一敗力士が今日も勝ったので、優勝は千秋楽までわからなくなった
一敗力士とは
正代
徳勝龍
の2人。
まぐれとは言いたくはないが、今場所この2人がこれだけ活躍する事は誰も想像しなかっただろう。
明日、一敗同士で一騎打ちを行う。
その結果でもまだ優勝とはならないのだ。
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正代と徳勝龍
どうやら今場所のこの2人の強さは本物と言える。
私が見る限りでは決していい相撲をとっているわけではないが、取れば勝てる自信があるのだろうか。
最後に逆転であったり、引き技で勝つことも多いのだが、勝負をものにできる点で、運も味方につけている気がする 。
それぞれが13勝1敗で並んでいる。
明日、星のつぶし合いをやってどちらかが1敗を守ることに。
そして最終的な優勝は千秋楽まで待つしかない。
今場所は横綱や大関が不振な中、平幕の2人が場所そのものを引っ張っていた感がある。
貴景勝
今日、高安を退けた貴景勝。
今日の相撲を見る限りでは、この大関には全く迷いはなさそう。
同じように突き押しを得意とする高安との対戦では 、激しい相撲が予想されたが、結果は予想通り。
貴景勝は鼻血を出すくらい激しい相撲だったのだ。
しかし、ここで勝利をもぎ取れるのが大関の真骨頂。
優勝争いからは一歩遅れをとっているが、本人もまだ諦めたわけではないと発言している。
この大関はマインドの強さで定評があるのだ。
もし、前を行く2人の力士に何かあれば、必ずこの大関が取って変わることになるだろう。
なんといっても炎鵬
今日の相撲を見ていて炎鵬の人気を再確認したファンも多かったのではないか。
阿炎に勝った相撲を見ると 、小兵力士の持ち味がいかんなく発揮されていた。
相手の力士の右足をそのまま持ち上げて土俵の外へ運び出すあたり、炎鵬にしかできない技と言えるだろう。
決まり手は足取りとなっているが、解説の北の富士さん曰く、足をとって持ち上げとかそんなのはないのか?と単なる足取りでないことを強調していた。
体重150キロほどの力士を100キロに満たない力士が軽々持ち上げるのだ。
リアルタイムで見ていたが、本当に絵になる取り組みだったと思う。
この力士の人気がいかほどのものなのか、改めて思い知る。
本当に幕内最軽量でいながら、大きな力士を翻弄するその相撲っぷりは魅力満載。
今場所はこれで勝ち越したので、来場所はうまくいけば、三役に名前を連ねることに。
軽量力士がどのようにして勝負できるのか、相撲ファンならずとも興奮を隠しきれない。
遠藤と朝乃山
この2人の力士たちも今日やっと勝って8勝5敗と勝ち越すことができた 。
正直なところ本人たち以上にファンたちが安堵したのではないか。
場所が始まった頃は、この2人こそ優勝候補ではないかと、ずいぶん期待していた時が。
フタを開けてみると途中から崩れて、連敗するようになってからは平凡な成績になってしまったが。
もともと実力も充分な力士なので、いずれは大関の声がかかるものとファンたちは皆待っているのだ。
相撲に波が出ないように、もっともっと稽古をして、鍛えなければいけないと素人ながら、あえて苦言を呈したい。
地獄を見た男照の富士
大関を経験しながら怪我や病気などで大関を陥落し、序二段まで落ちたのは
この照の富士が初めてだと聞く。
しかし引退することなく相撲を取り続けることによって見事に復活したのだ。
十両の13枚目ながら このままいけば全勝優勝しそうな勢い。
もし全勝優勝できたなら幕内に返り咲く事は充分可能。
彼が大関を張っていた頃がとても懐かしいと思う。
普通、大関経験者であれば、関取でなくなった段階で引退する人が多いと言える。
つまり、陥落する場合は十両まで。
幕下以下になる場合は引退するのが通例だ。
私と同世代の力士に栃赤城という力士がいたが、彼は関脇まで行った後に、陥落をして幕下から3段目まで行ったことが。
42歳で若くして亡くなったが、彼も幕内のかなりいいところまで行っておきながら、最後は幕下以下にまで陥落した力士として記憶に残る。
当然のことながら、ここまで陥落して復活できた力士はいないのだ。
照の富士が何とか幕内にまで戻ってきて、上位陣と対戦するのをもう一度見てみたいと思う。