千秋楽が終わって今年の楽しみも1つ終了。
今場所の相撲を見ていて、いくつか感じたことがあるので少しまとめてみたい。
休場者がやたら多かったので、盛り上がりにはかけたと言える。
来場所以降 どういった展望になるのだろうか。
目次
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白鵬のみが充実
横綱の成績としては申し分がない。
14番勝てているんだからケチのつけようがないと言えばそれまでだが、今場所の白鵬について言えば、少し素行の悪さが目立ったと思う。
今場所は、白鵬以外でもずいぶんと待ったが多かったと思う。
立合がうまい具合に合わないのだ。
相撲は制限時間が決められていて、その時間内であれば何回見合っても問題は無いのだが、必ず時間いっぱい使わなければならない法則は無い。
昔の関取は時間前に立つ人もずいぶん多かったと思うが、最近は皆無。
立ち会いはお互いの戦う気持ちを高めて、集中するためのもの。
十分に準備ができたと思えば、いつ立っても問題ないのだが。
最近の力士たちは全員時間いっぱい見合っているようだ。
そしてその上にさらに待ったをかける。
これは、態度が悪いと思われても仕方がないだろう。
白鵬の場合、17日中日で玉鷲との対戦の時。
自ら待ったをかけておいて、その後玉鷲が突っかけたときに右手で突き飛ばすシーンがあった。
非常に不真面目な横綱にあるまじき行為だったと記憶する。
あのような相手を侮辱するような態度をとって、協会は注意しないのだろうか。
いずれ横綱審議委員会から何らかの注意が入るはず。
43回目の優勝はまさに前人未到で賞賛されるべきものなのだが、白鵬の場合はその実績を汚す行為が特に目立つ。
残念ながら横綱としての品格を考えたなら、合格とはならないのだ。
あまりに多すぎた休場者


とにかく休場力士が大すぎはしないか。
場所が始まる前から休むことを発表する力士もいるし、場所中に途中休場する者も。
興行的にかろうじて成り立ってはいるが、主力となる力士たちがこんなにも休んでしまっては場所そのものが盛り上がっていかないだろう。
様々な評論家たちの意見があるが、その中でも特に多いのは昔の力士に比べて今の力士たちは、圧倒的に稽古量が不足していると聞く。
要するに、相撲を取る上での準備がきちんとなされていないのだ。
それでは怪我をするのもやむを得ないと言える。
相撲は巡業を始め、1年間休みなく仕事をすることになるのだが、一旦休んでしまえばそれらは全て次の場所の番付に影響してくる。
特に大関では2場所連続で負け越すとその次の場所は大関を陥落する。
1場所負け越すとカド番と言って非常事態とされる。
最近の大関はこのカド番もとても多いし、また大関を陥落した後、再び大関に復帰できない者たちもいる。
稽古量が少なくてと言われたときに、当事者の力士たちはどう弁解するのだろう。
きちんと申し開きができるようになっているのか。
長年の相撲ファンの私が見ても、これだけみんな休んでしまえば盛り上がりに欠ける事は否めない。
相撲協会も全体を統括するのであれば、その辺の指導をもっと厳格にしてほしいと思うのだ。
来場所はどうなるのかな?
来年1月に両国国技館で初場所が始まる。
来年の予想を言えば、ちょうどオリンピックの年にあたるので大いに盛り上がって欲しいのは言うまでもない。
横綱大関たちがどのくらい踏ん張ってがんばりきれるのか。
皆それぞれに年齢を重ねているので、万全の準備をしなければまた休場者で盛り上がりを損なうことに。
そして今平幕で活躍している力のある力士たち。
特に朝の山あたりは大関を目指さなければならないだろう。
既にそれぐらいの実力があるとみる。
今場所チャンスだった御嶽海。
ファンをがっかりさせることでは定評のある彼。
来場所から出直しとなる。
他にも若手が台頭してきているが、どうしても安定感に欠ける。
やはり評論家たちが口を揃えて言うように稽古が足りないのかも。
とにかく場所が盛り上がらないことには相撲を見ようと言う気持ちも萎えてしまう。
年明けの場所からは大いに盛り上がることを期待したい。