クラシック音楽ではイギリス出身の音楽家はどちらかと言えば少ないだろう。
私が知る限りではずいぶん昔にヘンリーパーセルがいるぐらい。
最近だとベンジャミンブリテンとか。
実は、クラシック音楽ではこの2人ぐらいしかいないのではないかと。
しかし、ごく最近のロックを始めとするニューミュージック系ではイギリスは多数の有名人を輩出しているのではないか。
どのような人がいるかを少し調べてみることに。
目次
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パーセルとブリテンそしてヘンデル
ここでヘンデルを紹介するには理由がある。
ドイツの有名な作曲家でバッハと同時代でよく知られているが、ヘンデルは主にイギリスで活躍しており、晩年はイギリスに帰化したことで知られる。
イギリスの王族に招かれたと推察するが、基本的にはイギリスの作曲家にしてもいいくらいだろう。
さてヘンリーパーセルは古い時代の作曲家、バロック期の作曲家だが、ブリテンが20世紀に入ってから紹介したことで有名になった。
過去に吹奏楽をやっていたのでヘンリーパーセルの名は実はかなり有名。
その曲がこちらになる。
ヘンリー・パーセルの主題による変奏曲 'Rondeau from Abdelazer'
冒頭の部分を聞いて聞き覚えのある人も多いのではないかな。
私はこの曲を吹奏楽時代に演奏した記憶があるので、イギリスにもこんな作曲家がいるんだなと、少年ながら思ったもの。
このような古い時代の作曲家を紹介できたのはベンジャミンブリテン。
彼の記した吹奏楽用のファーストデビジョンがあって、それを練習用の教科書にしていたのを思い出す。
やっぱりビートルズ
イギリスが有名になったのは多分20世紀の中ぐらい、ビートルズが出てからではなかろうか。
最近まとめたビートルズの記事がある。
実は、イギリスのロックバンドは世界的にかなり有名だと言える。
ビートルズと同時代に活躍したのが
ローリングストーンズ
その後も、ピンクフロイドや
クイーン、レッドツェッペリンなど多数出現している。
また著名な男性アーティストも多いだろう。
エルトンジョン、エリッククラプトンなど現在も活躍中。
最近になってから、著名なロックバンドはイギリスを始めヨーロッパに多いのではないかと思うくらい人気。
もちろんアメリカにもそれなりに存在はするが。
エンヤとケルティック・ウーマン
この2人もイギリス出身、正確にはスコットランドと言うべきか。
エンヤは癒し音楽の代表としてずいぶんと人気が出たと思う。
ケルティックウーマンは、フィギアスケートの荒川静香がオリンピックで金メダルを取ったときのエキシビジョンで使っていた曲。
Celtic Woman - You Raise Me Up (Official Video)
聞き覚えがあるのではないだろうか。
エンヤも様々なヒット曲があるが代表的なものは
Enya - Only Time (Official Music Video)
実は、彼女は1961年生まれなので現在も58歳になる。
多少歳をとった感じはするが、まだまだ若い。
彼女の曲の特徴はなんといっても多重録音にあるだろう。
いくつもの音を重ねて和声として作り上げる。
こういった曲作りのアーティストはあちこちに存在したが、先ほど紹介したピンクフロイドもよく使っていたと思う。
またアメリカでは、カーペンターズがレコーディングで用いた手法でもある。
今ならば誰でも自由に曲作りができる時代なので、取り立てて目新しいと言う事でもないのかも。
まとめ
イギリスと言えば堅実な国民性と言いたいところだが、ここは産業革命が起こったお国柄で、労働者は基本的にサラリーマンとして雇われる人が多かったと言える。
働きに出たものは工場で働いた後、昼ご飯とかは自宅に戻ったようだ。
その時には、手の込んだものなどを作る事はなく、とにかく食あたりを防ぐために中までしっかり火を通す料理が多かったと聞く。
そういったこともあってイギリス料理は基本的にまずいと評判になった時代もある。
またイギリスで有名なのは、歴史的に見ても覇権主義が挙げられる。
世界中に植民地を持って、結果そこを支配することによって莫大な利益や富を上げていた。
そして私の中で記憶するのはイギリスの王室の王様たちの女癖の悪さである。
基本的に離婚を認めないカソリックを不都合なものとして自分たち独自のキリスト教の宗派を立ち上げた。
もちろん他にも正当な理由はあるだろうが、イギリスは清教徒革命の国なので、ローマンカソリックとは相容れない。
宗教的な争いはイングランドとアイルランドとの争いで象徴的に扱われる。
イギリスの王族は常に暗殺される危険を孕みながら暮らしている。
最近、そのような話も噂も聞かなくはなったが、歴史的にはそういった背景があるのだ。
そういったことを考えると近代に入ってからイギリスはその国民の中にかなり欲求不満というかストレスを溜め込んだ経緯があるのかもしれない。
ビートルズの曲にあれだけ熱狂したのは、自分たちの鬱積した気持ちを代弁してくれていたからなのかもしれない。
サラリーマンで暮らす人々は基本ストレスをため込むしかない。
ロックと呼ばれる様々な音楽は、こういったストレスを抱えた人たちの受け皿なのかもしれない。
そう考えると音楽全般も世相を大いに反映しているのかも。