なるほど、あの圭介さんがゴンの飼い主のお姉さんに一目惚れとはね。
しかも重症な様子。
食欲もなくなるなんて、さすが昭和の青少年。
純情なことこの上もなし。
そのことに、なんと喜美ちゃんが一肌脱ぐって、“おいおい大丈夫かいな?”
目次
信楽の里での恋バナ
意外とモテるぞ大野信作君
ドラマの中で信楽の里から喜美ちゃん宛の手紙が。
送り主は、ほかならぬ幼なじみの照ちゃん。
恋だの恋愛だのの話と、後は自分の自慢話。
そーゆーキャラクターに設定しているので、それはそれで面白いかなと。
信楽の様子がチラッと描かれていた。
信ちゃんは基本冷めたキャラなので一人ぼっちでいることが多い。
しかしこの孤独っぽい彼のことを好きだと思う女子は多いようだ。
ラブレターをもらうことも時々あるみたい。
おそらく返事を書くことなどないんだろうね。
演じている“林遣都”は朝ドラの常連俳優でもある。
今回は年齢的に10代の役どころなので、ちょっと厳しいなと思う部分もあるが、もう少し経てば本来の年齢に近づくので違和感なく見られるのではないか。
彼を始めとして、自分自身のキャラクターの味付けがどうやらはっきりしているので、それに合わせて脱線することなく演技をしているような。
フラレまくり熊谷照子ちゃん
信ちゃんとは違って照ちゃんは、いつも自分が中心にいてちやほやされるのが大好き。
なんといっても社長令嬢で至れり尽くせりの生活を今までしてきているのだ。
そんな彼女もすっかりお年頃で、しかるべき恋の相手を見つけようとあちこちで仕掛けているようだが、どうやら誰とも成就する事はなく。
待ち伏せした相手に逆に
「迷惑だ!」
と一喝される始末。
そんな彼女と喜美ちゃんは不思議な縁で結ばれた仲良しの幼なじみ。
手紙の中で好き勝手放題書ける相手は、 照ちゃんにとっては喜美ちゃんだけかも。
この2人ははるか昔のことだが といっても8年位前か、キスをした過去が。
照ちゃんの亡くなったお兄さんが、出征前に恋人とキスをしているシーンをしっかりと盗み見して、その場面を喜美ちゃん相手に再現してみせた。
喜美ちゃんにとっても、それはほろ苦い思い出。
お年頃のせいか、そういったことが気になって仕方がない。
また、照ちゃんは女子力を持て余しているふう。
酒田圭介さんひょっとして初恋か?
圭介さんの初恋はどうやら重症な症状を呈している。
ご飯もろくに喉を通らないなんて、よほどのこと。
彼にとってはひょっとしたら初恋だったのかも。
彼も小さい頃から勉強中心の生活をしてきたので、女子と付き合うことなど全くなかった様子。
例のわんこ“ゴン”を連れているお姉さん。
彼女に一目惚れしてしまった様子。
なんともありがちな設定だが、描かれ方がいかにも昭和の雰囲気。
昭和30年の設定なので、恋愛経験なんて本当に1部の人だけだったかもしれない。
結婚と言えば大抵の人はお見合いの場合が多かったと思う。
東京では、自由が叫ばれていて、そういった本や映画など、恋愛ものは大流行りだったけれど、実際の若者たちは学生にしろ、働く若者にしろ、本業に忙しくて恋愛にかまけている暇などなかったはず。
東京オリンピック直前の一般市民の生活や、生活をする時の声を聞いても、自由な時間などほとんどなく、家に帰ってきて、ご飯を食べて、風呂に入れば、疲れてしまって後はもう寝るだけみたいだったようだ。
そんなことを考えてみると恋愛経験がないのもうなずける。
東京オリンピックの頃の世相をちょっと振り返ってみた私の記事があるので。
さて圭介さんの恋バナはどうなっちゃうんだろう?
経験豊富?川原喜美ちゃん
ご飯を食べない圭介さんを心配して夜食を準備してあげる喜美ちゃん。
星空を眺めながら圭介さん。
自分自身の恋物語を告白。
そして、そこで喜美ちゃんは圭介さんのために例のお姉さんに口を聞いてあげようと進言。
ほかならぬ“お兄さん”のためだから、キューピットの役を引き受けるとの申し出。
やりとりの中で18歳にしかなっていない喜美ちゃんが、意外なことに恋愛にはそれなりの経験があるとの設定。
「要するに勘違いなんだけどね。」
喜美ちゃんは家の仕事その他で忙しくて男子と恋をするヒマなんてありえない。
いたずらでキスした相手は幼なじみの照ちゃんなんだから、恋をしたとはおよそ言えない話。
しかし、詳しい説明をせずにそれぞれの仕草だけで自分のことを説明すれば、経験豊富な女子とのイメージがついてしまったようだ。
さて来週は、予告編でチラッと見るとあの草間さんがまた登場するね。
彼はどうやら奥さんを見つけることができたらしいのだ。
スカーレットの中ではかなり切ない内容のエピソードになるはず。
他にもいろいろあったので、本格的な物語は来週から始まると言ってもいいかも。
例のジョージ富士川も登場する。
どうなることやら。