くわちゃんの独り言

音楽や映画が大好きな爺さん。長年の経験から知りえたことを発信します。

ピアニスト発見 ヴァレンティーナリシッツァ ピアノの魔女?

あいも変わらず、YouTubeであちこち映像を見ていた中で女性のピアニストで、金髪のとても上手なベートーベン弾きだなと思ってじっくり聞いてみたところが。

白状すると、恥ずかしながら名前も存じ上げなかった方。

ヴァレンティーナリシッツァ

ロシア生まれで現在46歳。今はアメリカに住んでいてそちらで活動しているとの事。

彼女 なんと凄腕のYouTuber

見てみると登録者数は57万人を超える。

クラシック音楽のサイトでこれだけの人数はそう滅多にはお目にかからない。

一体どれほどのものかと何曲か聞いてみることに。

お名前.com

目次

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かなり若く見える

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ベートーベンの演奏がなんともすばらしい

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演奏中のプロフィール

いつもYouTubeを覗いていれば、“こんなのはどうでしょう?”みたいな案内は常にやってくる。

そんな中で出てきたのが彼女。

何気なく演奏を聞いてみて、実は正直びっくり。

その演奏がこちら。


Beethoven "Moonlight" Sonata op 27 # 2 Mov 1,2 Valentina Lisitsa

私が驚いたのは27秒を過ぎてから。

ここからこの曲のメロディーが始まる。

この曲はピアノの演奏曲目としてはどちらかと言えば優しい方の部類に属するはず。

決して早引きするわけではないし、ゆったりしたテンポでまた強弱のダイナミックもそれほどではない。

しかし唯一の難しさがあると言えるだろう。

それは先に述べた27秒過ぎから始まる主旋律がどのように聞かせられるか。

実はここでびっくり驚いた。

なんてくっきり鮮やかな演奏なんだろう。

これがメロディーですとはっきりわかるではないか。

ベートーベンの月光はこんな曲だったんだよなと改めて納得。

このようなメリハリの利いたピアノの演奏は、私の中では大好き。

すっきりと聴きやすい。

決して奇をてらった奇抜な事はしない。

ちなみに彼女のこの月光の次の演奏もアップされている。


Beethoven "Moonlight" Sonata, III "Presto Agitato" Valentina Lisitsa

ベートーベンてこんな作曲家なんだなぁと改めて納得させられた。

ちなみに彼女のYouTubeを覗いてみると圧倒的にベートーベンの曲目が多い

ベートーベン弾きで評価された演奏家なんだろう。
 ピアニストは大抵ショパンとかリストを演奏したがる

そちらの方が明らかに人気があるわけだし、演奏技術の見せ場も多いので。

しかし、ピアニストはたくさんいて、シューマンもいれば、ベートーベンの時代以前、例えばバッハの作品などをピアノで弾く演奏家だっているのだ。

過去に私が自分のお気に入りのピアニストをまとめた記事がある。

 

www.kuwa-chu.com

 

 

www.kuwa-chu.com

 他にも何人かいるが、とりあえずはこの2人についてピックアップ。

ピアノの可能性を広げてくれている点で私的にはとても評価が高い。

リシッツァの他の作曲家を演奏した場合はこんな感じ。


Valentina Lisitsa plays Liszt's Hungarian Rhapsody No. 2

 こちらはリストを演奏したもの。

なんとなく彼女の特徴が見て取れる。

メロディーと伴奏きちんと演奏し分けるところが、(他の演奏家も当然同じようなことを考えて演奏しているだろうが)、彼女の場合はその辺のメリハリが極めて特徴的だと思う。

彼女をピアノの魔女と呼ぶのだそう。

確かに早いパッセージを引くときの淀みのない指の動きなどは、なんとなくリストを彷仏とさせるのかも。

ご主人もピアニスト

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ご主人のプロフィールはほとんど公開されていない

アレクセイクズネツォフ

ご主人もロシア出身のピアノ演奏家。

ただし、演奏のジャンルにジャズとあったので、クラシックだけではなくジャズを専門に演奏しているのかもしれない。


Valentina & Alexei Chopin Sonata #2 (Saint-Saens) 1/2

こちらは奥様とご主人の共演。

ピアノの連弾。

かなり若い頃の映像らしくずいぶん若く見える。

演奏を聞く限りでは2人ともクラシックの演奏家だと思うが。

ご主人の名前であちこち検索しても出てくるのはジャズの一文字。

またCDなども輸入出来るようなそのような記述が多い。

2人とも現在はアメリカが主な活躍の場なので、お目にかかる機会も多いのではなかろうか。 

ベーゼンドルファーのピアノを愛用しているらしいが?

 彼女のプロフィールを検索してみるとピアノはベーゼンドルファーを愛用とあった。

しかしYouTubeの様々な映像を見てみても演奏しているのはほぼ全部スタンウェイ

やはり、その時その時の会場の備え付けのピアノを演奏するので、スタインウェイを演奏する場合が多いのかも。

 しかし演奏は何度聞いても、並々ならぬものを感じる。

彼女はまた、ラフマニノフのピアノ協奏曲の演奏家としてもよく知られている。

彼女がYouTube活動を始めてから、その画像を見たロンドン交響楽団からオファーがあったらしい。

やはり最近の音楽家にかかわらず、インターネットを使った、特にYouTubeでの様々な発信は本当にメジャーだと感じる。


Valentina Lisitsa - Warsaw Concerto

 こちらはピアノ協奏曲の練習風景と思われる。

残念ながら私の中には聞き覚えのない曲だが、ピアノの演奏とオーケストラのバランスから見ると完成度はかなり高い。

本当に楽しみな演奏家を1人見つけたものだと納得している。

「骨盤ウォーカーベルト」

まとめ

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ご主人とは19歳で結婚している

いろいろ調べてみたところが、彼女はYouTube活動で人気が出たピアニスト。

91年から活動しているので、彼女は18歳の頃から活動を始めている。

もうそろそろ活動を始めて30周年になろうか。

ピアニストとしてはこれから脂が乗ってくるんだろうとそう感じる。

主な活動はご主人とペアでやっている場合も多いと聞くが、YouTubeで上がっている画像はほとんどは単独で弾いているものが多い。

せっかくなのでこちらも紹介しときましょ。


Valentina Lisitsa Liszt La Campanella from Paganini Etude No 3

とにかく、力強くメリハリの利いた演奏が彼女の1番の魅力だろう。

また私の中では新しいピアニストを1人発見できたと思う。
 

【BROOK'S かんたん ぬか美人】