くわちゃんの独り言

音楽や映画が大好きな爺さん。長年の経験から知りえたことを発信します。

映画の余韻いまだ冷めやらず ターミネーター2の思い出

 

実はこの間、ターミネーターの最新作ニューフェイトを見てきたのだが。

私なりにとても良い映画だと感じたので、自分なりに記事をアップすることに。

 

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 実はこの映画、見終わった後からもいろいろチェックをしてみるとなんと賛否両論。

確かに娯楽映画なんだから、いろいろな意見があってしかるべき。

しかし中には、ぼろくそにけなす意見もあるので、受け入れられない人の気持ちを考えたときに、どうしても今の作品の前作となるターミネーター2 についてもう一度調べてみることに。

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目次

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ターミネーターシリーズ全6作の中で最高傑作との誉れ高い

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惜しみなく繰り出される撮影技術

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ターミネーターの初回の作品を差し置いて2番目のこの作品を最高傑作に押す声は多い。

かく言う私も、この作品の素晴らしさに惚れ込んで、過去に2度映画館に足を運んでいた映画がこちらの作品。

その時は吹き替えではなく字幕スーパーを追う感じで見ていたのだが、今とは違っていて映画館自体は1回入れば、何度でも見れるようなシステムだったので、1回映画館に入って2度ほど見た記憶が。

最初に見て、いたく感動して、1週間後また映画を見ようとした時に、他にこの映画を上回るだけの作品がやっていなくて、もう一度同じ作品と知りつつみたのだ。

後にも先にもリピーターで映画館に通ったのはこの映画のみ。

見れば見るほど完成度が高かったと思う。

映画の注目点

  • 最初の作品からストーリーが見事に展開されていること。
  • 最初の作品で凶悪な殺人マシンだったT−800が一転して味方の設定になっていること。
  • サラコナーが最初の作品よりも進化した状態で描かれていたこと。
  • 新たな殺人マシンのT−1000の設定が斬新でとても魅力的だったこと。
  • T−800が人間の心を学んで進化していったこと。
  • アクションシーンに惜しみなく最新技術が投入されていたこと

ざっと挙げただけでもこれだけの特筆すべき良い点が挙げられる。

この物語は物語が始まってから、終了するまでは物語上では、わずかに二日間程度の設定。

未来からT−800とT−1000がやってきてから物語が終了するまで2日間程度しか経っていなかったと記憶。

その短い時間の中であれだけの内容を網羅することができていた。

今考えてみると、ストーリーもかなり合理的に出来上がっていた記憶が。

第一作でかろうじて逃げられたサラコナーは、実はその言動に問題があるとされて精神病院に収容されている設定など、かなり現実味があると感じられた。

そして少年に成長していたジョンコナーも多感な少年の設定で、演じていた“エドワードファーロング”もとても魅力的だったと記憶する。

なんといっても、“シュワルツェネッガー”と“リンダハミルトン”の2枚看板は、作品の魅力を大いにアップしたと言えるだろう。

この作品の時に、人気を不動のものにしていたシュワルツェネッガーが、同じ殺人ロボットながら味方についてくると言う設定が、なるほどうまいと当時も思ったもの。

そして10年後のサラコナーは最初の頃の可愛らしい女性から激しい戦闘シーンをこなすコマンダーに成長していた。

使命に目覚めたからという設定だった。

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初回の作品が衝撃的だった

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この部分はロボットを用いて撮影された

初回のターミネーターは実はテレビで見ることになった。

この映画は映画館で封切られたときに、一体どれだけの人が注目しただろうか。

私はテレビで見たのだが、2時間ちょっとの時間、飽きることなく物語に入り込んで見ていたと思う。

最初の作品で語られるのは、設定もさることながら、T−800が目的を達成するために執拗に標的を追いかけること。

そして、目的を達成するためには手段を選ぶことなく突っ走ること。

指示された命令は絶対で、たとえ壊れようが何しようが絶対に目的を遂げる。

T−800は金属の骨格に実際の生体細胞をまとったタイプのアンドロイド。

この設定もさすがで、演じたシュワルツェネッガーがこの作品を演じたことで人気を不動のものにしたのだ。

監督をしたジェームズキャメロンはこの作品を作るにあたっては、資金繰りに苦労して、安価な資金でできる撮影方法を考え抜いたと聞いている。

特に重要だったとされるのは、外側の生態細胞がはがれ落ちて中の骨格部品だけになったときの動きなどは、実際にロボットをつくろうとしても大変な値段がかかるので、撮影をアップにして、実際はロボットの全体像が映像の中に映り込まないようにしていたようだ。
 つまり、映像に映らない部分ではきちんと人間が支えて動かしていたのだ。

また破壊されて煙が出るシーンなどは、カメラに映らない方角からスタッフがタバコの煙を吐き出して演出したらしい。

第一作の成功を受けて、第二作作成の機運は高まった。

第一作の成功を受けてのターミネーター2なのだ。

この2つの作品がジェームズキャメロンオリジナルの作品とされる。

1、2両方とも ストーリーに継続性はあるものの、それぞれの物語は全く別なものに仕立てられている。

このシリーズが優れているのはそこ。

同じような撮影シーンもいくつか取り入れつつ、人を絶対に飽きさせないような設定を随所に盛り込んで、ターミネーター2は、よりパワーアップされた作品として全世界でヒット。

