あと2週間となったスカーレット。
白血病治療の最も確かな方法な骨髄移植。
今日はその骨髄移植に向けてのドナー探しのエピソード。
実はこれがとても大変で、白血球の型HLA型の一致は驚くほど確率が低い。
ましてやこのスカーレットの時代は骨髄バンクも何も全く準備されていなかった。
全くの手探りで始めたドナー探し。
目次
まずは喜美ちゃんハさんの検査結果
最初からわかっていたことだが、両親がドナーとして一致する確率は1%にも満たないとのこと。
結果はまさにその通りで見事に不一致。
覚悟はしていたとは言え少し落ち込む喜美ちゃん。
ハさんはと言えば、がっかりの度合いが半端なく、ため息ばかりをついている有様。
助けたい一心なのでその気持ちはよくわかる。
しかしここで喜美ちゃんは心を奮い立たせて病気に立ち向かおうとするのだ。
こんなことで負けてられへん!
その決意のもとで次の手を打とうと努力。
とりあえずは声をかけられる人みんなに声をかけてドナー登録をお願いしようと。
身近な人にさえもわざわざ頭を下げて
検査費用は私が持つ。
きちんとお礼もさせていただく。
そう言いながら支援の輪を広げていこうと努力するのだ。
とにかく暗くなってしまっては負けとの思いが強い。
ハさんへの提案はもし後ろ向きな根暗な発言をしてしまったなら罰金を取ろうと。
そういえば以前同じようなことがあった。
何かにつけてお金を貯める癖をつけるためにふうふ基金なるものを作っていたね。
あの時と似たような発想。
ドナー登録の結果がおもわしくなくても武志君には明るく報告。
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白血病患者の家族の会
骨髄移植のドナー登録者を探すために白血病患者の会があるそうな。
そのことを大崎先生から告げられる喜美ちゃん。
明日以降の物語でその時の交流の様子も語られる。
登録者が見つからなくて頑張っている人たちの患者の会。
今でも様々な病気について患者の会が存在している。
やはりガン患者の会が多いような気がするが。
それ以外でも、統合失調症などの精神疾患の患者の会とか様々なものが。
病気を治療する上で仲間の励ましが、同じ苦しみを共有する仲間との交流がどれほど大切なのかを今は誰もが共有できるようになっているのだ。
スカーレットではそういった会合についても語られるような。
周りの人たちの支援の輪
武志君の仲良しグループもドナー登録をしつつ、さらに大勢の仲間に呼びかけて検査を受けてもらえるようにお願いをする。
武志君を応援する様々な支援の話が少しずつ出来上がりつつある。
そういった中で大勢の人たちの登録をもとに次々とドナー検査が行われていくのだ。
とにかく、数をこなさなければ、ドナーには行き渡らない。
以前にも調べてわかっているが、普通の血液型とは違って白血球のHLA型は一般的には何万分の1の確率でしか行き渡らないようだ。
つまり、ざっくりとした言い方で考えると何万人か登録すれば1人ヒットするかなと。
親の確率はとても低いが、兄弟間だと意外に一致しやすかったりもするらしい。
そういった数字を頼りにドナー探しをするしかないのだ。
困難を極めるドナー探し
さて周りみんなの応援も笑ながらドナー登録者数はかなりの数に上っていた。
そして検査が終了するたびに、皆さんそれぞれ結果を報告してくれる。
そうしてわかったところが、全員不一致。
おそらく数百人レベルの登録者だったのでは。
その程度の検索範囲では奇跡的でもない限り一致する可能性はないと言える。
やっぱり最低でも数万人規模のドナーが必要なのでは。
今でこそ骨髄バンクがあって登録者数はおよそ500,000人と聞くが、スカーレットの時代、つまり昭和59年。
この時代はまだ始まったばかりで、ほとんど登録者と呼べる人たちはいなかったのだ。
そういった厳しい時代の物語で、モデルとなった神山清子さんはそういったドナー登録のボランティア活動でも有名になった人。
結果としては息子さんはなくなってしまうのだが。
旧友からの誘い
今日のスカーレットで、喜美ちゃんに電話がかかってきていた。
懐かしい声にびっくり。
大阪時代からの親友で庵堂ちや子さん
彼女がどうやら喫茶サニーに来ているらしい。
今日の話はそこまで。
ちや子さんは大阪市の市会議員として現在進行形で活躍している設定。
どうやら推察すると、彼女も 武志君のドナー登録の為に1肌脱いでくれるようだ。
先週の予告編では、荒木さださんとかも出ていた。
懐かしいメンバーとの再会が果たせそう。
今週のエピソードでそういったことも次々と描かれていくような話し。
スカーレットは最後のエピソードで白血病治療と言う重いテーマに取り組んでいる。
ネットで調べてみて現在の高額な治療薬の情報を得られた。
これらはどうやら特効薬とされる薬。
保険適用にもなっているので、一般の人でももちろん治療を受けられるが、高額医療費の申請をしなければとんでもないことに。
参考までに肺がんの特効薬オプジーボは一昨年のノーベル賞を受賞した画期的な治療薬。
日本人科学者の本庶佑さんが当事者。
時間が経てば次々と新しい薬が研究され開発されていくのだ。
もっとも、病気のことを考えれば薬や治療法の開発と病気の発見その他を考えればいたちごっこだなとも思うが。
しかし、少しずつ希望の光は見えてくると思いたい。