くわちゃんの独り言

音楽や映画が大好きな爺さん。長年の経験から知りえたことを発信します。

パラレル東京 ドラマの流れを振り返ってみる。

 

昨日で四日間のドラマ仕立てが終わったんだけれど。

かなりショッキングな内容で、しかも脚色もあまり手心を加えずに、きつい印象の内容もはぐらかすことなく描いていた。

これだけの日数と時間をかけてわざわざ訴えたかったこと。

それは行って見れば“注意喚起”。

日本人は私も含めてたが、自分はひょっとしたら災害に何か合わないと思ってしまっている。

しかし、今回ドラマの元になった情報では、科学的なデータに基づいたシミュレーションが元。

もし東京直下で大地震が起こったら、およそ30,000人前後の死亡者が出るのだ。

そして本当の苦難は、地震が起こってから始まると思って良い。

そのドラマは四日間続いた。

目次

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中心的なメンバーはこの3人

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緊急事態で抜擢されたキャスター

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熱演 小芝風花

物語の舞台は東京だが、ここで語られるテレビ局は架空。

当然のことながら登場人物も架空ということに 。

さて主人公とおぼしきは、2日の夜に地震が起こったとして、その後 急遽ニュースキャスターに抜擢された『倉石美香』

女優『小芝風花』が演じていた。

彼女 ニュースキャスターの役どころは初めてなようで、ずいぶんと厳しく特訓したようだ。

1日2時間7日間通しでアナウンサーの訓練を受けたとされている。

確かにそのぐらい訓練しなければ、いかに女優といえどもニュースキャスターは特殊な仕事。

単に演じるだけでは役柄として成立してこないのは明らか。

特に今回の場合は、画面を見ながらアドリブで様々なセリフを言っていたのだそう。

ドラマの中だから脚本なのかなと思っていたが、どうやら画像を見ながらその都度アドリブを交えて演じていたらしい。

ドラマを見ていても、それほどの違和感を感じなかったのはそれだけの訓練をきちんとこなしてきた裏付けがあったからと。

ドラマ仕立てであるという事は独特のストーリーというか、単なる説明とはいいにくい部分が多かった。

大体このドラマの中に出演していたそれぞれの役柄が、皆被災者なのだ。

主人公の“倉石美香”は“妹”がこの地震で行方不明の状態。

その妹を自分の携帯を使って何とか連絡をして安否を気遣う姿が、随所に描かれていた。

大きな災害のときには、そこに住む人たちは職業や、その境界にかかわらずすべての人が被災してしまう。

行政サービスがあったとしてサービスを受ける人もサービスをする人も被災者なのだ。

そのことを理解しない人は意外に多いと思う。

特にそれはサービスを受ける側の人に多く見られる。

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アクシデントが起きまくる

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災害現場の生中継の設定も多数

ニュース番組だが今回は突発的な事故が起こっているので、そのことをリアルタイムで伝えなければならない。

しかし、山ほどの被災情報の中でどの情報をトップで優先していくのかはこれは意外と意見が分かれるようだ。

ニュースを伝える側は 実際に起こった事件を伝える使命と、このような大災害の場合は避難勧告を始め 命を守るための方法を提案したり、また誘導したりとその役割は多岐にわたる。

ドラマの中では、伝えるべきニュースの優先順位をめぐってさまざまなトラブルが起こるようになっていた。

これは番組のディレクターや元マネージャーと呼ばれる人たちが意見をそれぞれ言うように設定されていて、それは放送の内容自体にも混乱を招くように語られていた。

たとえ、確認が取れていない情報であってもその情報を流すことによって人命が守られるとあれば、それは何をさておいても流すべきと考えるスタッフと、将来を見据えた日本に不利益になるような情報は、“流すべきではない”と情報操作をしたがる者たち。

ドラマの中では、実際にニュースを伝える現場のスタッフが自分たちの感じたことを最優先して伝えるような立場がとられていた。

とにかく、放送現場も被災地。

ニュースを流している最中に巨大な余震に襲われて、さらに被害がリアルタイムで拡大する様子を伝えなければならない。

番組制作スタッフたちの様々な葛藤も描かれていて、ドラマとしてもそれなりに見応えが出るような作り。

物語が語られた設定

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首都直下の地震震度7

この撮影スタジオも東京直下地震の震度7の直撃を受けている。

この地震によって東京は壊滅的なダメージを受けた。

“まず地震によって発生した火災”

そして“帰宅困難者”

また帰宅困難者たちによる“群衆雪崩”

広がる火災の中で発生する“火災旋風”

取材中のスタッフたちが火災に巻き込まれて死亡する“事故”

“取材中のヘリコプターの墜落”

“荒川の堤防の決壊の可能性”

ドラマの中では行政の判断より先に、放送現場が先に情報を収集してその情報をもとに注意喚起を促すようなことも語られていたのだ。

そして、電気が喪失し、通信機能もなくなった状態になる直前、“大量に出回るデマ情報”

そのどれもが、実際に起こりうることとして描かれていたのだ。

地震の被害にあったと言う設定で考えてみると、おそらく新たに知ったと言う人も多いのではないか。

この放送は関連番組もさまざまに連動して放送されている。

ドラマはこの4話で終了したが、まだ残り二日間で放送は計画されているようだ。

番組を見終わった感想

驚くほどのリアリティーで作られた1連の番組だが、実はインターネットでも、様々発信されていた。

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公式LINEも設定されていた。かなり参加している意識が高まる

このLINEを登録していると、あたかもこのシュミレーションに参加しているような体験が味わえる。

番組の内容に基づいてLINEの中で、様々なやりとりがされていることが見てとれるのだ。

もちろん自分自身も参加することができて、登録すると、番組特製のスタンプを送ることによって自分の意見が反映されるシステム。

これは誰かが主導で行っているわけではなく、AIによる自動応答と思われた。

また随所に、インタビューの形で様々な選択肢を選ぶ問題が出される。

これにはそれぞれ正解が用意されていて、自分自身の防災意識の確認をすることができる。

私もやってみたところがあともう1歩と言う判定だった。

普段の自分の意識レベルがよく理解できたと思う。

もしこういった災害に巻き込まれたときに、自分や周りの人を守るような行動がきちんと取れるかどうか。

誰かが助けてくれるのを待っていても、助けが来るまでにはそれなりの時間が必要なわけだし、何よりも被害の拡大に自分が関わることがあってはならないのだ。

そういったことが、これらの1連の番組の中で実際の訓練をするがのごとく体験可能。

一言で言えば今までとは違った語り口の番組で、ただ単に放送を見るだけの番組に終わっていないところがこの番組の最大の値打ち。

防災に関わる注意喚起を呼び起こすためのとても大きなきっかけになったはず。

まだ関連番組がいくつか用意されているようだ。

しっかり視聴して勉強したい。