リアルタイムで見せてもらった大相撲千秋楽。
誰がこんな結果を想像しただろうか。
彼は奈良県出身なので、奈良市役所の様子がリアルタイムで今も映像に。
優勝した本人も、市役所にいるお父さんも男泣き。
横綱不在な中でこれだけ盛り上がった場所も過去になかったな。
目次
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33歳 幕尻力士の成し遂げた快挙
千秋楽なので序の口から始まって十両まで優勝力士の表彰式が行われていたけど。
解説者が口を揃えて言っていたのは、
幕内最高優勝は他のランクの優勝とは全く違うんだよと。
つまり、勝負運と備わった実力がなければ、まぐれでは無理なんだよと。
優勝インタビューを見させてもらったが、いつになく感動的な内容で、しかも笑いをとっていたあたり、彼のお茶目な面がよく表れていたような。
やっぱり優勝はバリバリ意識していたんだよねと
今日は最後に1番いい相撲で大関に勝っているので、評価も十分なものが得られるはず。
どの人もみんな口を揃えて言っていたのは、最近にない感動的な結末だったねと。
確かに言われてみれば優勝といえば
白鵬の名前がつらなることが多くて、あまり感動らしいものもなかったといえばなかった。
しかもあえて言わせてもらえれば、白鵬は横綱としての実績は過去最高なものではあるが、ヒョーバンがとにかく悪い。
そのことを思うと、いまひとつ盛り上がりに欠けると言われたってやむを得ないわけだ。
感動的結末
白髪頭の徳勝龍のお父さんが男泣きに泣いて周りの人に頭を下げ続けていたのがなんとも印象的。
古い世代の人間だと、幕内最高優勝の値打ちが言葉でなく理解できている。
ちなみに徳勝龍のお母さんは両国国技館の2階席で観覧していたようだ。
控えの廊下にカメラが回っていてそちらでチラッと映っていたような気もするが。
この後、表彰式が終わればいつものような記念撮影があるので、その時には徳勝龍の奥さんも着物を着て同席するはず。
ほとんど奇跡というぐらいのことなので、誰も準備なんかできていない。
しかしこれからじわじわと喜びが湧いてくるのだ。
本割が終わって1時間ちかく経つけれどもまだ感動と興奮が冷めやらないよね。
お疲れ 正代
実は本割で良い相撲で勝ったので、優勝決定戦に向けて準備万端だったところが、徳勝龍が大関を下して14勝1敗を守った結果、決定戦はお流れに。
今場所13勝2敗はかなりの好成績と言える。
来場所以降の活躍に期待が集まると言うもの。
正代はまだ相撲が安定しない部分が若干あるので、まずは上位陣に定着することを目指すべき。
場所を総括
朝乃山は来場所、11勝ないしは12勝あげれば大関になるための条件を満たすことに。
これだけ高いレベルでの星勘定となれば一筋縄ではいかない。
今まで以上に稽古に精進して、きたるべき上位を目指してほしいもの。
来場所大関は貴景勝1人。
豪栄道は関脇に陥落する。
もちろん関脇で10番勝てば大関に復帰できるが、私の見立てでは五分五分だろう。
もし、大関復帰できる可能性があるとすれば、来場所は大阪になるので豪栄道にとってはご当地場所。
声援も励みになるに違いない。
そして、両横綱が果たしてどれだけの相撲を取れるかどうか。
もう峠を越しており、いつ引退してもおかしくない状況だと私は見ている。
ボクサーやプロレスラーとは訳が違うのだ。
横綱に求められるのは、引き際の潔さ。
周りから非難が集まるようなことでは、横綱の権威を著しくけなすことになる。
白鵬を見ていると、その辺の教育がまるでなされていなかったと感じてしまうのだ。
これは相撲通の様々な人の意見を見ても同意見の人は多そうだ。
そしてそれらの人の共通の見解は、
親方の指導が悪い！
残酷な言い方だがどんな大横綱といっても、親方が師匠であり、師匠の意見はある意味絶対的なものがある。
横綱に好き勝手なことなど、させることにはならないのだ。
そこら辺のところは1相撲ファンの私がどうこう言う事でもないが。
しかし今場所の徳勝龍優勝はドラマがあった。
しばらくは優勝の余韻で大いに周りを賑わせるだろう。
しかし2月に入ればすぐに巡業が始まるわけだし、3月はすぐに大阪場所が始まる。
年間を通して、力士には基本休みは無い。
とにかく体が資本の商売。
怪我をせずに、来場所以降も大いに楽しませてほしいね。
