くわちゃんの独り言

音楽や映画が大好きな爺さん。長年の経験から知りえたことを発信します。

なつぞら 天丼から目玉焼きへ そして…

 

物語はどんどん進んでいって、千遥のエピソードも今週中には結果まで出そうな雰囲気。

今日の放送では天丼にいたく感動した咲太郎たちから、“大草原の少女ソラ”で描かれる目玉焼きのシーンに至るまで。

なるほど、こだわり始めればキリがない。

もともとソラの物語は地味な内容なので、普通ならば見過ごしてしまうようなシーンをリアルに見せるところがウリ。

そして、 夫婦関係に意を決した千遥がとうとう行動を起こすまでの1連の流れが描かれていたのだ。

目次

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千遥と千夏ちゃん マコプロダクション前にて

【かんたん ぬか美人】

たかが目玉焼き、されど目玉焼き ここまでこだわる!

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目玉焼き実験 観察することから始めるしかない

 大草原の少女ソラは、開拓者の物語なのでテーマとしては何度も言うように地味。

その中で特徴的と思われるシーンが、毎回いくつかピックアップされるが、今回は、家族が初めて飼った鶏が産んだ卵で目玉焼きを作るシーン。

その箇所の作画を見た一久さん。

なつを呼んで、「これ美味しそうに見えない」と一言。

さらには、大事なシーンなので美味しそうに見えるように“書き直し”てくださいと。

実は、なつ自身も目玉焼きのシーンの重要性をよく理解していて納得する。

このやりとりを見ていたマコさん。

「締め切りが近いのに、たかだか目玉焼きでそんなにこだわるの!?」

「多少の妥協は必要なんじゃない? 」

今度はなつがマコさんに「納得できるようにやりたい」と進言。

結局、マコプロダクション全員が集まって目玉焼きのパーティーが始まってしまう。

ドラマの中でも大量に焼かれた目玉焼きが大皿2枚にたっぷり盛られていて、みんなで食べようと言う話し。

アニメーションで、フライパンで卵を焼くシーンを撮影しようとすると、どこまでこだわってもおのずと限界がある。

カラから出た卵は多様な動きをするのは事実だが、透明な白身が徐々に白く変わっていったり、また目玉焼きの縁が少し焦げて茶色く変色していく食感など、描こうと思えばキリがない。

みんなが集まって始まった目玉焼きを焼くシーンでは、下山さん夫婦がおいしそうな匂いを鼻いっぱい吸い込んで気持ちを表現するところがあったが。

ここにソラの物語のシーンを作るときの大きなヒントが。

ソラとレイが母親の手元をじーっと見ていて目を輝かせていることを描くことによって目玉焼きのおいしさを間接的に表現している。

この新しい方法を採用して、こだわりの目玉焼きシーンは大反響を呼ぶのだ。

スタッフのこうしたやりとりに困り果てていたマコさんだったが。

しかし、段ボールに山盛りのファンレターを見て、喜びを隠しきれない。

プロデューサーとしての彼女は、締め切りをとにかく間に合わせたいのだが、こだわりの作品だとほとんど必ず締め切りを超えてしまうことに。

それと言うのも、物語の演出家一久さんのこだわりは全く妥協を許すことがなく、次々と新しい指示をアニメーターに出して、作品のクオリティーを高めることに傾注していたのだ。

なつぞらの中では、千夏ちゃんも優ちゃんも、ソラで描かれた乳搾りのシーンを気にいって、ぜひとも自分でもやってみたいと。

そのシーンはなつにとっても千遥にとっても、柴田牧場で過ごした時の懐かしい思い出。

そして、この物語でとても重要な役柄を演じている泰樹さん。

彼抜きで物語の進行は無いはず。

ソラの物語ではお父さん役が泰樹さんに相当する。 

「骨盤ウォーカーベルト」

御料理杉の子 今後はどうなるの?

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杉の子での姉妹

最初の“杉の子”での 食事が終わった後にこっそりと千遥に手紙を渡すなつ。

その中身は、彼女たちのお父さんからの戦地からの手紙。

手紙の冒頭にあった。

「この手紙を読んでいると言う事は私はもうこの世にはいない。」

「しかし、たとえ死んでしまったとしても心は常に家族とともに。」

そのような内容の手紙。

これはなつの義理の父“柴田剛男さん”と戦場で約束した本当のお父さんとのやり取りで、どちらかが生き残ったならば相手の家族のことを面倒を見ようと。

図らずも剛男さんは生き残り、本当のお父さんはなくなったので“なつぞら”のきっかけとなった。

この父の遺書とも呼べる手紙を読んで、泣き崩れる千遥。

彼女にとってはこの手紙は初めて見たのだ。

自分自身のルーツを本当の意味で知ったのかも。

千遥は今、料理人として、料理屋を切り盛りする身の上だが、きちんと師匠について料理のことを習ったようだ。

それが千遥のアイデンティティーでもある。

誇りを持って料理をこしらえる。

この状況は、なつたちが杉の子で食事をしている時も一貫して変わらなかったのだ。

その姿を見て、納得し安堵するなつたち。

記憶力の維持と目の疲労感に+【思い出の助け】

千遥たち親子

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千遥の姑さん 朝ドラ歴代ヒロインの浅茅陽子さんが演じる

千遥には心に決めたことがあった。

それは家庭を捨てて自分たちを顧みなくなった夫と離婚をすること。

この状況で、姑の浅茅陽子さんが登場するのだ。

自分の息子の今行っていることも充分理解した上で、千遥にもう少し辛抱すればと告げるのだが。

覚悟の決まった千遥にとって、夫とよりを戻すことなど選択肢の中にはないのだ。

姑さんの言葉では、

“もし別れるようなことになれば、この店から出て行ってもらわなければならない”

との話し。

そして、ネタバレを1つ付け加えると千夏ちゃんも姑さんが引き取るとの話し。

これは離婚をするときのいくつかの条件についての話しなので、はっきり言えば、お互いの主張を繰り返すことに終始する。 

ここでもめて泥仕合になる離婚調停も甚だ多い。

子供の親権に関しても、なかなか決まらずに揉める場合が多いのだ。

普通女性が離婚をする場合は、離婚届を提出するときに、二通りの方法を選べる。

それは離婚をした後、自分自身が旧姓に戻るのか戻らないのか。

もともとの姓に戻る場合は、離婚届を提出するだけで話は終わり。

しかし子供を引き取った場合など、子供の姓が変わることを嫌って結婚したときの姓をそのまま名乗る場合がある。

その時には、必要な書式の書類を別に提出して、自分は旧姓に戻らずに離婚をしたときの姓をそのまま名乗ると報告する。

その時に、自分自身(女性が戸籍の筆頭者になる場合の1例)が戸籍の筆頭者となって、子供の親権者にもなるわけだ。

さて、意を決した千遥は、重大な事柄ゆえになつのところに相談に向かうのだ。

千夏ちゃんと 2人でマコプロダクションを訪れた千遥。

今日の放送はここまでで終了。

離婚をしなければならない現実はとても重い事実と言えるが、ネタバレで恐縮ですが、きちんとハッピーエンドで終わるような設定のようです。

最終回までの筋書きをすでに把握している私にとっては、それほど心配してドラマを見ているわけではない。

とは言っても、放送が始まるまでは期待で毎日を過ごすことに。

残り もう十回分の放送がありません。