くわちゃんの独り言

音楽や映画が大好きな爺さん。長年の経験から知りえたことを発信します。

スカーレット 母と息子失ったもの

 

今週のスカーレットも今日までで、いよいよ武志君は父親と同じ京都の美術大学へ入ることに。

母と息子の関係と息子と父の関係はそれぞれ違ったものになっていた。

母と父は離婚をしている。

間に入った息子はそれぞれの親に気を使いながら暮らしてきたとも言える。

大学を目指そうと決めるきっかけは、やはり父との再会

取り立ててアドバイスをもらったわけではなさそうだが、やはり父と息子。

大きなきっかけとはなった。

目次

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受験は学科だけではなく絵を描く事の実習も

武志君の決意

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京都の美術大学を受験して陶芸家になります

自分の進路を決めるのにどうしても相談相手が欲しかった武志君

時々は電話していたけど改めて直接会ってお父ちゃんに相談することに。

既に今は、愛媛から名古屋に住んでいて、その気になればすぐに会いに行ける。

そうして相談したと言うよりは、自分自身の思いを聞いてもらえたことがとても大きい。

しょっちゅう手紙のやりとりをしていたので、離れ離れになってはいても気持ちは通じていたのだ。

さて夜11時過ぎに帰ってきてさすがにお母さんにもちょっと叱られてしまうのだが。

改めて自分で決めたこととして大学進学を打ち明ける

京都の美術大学で、実はお父さんの十和田八郎さんの出身校でもある。

そこの陶芸科を目指すと言うもの。

受験勉強の1年間をかけて、死に物狂いで頑張って何とか合格する。

決意表明として

絶対に何があっても合格する

そう約束して、受験勉強に入るのだ。

喜美ちゃんとしては、本人が決めたことであれば後は応援するだけなので、特に厳しく詮索することもなかった。

もう高校2年にもなれば、体は完全に大人だし、気持ちだって人の心の機微が分かると言うもの。

ただし、喜美ちゃんとしてはやはり心配の種は尽きないのでサニーで古い付き合いの大野さん夫婦に相談したりもしたのだ。

相談することによって多少は気が晴れたが、いつも信作君から渡されている封筒が多少は気になった様子。

封筒の中身が何なのかは後になってから気がつくことに設定はされているが、本人にしてみればなんとなくうすうすは思うところがあったのかも。

母親である喜美ちゃんには知らされていなかった

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やっぱりお母ちゃんには言いにくかったのかも

武志君が進路を決めるにあたって、誰かに相談したらしい事はうすうすはわかっていたのだが、どうやらハさんらしいところまではなんとなく。

しかし、喜美ちゃんには武志君の相談相手が八郎さんなのか?と問いただすだけの勇気はなかったようだ。

既に離婚をした夫婦なので、お互いに干渉する事は無い。

しかし、息子武志君は違う。

どちらも自分にとっては親なのだ。

普通にコミニュケーションをとって、今までと同じように付き合うことができる。

この微妙な関係は、子供にも気を使わせることになるよね。

やはり子供にとっては両親が揃っているのが何よりかなと改めて思ってしまう。
 実は、母親に対しても父親に対しても武志君はそれぞれの立場をおもんばかって、それぞれ話した内容などはお互いに公表しないことになっていたようだ。

事情は結局明かされないまま武志君の猛勉強が始まるのだ。

全力受験勉強

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絶対に合格します

ここから全力の受験勉強が始まる。

武志君にしてみれば、ここで挫折するわけにはいかないのだ。

なんとしても自分の人生をきちんと作り上げるために所定のステップを踏みはずすことなく前進。

特に、父親にしても母親にしても、それぞれ芸術家として生きるために1人で進むことを選んだ。

自分はそのような悲しい事はしない!そーゆー思いがあったかもしれない。

離婚した両親を持つ思春期の子供たちがどんな思いでそれぞれの親と向き合っていくのか。

わずか15分のドラマの中ながら、それぞれの立場の人たちの心がさりげなく描かれていたね。

めでたく合格そして種明かし

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㊗️桜咲く合格したで

1年間の受験勉強の後、試験を受けて合格発表の日。

いつになく緊張した顔で帰ってきた武志君。

さらに、合格したことを想定して赤飯まで炊いて祝っている喜美ちゃん。

もし万一子合格だったらどうしちゃっただろうね。 

しかし、満面の笑みで合格発表を告げる武志君。

喜美ちゃんもおばあちゃんのマツさんも飛び上がって喜びを表す。

やっぱり絶対受かるなんて言っていたって心配なものは心配さ。

それが親心ってもの。

めでたく合格祝いが終わった後で、この1年間の1連の流れを武志君から種明かしの形で告白された。

1年前、お父ちゃんに会ってそれとなく進路の事とか話を聞いてもらったこと。

手紙でしょっちゅうやりとりしていたので、会えばいつものように変わりなく気さくに話すことができた。

そして5年経った今でも全く変わらずに普通の挨拶を交わして話すことができる。

その告白に驚きを隠しきれない喜美ちゃん。

5年たっても全く変わらないでいられるものなのか?

自分ならば5年も経ってしまえばすっかり変わってしまうだろうにと。

そう思うと、

やっぱり自分は大切なものをなくしてしまったんだなぁ

しみじみと思い知らされるのだ。

さて今日の物語は概ねそういったところで来週に続く。

予告編ではハさんが信楽を訪ねてくるシーンがあったよね

ネタバラシをして申し訳ないが、あのシーンはマツさんの仏壇を拝みに来たときの映像。

そうおばあちゃんは亡くなってしまう。

夫常治のもとへ旅立っていったのだ。

さらにまた様々なエピソードも付け加えられていた。

これからは成功した陶芸家としての道のりが待っているのだ。

どんな物語が描かれていくのか。

もう残りのことを考えると、カウントダウンが始まっていると思って良いかも。