いよいよ最後の月の物語となったスカーレット。
ここで描かれるべきはいくつか柱があるんだけど。
- 1つは成功した陶芸家としての喜美ちゃんの作家活動。
- もう一つは重篤な病気が発見されたもう一つは重篤な病気が発見された武志君のエピソード。
- 最後はもし挙げるとすれば幼なじみ3人組の友情とでも言えるだろうか。
もちろん主人公は川原喜美子。
昭和58年以降、つい最近の物語になると言える。
今日は昨日からの流れを受けて、陶芸教室がどうなっていくのか。
目次
さて、にわか陶芸教室の参加者6名は集まったのかな?
陶芸教室で予約はしているらしいがどうやらそれほど厳格なものではないみたい。
当日になって集まったメンバーはいろいろな会場に対して目移りしたりして、急な予定変更なども普通に出来るような感じ。
結果として6人いた全員が、よその工房の見学に行くことになったらしい。
すでにお昼も過ぎたあたりでどうやら誰も来ないなと思いつつ、体操をしていた喜美ちゃん。
そこへ信作が駆け込んでくる。
せっかく無理にお願いをしたのに、結局誰も来なくなってしまって本当に申し訳ないと、謝りの連絡を入れるためだった。
しかし、報告を聞いた喜美ちゃんは快くその事実を受け入れそれならば片付けるのを手伝ってくれた。
喜美ちゃんと信作が片付け始めたちょうどその時、若い女性が、
やっぱりこちらの方で陶芸教室に参加したい
とのことでやってきたのだ。
慌てて片付ける手を休めて準備をしようとする喜美ちゃん。
そうこうしているうちに
小さな男の子を連れたお母さんが、同じように陶芸教室に参加したいとのことでやってくるのだ。
こちらの工房では子供連れでも大丈夫だよと聞いてやってきたらしい。
最初は誰もやってこないはずだったのが途中で気が変わって2人参加してもらえたね。
特に男の子を連れたお母さんは、子供は器などを作るはずもなく、怪獣を作ってまったくの遠足気分。
喜美ちゃんはそういった子供の振る舞いにも全く嫌な顔することなく、お客様第一目線でしっかりと対応していたようだ。
やはり周りの人に好かれてなんぼの世界。
自分のこだわりやポリシーももちろん大切だが、支持してくれる人たちの支えがあってこその自分の活動。
そのことがよくわかるエピソードとなっていたね。
時間になっても人は集まらず でも!
そういえばこの当時からディスカバージャパンなどの様々な旅行企画もあったりして、各地方自治体は観光客を自分のところに呼び込もうといろいろな活動をしていたと思う。
信楽高原鉄道の事故が私の記憶の中ではとても強い印象で残っているが、あの時も確か信楽方面の観光客を乗せていたなという記憶がある 。
信楽は観光でもこの頃からとても著名な場所だったと記憶。
また陶芸教室もどうやら盛んに開催されていたそんな時代だったかも。
陶芸の作品展に出会う機会は私の場合ほとんどなかったが、新宿や、銀座のデパートなど主なところではそのような陶芸展が開かれていたのかも。
こういったイベントがあると陶芸家の人気は一気に火がついて全国レベルで有名になる。
さしずめ今なら日本だけではなく海外からのお客さんも多いので。
日本の伝統技術は外国の観光客にもとても人気な事は今更言うまでもないか。
と同時に有名だなと思うのは食事だろう。
日本の食事文化は世界に誇れる優れたものだと私は勝手に思っている。
芸術を愛でる心 人を尊敬する心尊敬される心


信作の部下に対する名言。
ここが今日の放送の1番の見所。
陶芸家川原喜美子の値打ちについてどのように接すればいいのかをわかりやすく語っていた。
確かに自然秞の作品は 陶芸で様々な作品に接したものの目でないと簡単には理解できないかもしれない。
ちなみにこの番組の中で使われている川原喜美子の作品は、今までもブログで紹介してきたが、全て神山清子さんの作品と聞いている。
驚くほどの斬新な形状と、と同時に無骨なイメージだが、しかし、根底にあるのは生き生きとした躍動感。
ぱっと見て感じるのは圧倒的な存在感だろう。
こんな無骨なものが芸術作品なんだ!と 。
しかしこの風合いはほとんど偶然の賜物なのだ。
世界に1つしかない価値観。
訴えてくる圧倒的な存在感。
この芸術を受け入れる心は、大量生産の様々な品物にしか接したことのないものにとっては理解しがたいのかもね。
信作が部下に言い放った芸術を愛でる心。
自分が理解できないからといって簡単に否定するな。
理解できないのは勉強不足だからだ!
セリフにはなかったけれど、良い芸術は、常に接する努力をし続けないと、音楽にしても様々な美術工芸品にしてもその良さを理解できるようにはならない。
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武志君と彼女真奈さん
この2人はやがてカップルになるようだね。
ただし、結構厳しい運命が先に待ち受けているので、必ずしもハッピーエンドとはならない可能性が。
ちなみに明日以降の番組でいよいよ吾郎ちゃんが登場する。
一風変ったドクターの役柄。
彼が今月最後のエピソードで大きな役割を果たすと説明にはあったね。
武志君も彼に励まされて闘病生活をすることに。
しかし若い男女の恋物語は見ていてもほのぼのする。
この真奈ちゃん演じている松田るかちゃんは仮面ライダーの女の子として有名なようだ。
他にもテレビのコマーシャルにいっぱい出ているので見かけた人もたくさんいるはず。
若い女優さんなので、これからどんなふうに成長していくのか見ものだよね。
幼なじみ3人組の結束


この3人は、昭和13年頃の生まれなので、物語の設定ではもう40代半ば。
既に中年に差し掛かって、体のあちこちにもトラブルを抱えて当たり前の世代。
しかし世の中で苦労してきた人らしく、周りの人への食とも言える思いやりとか、様々な気配りや寄り添う気持ちを考えると、この世代の人にしか能わっていない独特の性格があるのかも。
彼らの両親の世代もそうだったが、
誰かを助けるためには自分の多少の犠牲など全くいとわないのだ。
今そういった風潮はどちらかと言えば薄くなったのかも。
それは政治的な世の中のシステムもあるのかも。
生活が本当に苦しかったり支援を必要とする場合は、全てとは言わないが大抵の場合公共機関で救済のための手当てがなされるはず。
よほどでない限りは、自分で苦しみを抱いたままそのまま生き絶えてしまうことなど、かなりの少数派ではないか。
さてこの3人組にも様々な試練がこれから待ち受けてくる。
どのように手を取り合ってお互い助け合うのかその辺も物語の見所になるはず。