毎朝のルーティーンで、7時15分から『おしん』
7時半からは『スカーレット』を見ることに。
いつからかNHKの朝ドラにすっかりハマっている私。
実は何気なく見始めたおしんだったんだけど、今ではひょっとしたらスカーレット以上にはまっているかも。
朝ドラの中でも金字塔とも言うべき視聴率をはじき出した世界的な名作。
この際だからもう一度調べ直してみることに。
目次
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おしん 橋田寿賀子の傑作中の傑作
自分がこんなにも記事としてまとめるぐらいの衝撃を受けていたとは。
最初はそれほどのものは感じていなかったと思う。
とにかくかなり古い物語なので、どうしてもレトロなイメージがついて回って。
しかし何度か続けてみてみると、ストーリーは驚くほど吟味されていて、そういえばこんなことがありそうだなと感心することが。
そして、見ている者をはっとさせるような展開が次々と準備されていく。
例えば“いじめや”、“身内の死”など普通に描いていくあたりが、かなりのものをリアルに感じた。
そういえばこの間“おしんの同窓会”が開かれていた。
これはおしんに出演していた俳優たちが一堂に会してトーク番組を構成するもの。
様々な俳優たちのその時の声が聞こえて、とてもユニークな試み。
中でもすごいと思ったのは泉ピン子。
彼女は自分が死んでいくシーンで、ほほがこける感じを出したくて、橋田寿賀子に歯を全部抜いて演技したいと申し入れたらしい 。
もちろんそれは即座に却下されたらしいけど。
そういえば冷たい2月の最上川にそのまま水につかるシーンとかあったので。
およそ朝ドラでは考えられないようなめちゃくちゃなロケが敢行されていたのだ。
この番組はひょっとしたら再放送があるかもしれない。
しかし、今思い出してみても、とてつもない破壊力を秘めた番組と言えるだろう。
1日わずか15分の放送なのだ。
どれだけの物語が語れると言うのか。
それでいて、最高視聴率は62%を超えている。
これはほかならぬおしんの母親 がなくなるシーン。
平均視聴率も52%越えと報告されている。
この数字を打ち負かせる番組はこれから出てくるとは思えない。
最近の朝ドラでは
今の“スカーレット”は信楽の里が舞台となっているので、地元でも大いに盛り上がっていると言える。
私の地元でも隣町になるが沼田町ではすずらんの撮影が行われていて 、今でもそこは明日萌え駅として観光地になっている。
他にも地方で舞台撮影された物語は、ご当地はずいぶん盛り上がっているようだ。
前作の“なつぞら”でも十勝は一躍有名になったと言える。
こうして見てみると、地方の地域振興策には、とても貢献していると言える。
いつか自分たちの街にも朝ドラがやってこないかと期待する向きは多い。
北海道なども数回にわたって取り上げられたので、地元愛に萌える人も多いはず。
まとめ
これを見てみるとおしん以前に高視聴率の番組が集中していることがわかる。
最近のものを見れば20%前後と言うところか。
朝ドラにハマる理由は何かをいつも考えてみる。
それは面白さもさることながら、毎朝のルーティーンでついつい見てしまう人が多いからではないだろうか。
毎日毎日の放送がすべて面白いわけは無いはずで、中にはつまらない回だってあるはず。
毎朝必ず放送するその定期なルーティーンが視聴者を呼ぶ。
この朝ドラの撮影は大変なハードスケジュールと聞く。
おしんの同窓会で感じたが、俳優たちの思い入れも半端ではない。
泉ピン子が自分の歯を全部抜いてしまうと決意させるに至った情熱はいったいどこから生まれてきたのだろうか。
またこうも言っていたと思う。
やせ衰えた役柄なので、あの時の体重は35 〜6キロ。
少なくとも今ならば50キロぐらいはあるだろうに。
役柄に応じて体重を増減させる俳優は意外と多いのだ。
最初にこの取り組みをした役者はロバートデニーロ。
このように体重を大幅に増減させる方式をデニーロ方式と呼ぶんだそうな。
女優では、シャーリーズセロンがこの方法を用いる。
他にもいっぱいいるので、彼らだけに限った方法ではない。
日本ではなくなってしまったが三國連太郎が役柄のために奥歯を数本抜いて頬がこけたイメージを作ったと聞く。
釣りバカ日誌の“すーさん”の役がおなじみだけれど、もともとが演劇青年だったので、役に対する思い入れは人一倍。
このような著名な俳優たちも、NHKの朝ドラには皆こぞって出演する傾向が。
役者の経歴についてそれなりのステータスになるのだろうか。
これからも様々なドラマが作られるだろうが、役者にも大いに注目していきたい。