ターミネーター2から採用された新たなCG技術

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液体金属でできた新型ターミネーターT−1000

ターミネーター2ではこの時から新しいCG技術が投入された。

それは新しく開発されたコンピューターソフトだが、これは要するにT−1000の変身シーンに使われた。

それはどういうことかと言うと“変身する前と変身した後の画像をソフトに投入する”と、ソフトは途中経過の徐々に変わっていく過程を、機械的に作ってくれる。

言葉で説明するとわかりにくくなってしまうので実際の映像を見てみると一目瞭然。


What's Wrong With Wolfie

ちなみにこの時に夫婦の奥さん役をやっていた俳優はタイタニックにも出ていたよね。

ジェームズキャメロンの映画ではお馴染みのメンバーだったのかも。

最初にこのシーンを映画館で見たときには絶句したね。

“こんなにすごいシーンを撮影できちゃうんだ😳”

このようなシーンが後からも続々と出てくるので、いやがおうでも映画に対する期待感が盛り上がると言うもの。

また当時、テレビのコマーシャルでもこういったシーンを含めた映像が盛んに流されていた。

記憶を探ってみるとテレビの映像を毎日見せ付けられて、どうしても映画館で確認なければと思った気持ちが。

いろいろ調べてみた結果を見るとこのターミネーター2の特撮シーンは、実はジェームズキャメロンがこの作品のちょっと前に撮った作品で、『アビス』と呼ばれる作品があった。

その作品の中で試験的に使われていた。

あの水が人の形となって海底基地の中に入り込むシーン。

覚えているだろうか。

この当時、80年代後半から90年代以降新たな特撮技術が次々に開発された。

この90年代の最後に登場してくる映画が“スター・ウォーズ”の“ファントムメナス”。

これ以降どのような映画でも、CG撮影は欠かせないものとなった。

「骨盤ウォーカーベルト」

ターミネーター3以降振るわなかった理由

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ターミネーター3以降は振るわなかった

ターミネーターシリーズは全部で作品は6つ作られている。

しかし成功しているのはターミネーターとターミネーター2のみ。

ターミネーター3以降は、原作のジェームズキャメロンは制作に関わっていない。

最初の2つの作品があまりにも素晴らしかったことを受けて、その権利のみを買い取った映画製作会社が3、4、5と連続して作ってみたのだ。

もちろんシュワルツェネッガー自身も3と5には出演している。

にもかかわらず、映画はそれほどヒットしたわけではなく、ぼろくそにけなす評判もいくつか。

やはり最初の2つが素晴らしかったことがどうしてもみんなの期待を高めてしまう。

その期待に答えられなければ、作品としては評価されにくい。

ターミネーター3では、“ジョンコナー”を演じる“エドワードファーロング”にオファーがあったのだが、残念ながら彼は麻薬その他で私生活が荒れすぎて撮影どころの騒ぎではなかった。

ここで立てられた代役が“ニックスタール”。

それなりの人選をしたとは思うが、ジョンコナーの匂いはしないと言う意見がもっぱらだった。

それ以降4、5ともに評価はいまいちだったのだ。

ターミネーターシリーズは、前作の物語を踏襲しつつ、全く別なストーリー仕立てで作っていかないと誰も納得しないようだ。

これは作り手にとってみれば大変なプレッシャーだろう。

著名な俳優を揃えてみても、ストーリーや設定が納得できなければ、皆オーケーを出さないのだ。


 まとめ

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ターミネーター2の価値を飛躍的に上げたとされるシーン

ターミネーター2は、アクション映画でありながら人間の心を描いた映画でもある。

また、自己犠牲の精神もこの映画では極めて重要なテーマ。

この映画の中のT−800はジョンコナーの命令によって人間の心を少しずつ学んでいくのだが。

映画の最後のシーンにこうあった。

『なぜ人間が泣くのかわかった。』

『俺には泣く事はできないが。』

このシーンがあるゆえにターミネーター2は最高傑作と呼ばれるまでに評価を上げたと言える。

確かに私の中でもこの映画はダントツの1位と言える。

そして今回見てきた新作ニューフェイトであるが、これはターミネーターシリーズの作品と言いながら、ターミネーターとは全く別の作品なのかも。

既に最初の作品からは30年以上も経過しているわけだし、ターミネーター2からも20年以上が経過。

そして何よりも映画を見る私たちは、様々なCG撮影をたっぷりと経験していて、ありきたりの映像を見せられてもさほどの感動を覚えない。

あのT−1000を初めて見たときの衝撃は残念ながらもう発生する事は無い。

物語の斬新さと、映像の凄さ、そして魅力的なキャラクター。

これら3拍子揃ったのがターミネーター2。

どうやら今回の作品のあと、三部作でターミネーターシリーズを計画していると聞いている。

そのためには今回の映画で成功しなければ制作には取り掛かれないはず。

アメリカの話を聞くと今回のターミネーターニューフェイトは、興行的には赤字だと聞いている。

最高傑作を含むシリーズなだけに尻すぼみな製造現場はあまり想像したくない。

【BROOK'S かんたん ぬか美人】