くわちゃんの独り言

音楽や映画が大好きな爺さん。長年の経験から知りえたことを発信します。

今日のおさらい フレイルとロコモ

 

今日と明日は、介護相談専門員の勉強会で札幌出張。

知っていることもそれなりにあったが、これは知っておいたほうがいいなと思うこともいっぱいあったので、披露できる範囲でちょっとまとめてみることに。

基本、高齢者を対象とした勉強会なのでそういった関係の勉強。

はっきり言って、私の年齢を考えれば自分自身の事でもある。

目次

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フレイルと呼ばれる症状

フレイル 

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歳をとると心も体も衰えちゃうんだよね

歳をとるといろんな面で衰えるのはやむを得ないことなんだけれど、それが一定のレベルを超えちゃうとかなり具合の悪いことに。

特に、気持ちが萎えちゃうと、食事をする意欲とか自分自身のメンテナンスをする意欲とかが失われる傾向に。

それがもたらすのは低栄養状態などで筋力が衰え、その結果介護が必要な状態になってしまう。

一人暮らしの人に多く現れる症状かもしれない。

今は高齢者の1人世帯や夫婦だけの世帯がとても多いので。

コミュニケーションを取らなければ、世界はとても狭いものに限定されてしまう。

その上で、徐々に意欲や、それに伴う身体的能力が衰えることによってやがては介護状態になってしまうこと。

こういった状態をなんとか回避したい。

特に、なるべく早い時期での対応がなされると“フレイル”状態を回避することも可能らしい。

高齢者に関する様々な勉強会で1番に言われる事は、どれだけきちんとコミニュケーションを広く取ることができるか。

最近はテレビの特集番組などでもよく取り上げられる。

この言葉は、今後あちこちで出てくると思うので覚えておきたい用語と言える。 

サルコペニア

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これ簡単な判別方法だそうです

“フレイル”が心と体を両方表していることに対して、“サルコペニア”は特に筋肉量について問われる言葉。

一定のレベル以上に筋力が失われると、当然のことながら自力で歩くことや日常生活の様々な部分で障害が出ることに。

筋肉量がどのくらい喪失しているかを判断する基準としてふくらはぎを親指と人差し指で挟んでみて、その場所が閉じてしまってスカスカだと“サルコペニア”と判断されてしまう。

脂肪で太い場合はとりあえず置いといて、親指と人差し指でギリギリつかめるかつかめないくらいのふくらはぎであれば、ある程度の筋肉量がまだ存在していると見るのだ。

当然のことながら極端に痩せている人などは、親指と人差し指でつかんでもスカスカになってしまうだろう。

やはり健康を維持するためには、つかめないくらいの太さが必要なようだ。

ダイエットはもちろん必要な人が多いのは言うまでもないが、筋肉量は確保したいのが人情。

ダイエットで落としたいのは脂肪の量。

筋肉だけは極力体に残さなければならないのだ。

そういった筋肉量が保てていない状態を“サルコペニア”と呼ぶ。 

ロコモティブシンドローム

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どんどん悪い方へ転がっていっちゃうんだよね

“シンドローム”と名前がつくだけあって、これは悪循環を指していると言える。

筋肉量が減ることによって何事も億劫になり、動かなくなることでさらにまた筋肉量が減っていく。

この連鎖的に良くない状態が起こり続けることをシンドロームと呼ぶのだが、筋肉量に限って言うのでロコモティブシンドローム。

物事をいろいろ行う上で、意欲はとても大切。

それはごく普通にやる気といってもいいのかも。

誰かに対してではなく、自分自身に対してである。

どれだけ自分をいたわって、メンテナンスしてあげることができるのか。

確かに高齢になるとそういった事は、だんだんめんどくさくなって手を抜きがちに。

そこを踏みとどまれるか、それともそのままいってしまうのかが分かれ目と言えるだろう。 

明日は我が身かも

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簡単にできる予防のための運動

 簡単な運動をすることをとにかく勧められる。

自分自身の胸に手を当てて考えてみても、とにかくめんどくさいことが多いのだ。

そのめんどくさく感じることゆえ、動かなくなって様々なトラブルの元をこしらえることに。

一人暮らしの人は、自分自身で頑張るしかないが、ここで1つコツがあって、その人がどれだけコミニケーションを取れるかで、こういった様々な症状は防ぐことができるのだ。

今日習った勉強の中で、1番驚いたことが1つ。

高齢者の健康管理で最も良くないとされること。

それは、 『一人ぼっちの食事』

はっきり言って、私自身のことじゃないかと。

意欲があるときには、きちんと料理を作ってご飯を食べるが、歳とともに自分自身の食事の支度はめんどくさく感じてしまう。

きちんと一人前の食事をお盆に並べるように準備できれば良いのだが、残念ながらそうはいかない。

私の場合は、おかずを一品作るとそのまま食べ初めてしまうので、自分で思うに、どれだけの量を食べたかあまりよくわからないし、きちんとした食事になっていないことを痛感する。

これが2人でする食事ならばそれなりのものが準備できるだろう。

1人で暮らす事はそういったことなのだ。

すべてを外食で賄うのならそんなこともないだろうが、そんな不経済なことをする高齢者はまずいないだろう。

やはり、一人暮らしでどんなに煩わしいと感じても相応の自分自身へのメンテナンスは必要だと言える。

様々な勉強をさせてもらったが、自分自身が関わっているボランティアの知っている内容も多いと同時に、新しく学ぶこともずいぶんあった気がする。

地域の活動にどれだけ貢献できるのか。

明日もう1日朝から晩まで勉強が待ち構えている。