どんな時代でも親と子には世代のギャップってものがあるようで。
悩みながら自分のやるべき道を模索する喜美ちゃん。
そんなことには興味を示さず、世間の噂を鵜呑みにするお父さん。
噛み合わない親子喧嘩から物語は始まったんだけれど。
それにしてもお父さん 筋金入りの頑固者。
目次
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深先生の送別会の夜
楽しい送別会も終わって我が家に戻ってみたところが。
お母さんが起きて待っていたし、お父さんもなぜか起き出してくる。
ここで、お父さんと昨日書いた通りに一悶着あるわけ。
お父さんもお母さんも“深先生が丸熊陶業をクビになった”と思い込んでいる。
激しく反発する喜美ちゃん。
『全然ちゃうでー!』
『誰や😡そんな根も葉もないことを言いふらしてるんわ!』
『世間がそう言うてるんや(怒)』
深先生が世間の噂とは全く違うことを必死で説明する喜美ちゃん。
丸熊陶業の方針を理解して、自ら身を引いて九州まで赴いて1から絵付けの勉強をし直す。
一体、どこの世界にそれだけのことを勉強しようとする人がいるのか。
しかし、お父さんにはまるで通じず。
『もし、深先生のみがすばらしいと思っているんなら、この家を出て行ってくれ!』
絶句する喜美ちゃん。
1人 夜中にもかかわらず、家の外に出てひっそりと涙ぐむ。
喜美ちゃんの悔し涙
お父さんは世間の人の目を気にしていた。
“今まで仕事を楽しいと思ってやった事はない”と言い切る。
確かに家族を養うために頑張る仕事が楽しいはずもなく。
仕事だから頑張れるのだ。
それは今も昔も大抵の世の中のお父さんたちが感じていること。
もちろんそうでない人もいるのは承知。
しかし仕事として捉えたときにどう感じるかは、はっきり言って本人の勝手なので、自分の価値観が必ずしも他人に当てはまる事は無い。
特に今は“楽しくない仕事をしてもしょうがないだろう”と思う向きは多いのだ。
喜美ちゃんが働き始めた頃は高度成長期のちょい前。
皆、豊かな生活を夢見て必死に頑張って仕事をした。
喜美ちゃんのように 自分がやりたいことを真剣に探してそこに進もうとする人はごく稀だったかも。
このシーンはとても切ない描かれ方で、いつになくシリアスな感じがしていた。
信楽の火祭り
信楽最後のイベントとなった火祭りに参加の深先生。
いざ松明を担いでみたところが、大変なことわかって途中で弟子に松明を預けてしまう。
さて神社の境内でしっかりと神様に奉納できたのは一体何人いたのだろうか。
このイベントは陶芸の街ならではのもので、実際の神事の様子や子供たちの舞などは実際の映像が使われていたものと感じた。
伝統行事の紹介。
そんな描かれ方。
大野信作君はどうやら役場の広報担当に回ったらしく、カメラを持ってあちこち記念撮影。
社長たちのグループの中に十和田君も入れてパチリ。
いろんな意味でこのイベントがスカーレットの物語の転換点になっているのかも。
これ以前とこれ以後では物語の内容が大きく変化するはず。
喜美ちゃんの決意
信楽の火祭りに参加した喜美ちゃんたち。
神社で厳かに手を合わせて一生懸命祈る。
それはこれから自分がするべきこと、進むべき道の決意表明のようなもの。
今日は言葉に出して描かれなかったが、喜美ちゃんは深先生についていくことを選ばなかったのだ。
信楽に残って絵付け師として仕事をする。
それが彼女の決めたこと。
そうしてさらにいくつか行動を起こすことに。
丸熊陶業には、絵付け師はこれからは喜美ちゃん1人になってしまう。
そのことに自分自身の存在意義を深く認識するのだ。
これからの会社を担うために、自分が果たすべき役割をしっかり果たそうとする。
今日はそんな決意が描かれていた回となった 。
物語は明日になってさらに具体的な内容で進展していく。
喜美ちゃんが絵付け師としてではなく、陶芸家として出発する日も近い。
やがて、絵付けの仕事は尻すぼみとなって消えていく運命にあるようだ。
そうなると、どのように会社に貢献していくのか。
自分の仕事の存在価値がなくなる事は働く者としては大問題。
昔風の考え方だが、給料をもらう以上は見合っただけの労働をして利益を還元しなければならない。
そういった中で喜美ちゃんの道は開けていく。