昨日の試合を見た人も多かっただろう。
日本人ボクサーは、どちらかと言えば軽量級のバンタム級クラスのランクが選手層が厚いんだけれど。
彼は数少ない重量級の選手。
ミドル級のチャンピオンは、過去に竹原慎二がいたくらい。
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かつてのオリンピックの金メダリスト
オリンピックが今から7年前で、その時の様子がうっすら記憶にあるぐらい。
彼の経歴を調べてみると、アマチュアの戦績がそれなりにあって、その後プロに転向とあった。
アマチュア時代も決して悪くはない戦いぶりだったが、それなりに負けた試合もあって、この階級の戦い続けることの難しさを感じる。
重量級のボクサーは、どうしてもパンチ力、スピードそういったものがぶつかり合うので、選手にもよるが、パンチ力を売りにしているボクサーも多い反面、相手の一発で沈むこともよくある話し。
第1戦で活躍する選手たちは、高いKO率を誇る。
さて、村田涼太に関して言うと、日本の国内事情になるが、ボクシング協会の不祥事で、もう昨年の話になると思うが会長辞任その他でずいぶんとスキャンダルにまみれたことがあった。
この村田選手も、その不祥事の時にコメントを出していた記憶が。
アマチュア時代のボクシングだと、どうしても試合は判定で判断されることが多くなる。
判定だと審判の印象で随分と結果が変わってくるのも事実。
プロの試合の場合はKOが多くなるので結果はわかりやすくなるが、それでも判定の試合だと、その判定を不服として申し立てがあったりして、見ている観客からも納得できない試合があったりもするようだ。
村田もご多分にもれず、そのような判定経験があったと聞いている。
重量級の試合も軽量級の試合も、ボクシングはやはりKOが絡んでこそわかりやすく魅力も発揮できる。
試合を振り返ってみると
第一ラウンドから、村田が挑戦者を追い詰めていた感があった。
今回の挑戦者はKO率が9割とのことで、村田を上回るとされる。
試合は打ち合いになれば一触即発の状態を引き起こすものと見て取れた。
しかし、1ラウンドからずっと観させてもらったが、村田は終始、試合の主導権を握っていただろう。
特に時折発する右からのストレート、フックは破壊力抜群でこれが当たったときには挑戦者の後へ引く場面が何度か見られたのだ。
これは第5ラウンドの1番良いところだけ。
やはり重量級のボクサーらしく、クリーンヒット一発で相手は沈んでしまう。
この部分だけ見ると、いかにも一方的な試合のようにも映るが、実際はここまで来るまでに5ラウンド消化している。
その1連のやりとりの中で、おそらく当事者だけが感じているだろう。
『これはいける』
『倒せる』
またこれとは逆に、
『これはまずい』
『まともに食ったら倒されてしまう』
それぞれがこういった揺れ動く気持ちの中で試合をしていたに違いないのだ。
外から試合を見ていた感じでは、やはり村田が優勢だなと映った。
終始相手をロープとかコーナーに追い詰める様子が目立ったと思うので。
ミドル級チャンピオンは返り咲き
今回のミドル級チャンピオンは、2回目のチャンピオンでの1回目の防衛戦ということに。
かつてチャンピオンでいた時があったのだ。
しかし、このクラスのボクサーは、もし相手のパンチがまぐれでも当たってしまえば、大きなダメージを受けてそのまま負けてしまうことも多々起こりうる。
そして、一旦王座から転落すると、 次 返り咲く事もそれなりにエネルギーを必要とする。
ちなみに、日本人の昔のボクサーでは“輪島功一”が一度陥落した王座をもう一度取り戻したことがあった。
私の中の記憶では、日本人のボクサーは昔から強い選手、有名な選手が多かったと思う。
私の時代だと、ファイティング原田が有名だったかもしれない。
彼はプロレスの力道山が活躍していた頃と時期が被る。
その後、l様々な有名な選手が出てきたと思う。
“具志堅用高”はかなり後から出てきた選手。
チャンピオンにまで上り詰めた後、防衛戦を何回できるかもその選手の強さを図るバロメーターになったかも。
今回の村田選手の場合、まだ昨日返り咲いてから1回目の防衛戦をこなしただけなので、これからどうなるのかはやってみなければわからないだろう。
彼は年齢が33歳と言うこともあって、年齢的な衰えも本人は多少なりとも気にしているのかも。
ボクサーは30歳を超えるとそれなりに体のメンテナンスには気を使うようになるはず。
やはり、試合はかなり過酷なわけで、20代ぐらいの選手が優位に働くのはやむを得ないこと。
家族が1番のファン
ロンドンオリンピックの時に4歳年上の奥さんと出会ってお子さんも2人設けている。
SNSで情報発信しているので割と目立つことも多いようだ。
このような格闘家の奥さんの中で、ボクサーの奥さんが、私の印象では一番ご主人に気を使うのではないだろうか。。
それには理由があって、ボクサーはなんといっても減量が絡むのだ。
試合前から少しずつ体重を落としていって計量の時にリミットいっぱいになるように調整をする。
ちなみに計量さえ受かってしまえば、後は何を食べてもいいらしくて、試合直前は体重が2kgくらい戻しているらしい。
やはり、食べるものも食べずに調整してくるわけだから、ボクサーにとっては試合以上にきついことかもしれない。
このような1連の作業の中で力を発揮するのは奥さんである。
ボクサーで、結婚しているとなれば、ほとんど奥さんと二人三脚で戦っているようなもの。
減量を含めたトレーニング期間が試合の中にカウントされるぐらい。
今回、守備よく勝利をもぎ取った村田選手。
これからも防衛記録を更新することを願って止まない。