデューサーが激しく 慰留するのもわかると言うもの。

この後、東洋動画で翌年の3月まで作画監督を務めるこに。

ちなみに、“魔界の番長”は評判は良いらしいが優ちゃんは苦手。

優ちゃんはいまだに“魔界の番長”は見たくないらしい。

オリジナルの“デビルマン”の時もそうだったが、原作の漫画では相当えぐい表現がされていたが、アニメになったときにはキャラクターが微妙に変わっていて、少しどぎつさが緩和されていた気が。

やはりテレビ用のアニメとなれば、多少なりとも気を遣って、見ている人を不快にさせないような配慮が取られるようだ。

“魔界の番長”もそれなりの配慮がなされていたようだが、そこはどうしても最初の設定が魔界とのことで、オドロオドロしい雰囲気は付きまとってしまう。

「骨盤ウォーカーベルト」

優ちゃんとの約束を果たしたい

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この絵を動かす

“大草原の小さな家”をモチーフに描いたなつの作画。

この絵が動くところを見たいと優ちゃん。

これからのエピソードの中心となる作品。

原案となった“大草原の小さな家”は今再放送中のドラマ。

ちょうど土曜日の朝NHKプレミアムで7時45分始まり。

最初から見ていないので、さすがに継続してみることにもならないが、あの当時大人気だったアメリカ西部を舞台にしたドラマ。

ここからヒントを得て舞台を北海道に置き換えて物語を作ろうとしている。 

十勝発物語

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小田部羊一さんの作品 若い頃の奥様と

“小田部羊一”さんのかなり有名な作品 。

“アルプスの少女ハイジ”

今でもコマーシャルにこのアニメは使われている。

日本のアニメの中でもほぼ伝説と言っていいくらいの作品。

ちなみに小田部さんはなつぞらのアニメの監修に参加。

必要に応じて作画も引き受けてくれたりしているようだ。

今更だが小田部さんの奥様がなつのモデル“ 奥山玲子”さん。

“奥山玲子”さんは残念ながらご存命ではないが、日本のアニメを今日の発展にまで引き上げた功労者。

なつぞらでは、いよいよ来週から十勝の柴田牧場に出向いて、新たな物語制作のための取材を始める。

他ならぬ演出担当の一久さんも、知らず知らずのうちに十勝の人に影響を受けたと本人が告白。

十勝の開拓者たちが、必死で頑張ってきた何気ない生活の有り様をこのアニメの中で描こうと。

来週1週間かけてこのエピソードが描かれる模様。

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