今週から新たに物語は始まることとなって、喜美ちゃんは穴窯挑戦を続けること6回。
3回目の失敗でハさんは川原家を出て、夫婦は別居することに。
その後も挑戦は続くこと3回。
当然苦しんだのは資金繰り。
悩んだ末に喜美ちゃんが下した決断は、借金。
契約書の下のほうにチラリと数字が見えたが、確か800,000円とあった。
現在に換算すると、大阪万博の翌年あたりなので、ざっくりと約3倍とみるべきかな?
印象としては250万円ぐらいだろうか?。
目次


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武志君に夫婦の関係を説明
絶対に穴窯をあきらめないと心に決めている喜美ちゃんだが、ハさんが家を出たことを受けて、夫婦の事について武志君に詳しく説明をする必要が。
どうしても意見が合わなくて、夫婦別々に暮らすことになってん。
武志にとっては、ここが自分の家やで。
そして、もう一つ。
お父ちゃんが今住んでいる所も武志の家なんや。
お母ちゃんの説明にきちんとうなずく武志君。
おう、わかってるん
小学校5年生なので、設定は10歳。
世の中の仕組みも、家庭の事情もそれなりに理解できる年頃。
そして自分のことも自分でやれるようにもなる。
昭和46年頃の設定なので、考えてみれば私は高校3年だったような気がする。
そうそう、この翌年 大学に入るために千葉県まで赴いた記憶が。
もっとも私の場合は、すぐに学校には行かなくなったが。
武志君は子供ながらに、お父ちゃんとお母ちゃんの仕事っぷりをよく見ている。
そして、意見が合わなければ、一緒に暮らすこともないのだと。
多分、気がついているはず。
お母ちゃんは穴窯で結果を出すためにあらゆるものを犠牲にして全力で頑張っているのだと。
武志君にとっては、お父ちゃんとお母ちゃん以外のなにものでもないので、夫婦のデリケートな事情など、そんなものかと思っちゃうかもね。
しかし、お母ちゃんが自分のこともお父ちゃんのことも
大好きや
と言った言葉には子供ながらにとても感動する。
挑戦し続ける穴窯


3回目を失敗したことでハさんは喜美ちゃんのチャレンジに見切りをつけた。
そして3回失敗したことから学んだ喜美ちゃんは、ただ穴窯に作品を入れて薪で熱を加える考えでは、決してうまくいっこないと。
喜美ちゃんの与えられた資料は慶乃川さんのメモのみ。
せいぜい具体的な温度設定と、何日間燃焼させるかの情報のみ。
これだと明らかに情報量が少なくて、何度挑戦しようが思い描いた結果にはたどり着けない。
大体最初の挑戦では温度が上がりきるまでに随分と時間がかかってしまったし、それを改良した2回目も、急激な温度の上昇で作品が壊れる事態に。
そして満を持してチャレンジした3回目も失敗。
その結果を受けての4回目から6回目の挑戦になる。
後半の挑戦では、薪代を借金して臨んでいる。
このときの挑戦の内容では、まず炎の向きを計算に入れること。
そして後は到達した温度をどのくらい維持できるかなど。
さらに、かつて古信楽の説明を受けたときの様子を思い出して、
釉薬は使わずに窯の中で被った灰が中の熱で溶けてあたかも釉薬がかかったように色を出すんや。
そのことを思い出して、窯の中でどうすればうまい具合に薪が燃えた後の灰がかかるのか自分で考えてみた。
得られた結論は、煙突から中で燃えた灰が外へ出てしまっているのではないかと。
そうして煙突の出口をレンガで少し狭めて改良を施す。
実はそのチャレンジが6回目。
そうして得られた結果は、決して満足のいくものではなかったが、窯の入り口付近は1部の作品に思ったような色が出ている❣️
つまり、この方法をさらに煮詰めていけば、目的に到達できるのではないかと。
いちるの希望の光が
モデルとなった神山清子さんは、目的を達成するために資金調達の手段を選ばなかった。
すでにご主人とは離婚をしていたはず。
目標とすべき自分の作品を完成させるために自分の弟子たちからも借金をしたと聞いている。
そして穴窯で火入れをするときには、1時間ごとの状況を事細かに記録。
その記録が次の挑戦の時の1つの目安になっていく。
結果が出るまではとにかく試行錯誤を繰り返して、絶対に譲らない決意のもと、ついに自然秞を完成させるのだ。
思いがけない注文
こちらの写真の2人は川原工房にとってはなくてはならない大切な後援者。
窯業研究所の柴田さんはハさんと今も親密な関係を続けていて、作品作りになにやかんやとアドバイスをしてくれる。
そして今回ハさんに京都の窯業研究所で1人職員の空きが出たとの報告を。
信楽を去ってそちらで働かないかと。
そして橘さんは喜美ちゃんにとっても大切なお得意様
今回、新たに絵付け小皿の大量の注文を持ってきてくれたのだ。
なんと5枚セットを100組!つまり500枚
前回の注文のときの倍以上。
川原夫妻にとって、それぞれとても大切な応援者たち。
しかしこの2人には、夫婦にとってよくない噂が立っていることも耳に入っていたのだ。
それはほかならぬ三津さん。
彼女とハさんがよからぬ関係にあるのではないかと。
2人とも事実とは違うと否定はするが、世間の噂だとこういうことに。
喫茶サニーでのひとこま
喫茶サニーでは百合子ちゃんがウェイターとして働いている。
そこにはハさんや武志君もちょくちょく立ち寄るのだ。
実は、窯業研究所の空きがある話もこちらに柴田さんがやってきてハさんに伝えていた。
喜美ちゃん夫婦の不仲な事はもう信楽中に知れ渡るところとなり、親しい人たちはそれなりに心配をしている。
実は、7回目の穴窯挑戦に向けて喜美ちゃんは銀行から借りた資金もそこをついていた。
次をやるためにはどうしても資金が足りない。
実はそういった事情をよく知っていたのは喜美ちゃんのお母ちゃんマツさん。
すでに、内職などをして喜美ちゃんをサポートしている。
しかし、思い立ってとある人に手紙を書くことに。
えっ!草間さんなの?
武志君がぐっすり眠った状態でハさんにおんぶした状態で帰ってきた。
元夫婦ながら、それほどぎくしゃくした様子はないが、やっぱりなんとなくよそよそしいよね。
武志はぐっすりや
そういったやりとりの中に突然訪問者が。
それはほかならぬ草間宗一郎さん。
種明かしをするとお母さんのマツさんが手紙を書いていた相手なのだ。
喜美ちゃんたち夫婦のことや、穴窯挑戦、そして別居中の事などをそれとなく報告したと思う。
そのことを受けてわざわざ訪ねて来てくれたものと。
今日の放送はそこまでなので、明日以降に続きが。
実はもうネタバレでたいていの情報はバレちゃっているが、草間さんは7回目の穴窯挑戦を応援する。
そしてハさんは反対を。
もうネットではたくさんのニュースのサイトでスカーレットの予告編が出ているので、ネタバレしちゃってもしょうがないなと思うので。
喜美ちゃんとハさんはこの先離婚をすることに。
モデルの神山さんのようにご主人の浮気が原因と言うわけではなさそう。
スカーレットの作者はこの辺のいきさつはどうやら事実関係だけは踏襲したようだ。