かつてない観客なしで行われている大相撲。
1時はどうなるのかなと思いつつ、ハラハラドキドキで見ていたんだけれど。
昨日で10日目までが終了。
それなりに場所の傾向が見えてくると同時に、優勝の予想も立てやすくなったのかも。
途中千代丸の発熱騒動があってコロナ感染が大きく疑われたんだけれ
どどうやら陰性だった模様。
波瀾万丈の大阪場所ももう少しで終わる。
目次
横綱白鵬阿武咲に恩返しされる
阿武咲はここ何番かは白鵬に善戦していた。
つまり、立ち会いのときの圧倒的なパワーで白鵬を追い詰める相撲が続いていたのだが。
土俵際ギリギリで交わされて負けていた。
昨日は心中期するところがあったのだろう。
いつもと同様鋭い立ち会いでぶつかっていったところが、何よりの勝因は白鵬を慌てさせたこと。
どれだけ強い力士といえども、押し込まれたときにとっさに出る悪い癖がある。
白鵬も追い込まれたときにとっさに相手をいなそうとする癖がある。
阿武咲はそこのところの隙を見逃さなかった。
白鵬の引き技に慌てることなくそのまま押し切っていったのだ。
してやったりの表情だろう。
白鵬のやられた!の表情が印象的だったね。
大関貴景勝の誤算
貴景勝は今場所の最初に書いたブログで絶不調と表現したが、本当にその通りだと言える。
初日から、無観客の相撲に違和感を感じているとは言っていたが、そんなことで集中力を切らせてしまうようなヤワな力士ではない。
しかしフタを開けてみた彼の相撲は、出足の破壊力が全くなりを潜めている。
つまり立ち会いが非常に悪いと言える。
最初のパワーが対戦相手に伝わらないので、途中どんなに頑張って、ついたり押したりしても、相手には伝わりにくいようだ。
必死で前に出ようとするが、思いのほか足がついていかない。
押し相撲の力士で一番気をつけるべきは、交わされて前へばったり落ちてしまうこと。
そのことを防ぐために稽古しているとも言えるのだが。
昨日の相撲を見ていても、正代のイナシに簡単に前に落ちてしまっている。
こうなると、修正は大変だと言えるだろう。
微調整して元の強さを取り戻せるとは思えないから。
果たして勝ち越せるかどうかも微妙な状況だろう。
何とか乗り越えて欲しいものだが残り5日間で3番勝たねばならない。
貴景勝には、大きな悩みがあるのでは。
強さを感じる力士達


朝乃山と御嶽海には現在2敗とのことでそれなりの成績を維持しているので、優勝の可能性があると言えるだろう。
残りの5日間でどれだけ力を発揮できるか。
朝乃山は大関取りがかかっているので、もし★が許されるとすればあと1つ。
12勝3敗が大関昇進の目安だと言える。
これもなかなか厳しい星。
対する御嶽海だが、彼は先の読めない力士。
以前からマイペースな稽古を稽古不足と親方衆から批判されていたが、その時の見立てはそれなりに当たっているのではと感じる。
15日間安定した成績を残せるだけの力があれば、もうとっくに大関昇進を果たしていなければならない。
大体先場所以前は負け越していたではないか。
たまたま今場所は調子良く勝ち進んではいるが、この先に太鼓判を押すには至らない。
炎鵬の魅力
今場所の炎鵬は相撲の内容を他の力士に研究されつくしている感がある。
それ故、星はいまひとつ伸びていない。
対戦相手も、決して慌てることなく、体の正面で炎鵬を迎え撃つように心がけているのでは。
炎鵬にとって、1番の困り事は相手の力士にじっくりと構えられること。
こういった相手の対応をいかにかいくぐっていくか。
やはり、相手を慌てさせる様々な方策を模索しなければならない。
しかし解説を始め様々な人が彼を賞賛している。
体重99kgの小兵力士は誰の目にも魅力的に映る。
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優勝予想


コロナの影響で、観客がいないのには少し慣れた気がする。
もっぱらテレビで観戦するしかないので、時間が来れば確認をすることに。
今場所の特徴として、音が挙げられる。
普段観客が入っている状態では聞くこともできない様々な音がテレビを通して伝わってくるのだ。
正直なところを言えばテレビで観戦している私にとっては、むしろ普通の場所よりも好印象で見ることができている。
さて現段階で優勝に1番近いのは。
白鵬
やはり彼の名前を上げるしかない。
そして鶴竜がくる
そしてその後に続くのが朝乃山 御嶽海になると思う。
しかし、絶対の自信を持ってこの予想ができているわけではない。
白鵬は全盛期に比べれば明らかに劣ってきているし、後にあげた2人も自信を持って推奨できるほどの強さではないと見るのだ。
とにかく残りの日にちに集中していけば、それなりのことが見えてくる。
新しい発見もあったりして、相撲はやっぱり楽しめるなと。