実は、二日間 出張で家にいなかったので、パソコンがうまいこと利用できなかったので朝ドラ“スカーレット”も昨日の分と今日の分まとめてアップすることに。
さっき戻ってきて録画した分を2話分まとめてみたんだけど。
なんとなく関西のお笑い系のノリが面白いと感じるように。
ちっちゃいギャグのちりばめられた、ある意味、不真面目な演技の数々はそれはそれでかなり面白い。
照ちゃんの若奥様も傑作だったね。
目次
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絵付け師として一人前になってきてる喜美ちゃん
深先生の下で3年修行して、どうやら絵付けの仕事も任されるように。
努力家の喜美ちゃん。
陶器の出来損ないの品物をたくさん集めてきて練習用に訓練を続けている。
そういった地道な訓練の積み重ねが、絵付け師の技術をさらに向上させてきたのだ。
そこで、深先生からの提案で、来年の絵付け火鉢のデザインを喜美ちゃんにも
『考えてみなはれ』と。
採用されるかどうかは別として、やってみることに値打ちがあるんやと。
丸熊陶業では、絵付けのデザインは日本画家の深野心仙以外は採用しないとの会社上層部の判断もあるのだが、そういったことにもめげずにチャレンジしようとする喜美ちゃん。
新しいデザインを喜美ちゃん考えるの巻
寝ても覚めても新しいデザインの事ばかり。
必死で考えを巡らせてデザイン画を描き続ける。
この場合のデザイン画は、絵の上手い下手ではなくて、“絵付け火鉢として大量生産ができるかどうかにかかっているんだよ”と。
誰からも
『ええなぁ』と言われるような作品が採用されるんよ。
なかなか注文は難しいものが。
一品仕立ての芸術作品を作っているわけではない。
そこにはある程度大量生産に向いた、普遍的なものが感じられないと大量には作れないので。
注文に果たして答えられるのかどうか。
喜美ちゃんの腕前が試される。
丸熊陶業の若社長
丸熊陶業のお婿さん、つまり照ちゃんの旦那さん。
彼は経営者としては、とても先進的で銀行から融資を受ける場合も、きっちりとした事業計画を作ってその上で数字を示さなければ融資は受けられないよと。
社長は昔のやり方で銀行なんて昔からの付き合いがあるから、“ちょっと金貸してや”で何とかなるよと言うのだが。
婿さんはそれでは今の時代はやっていけないと。
ちょうど昭和34年頃の話なので、借金をするとなれば、それなりの担保とか、貸したお金が回収できるような見通しがきちんと示されなければ、銀行も簡単にお金を貸すとは言わない。
なぁなぁでお金を貸すことなどありえないのだと。
そして会社の経営方針も、現状のままで運営していて良いのだろうかと。
本当はもっともっと新しい何かを取り入れていかなければ、この先の事業が成り立たなくなる可能性があるのかもと。
この婿さんの進言で来年は新卒の優秀な人を雇い入れるような話もちらほら。
婿さんが考えているのは商品開発部を別立てに作ろうと画策しているのだ。
つまりは、絵付け火鉢も売れなくなる時が来るのではないかと真剣に先行きを模索しているようだ。
実は、この婿さんの見通しはまさに的を得ていて、昭和35年以降、日本は家庭の中では少しずつ変化が起こり始めて、火鉢で暖をとるような人はだんだん少なくなっていったのだ。
そういった時代の流れには逆らいようもなく。
会社の経営者はそういった時代の流れを常に気にしている生き物。
深先生の次の世代へ


深先生の図案は、日本画の画家らしく華やかな色彩できれいな花を中心とした自然が描かれていた。
これが普通に考えれば来年以降の図案になってくる。
しかし、照ちゃんの婿さんはこの深先生の仕事も“古いのではないか”と一喝。
丸熊陶業の社長や専務は“とんでもない”と言いたげ。
実際に社長の口利きで深先生は丸熊陶業に就職を決めた経緯がある。
日本画家としてなかなか活躍の場が見出せなかった頃、社長が画家としての値打ちを認めてくれて絵付け火鉢の絵付けをしてくれるように頼み込んだのだ。
それは今までの物語の中でも語られた通り。
それからはすでに3年が経って、注文はうなぎ登りに増えているのだが。
それでも会社が絶好調の時に、次のステップへの布石を置いておくあたり、照ちゃんの婿さんの経営手腕は相当なものと言えるだろう。
日本のこの時代の様々な経営者を考えると、真っ先に思いつくのはナショナルの松下幸之助とか、本田技研の本田宗一郎。
彼らが日本の経済を牽引してきたが、その本質はいかに時代の先行きをきちんと読むことができるのか。
その辺の見極めはまさに天才の領域。
照ちゃんの婿さんも同じような振る舞いをしようとしている。
この辺のドラマの描かれ方は驚くほどシリアスだが、
でも喜美ちゃん始め、幼なじみの3人組はまさに3人でコントをやっているような、はちゃめちゃなノリで演技。
これはこれで充分楽しめるので。
ちょうど2話分見てみると、それなりに見応えもあって声を出して笑っちゃう部分も。
なるほどこれは明日以降も楽しめそう。