年明けてから最初の放送となったスカーレット。
物語はお父さんが亡くなってから3年後。
昭和44年の設定なので西暦で言えば1969年。
この年の世界的なイベントと言えばアポロ11号の月着陸があった。
すでにこの頃の物語ということで、高度成長期に入ったところで、生活のあり方も随分様変わりしたはず。
物語はそういった時代背景をもとに描かれていたような。
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目次
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みんな大きくなった
今日の物語は喜美ちゃんが武志君を朝起こしに行くところから始まる。
『今日から学校やで〜』
なるほど、小学校何年生かだよね。
宿題がまだらしくて、朝突貫工事でやっつけようとしているが、なかなか宿題モードにはならないみたい。
武志君はキックボクシングの沢村忠のファンらしく、口をついて出る言葉は膝蹴りとかテレビが欲しいとか。
そういえば、川原家にはまだテレビがなかった。
昭和44年なので、たいていのご家庭にはテレビはあったと記憶。
我が家にも確か2代目位のテレビがあったような記憶が。
この頃、すでにカラーテレビは市場に出回り始めていて、死ぬほど高かったと記憶する。
今ならばハイビジョンや4K 8Kの時代。
この時代の多くは白黒テレビで、初期のテレビなのでテレビの横くらいには縦方向のブラウン管のズレ補正のダイヤルがついていたと思う。
今ならば考えられないような年代物だったのだ。
私の記憶の中でも沢村忠はよく覚えているが、確かにプロレスブームの後にやってきた格闘技ブームで、夜7時とか7時半位のゴールデンタイムに番組があったと思う。
あの真空飛び膝蹴りが必殺技で、この時キックボクシングが初めてメジャーな存在になったと言える。
なんと弟子2人を預けられる
確かに仲の悪そうな弟子たちが、2人ほどやってきていたね。
陶芸組合のお偉いさんから無理矢理預けられたようだ。
この2人の様子を見ていると、とても陶芸に身を入れているようには見えない。
八郎君もしぶしぶ受け入れた様子。
2人の弟子への主な指示伝達は喜美ちゃんがやっていたようだ。
どうやら八郎くんは陶芸教室や様々な講演会など、色々と忙しく動き回っている。
頼まれたら嫌とは言えない性格の八郎くん。
陶芸以外の仕事がどんどん増えていく傾向にあるみたい。
そんな中でどうやら東京銀座で個展を開けるようになったようだ。
しかも物語の流れを見ていると、これが初めてではなさそうで、少なくとも2回目以降と言うことだ。
大変な知名度と言えるかも。
特に彼は大量生産のような作品作りではなく、どうやら自分自身が任意に作品をこしらえるようなそういった陶芸家になっている。
しかし、2人の弟子を抱えて5月に予定されている個展に向けての作品作りは待ったなし。
数10点にも及ぶ作品を作る必要が。
その中でも特に、これはと思う目玉になる素晴らしい作品を1つないしは2つと。
作る前から散々にプレッシャーをかけられては、著名な陶芸家といえどもちょっと気後れしちゃうだろう。
このような忙しさの中で物語はどんどん動いていく。
川原家のそれぞれ
本当は喜美ちゃんへのオファーだったお母さん合唱団への参加。
これを喜美ちゃんが辞退したことで、なんとお母さんが参加することに。
定期的に練習をする集まりのようだが、お母さん自身も生きがいを感じて生き生きと暮らしている。
あの貧乏暇なしだった川原家だが、今日の放送からは、まず冷蔵庫があったよね。
後はガス式の炊飯器。
今、電気炊飯器がほとんどを占めるが、本当はガスで炊いたご飯のほうが絶対においしいと言われる。
普通、食べ物を商売にしているところでは、よほどでない限りはご飯はガス釜で炊くはず。
昔懐かしいガス釜が準備されていた。
家族構成を考えてみても、5人家族なので、1日に一升飯までは必要ないが、5合では絶対足りないだろう。
江戸時代以前の日本人の平均的な食生活だと、玄米を1人1日5合食べていたと聞く。
とんでもない大食漢のように思うが、あの宮沢賢治の詩”雨ニモ負ケズ“を思い出してみるとよくわかる。
1日に食べるものに三合の玄米とあったではないか。
今ならば考えられないような食生活だが、私の家庭でも4人家族だったが、母親は多分ご飯を一升ぐらいは炊いていたのではないか。
日本人の主食は米なんだと改めて実感する。
喜美ちゃんと八さん
喜美ちゃんと八郎君は夜9時過ぎくらいからこうして2人だけの時間を持つようだ。
八郎くん曰く
『この時間が1番好きや』
『この時間を取り上げられたら生きていけへん』
なんとも実感がこもっている。
にっこりと微笑む喜美ちゃんはちょっと艶っぽく見える。
設定では31歳の女ざかりなので、いかに生活に追われていようとも、これからがちょうど女に磨きがかかるころではないだろうか。
さて仕事の事や家庭の事など様々なことが話題になるようだ。
今日の2人の会話の中では、どうやらあの喧嘩ばかりの弟子2人はお断りをすることになりそう。
見ていてもとても修行にはなっていそうもないので。
さて、本格的に個展へ向けての作品作りが始まるのだ。
と同時に、陶芸家川原喜美子も着実にその美的センスを磨きつつある。
設定では、ちらっとしか映していなかったが、様々な発想のもとに作品を作っているようだ。
喜美ちゃんの美的感覚と、創作意欲はかなりのもの。
スランプなど感じることなくぐいぐいとものづくりを推し進めているようだ。
さて今日の話の中では、これからの説明にあたる部分が多く語られていたような。
実際は明日以降、色々とストーリーが動くはず。