今日から始まった朝ドラエール。
前回のスカーレットからの後を受けて、一体どんな物語になるのかなと興味津々で拝見。
さて、初回を見てみたところがなんと、かつてないエキセントリックな作りに。
映画ではよく見かける手法だけれど、時系列をごちゃまぜにするやり方。
始まった早々描かれたのは10,000年前の日本とおぼしき世界。
主人公の2人久保田くんと二階堂さんが登場。
そこから始まってその次に出てくるのが東京オリンピックの時。
やっぱりここでの業績は主人公の1番有名だと思われる部分なので。
福島発のこの物語。
音楽を中心に描かれるようなので大いに期待。
目次
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作曲家古関裕而がモデル
モデルとなった古関裕而を調べてみると日本を代表する作曲家であることがよくわかる。
作った楽曲は4500曲以上。ー
大変な数だと言えるだろう。
戦前から活躍していたので聞き覚えのある軍歌などもたくさん。
おそらくは自分自身の志とは別の意味で作曲させられていたとも言えるのだが、音楽界に貢献した実績は計り知れない。
実は今回のドラマエールが始まる前に少し調べてみたもので。
今日の放送が始まった途端の描かれ方にはちょっと驚き。
時系列をランダムにして描くやり方は映画ではお馴染みなのでそれほどびっくりはしないのだが、途中のダンスと歌のシーンが出てきたのにはびっくり。
主演していた窪田正孝くん。
彼 ダンスもかなり上手。
出演している俳優たちのあらかじめ持っているポテンシャルもさることながら、今回の物語に合わせてずいぶんと新分野へのチャレンジをしたようだ。
歌はもちろんのこと、楽器の演奏なども入ってくる。
そういったことを考えると、ドラマとしても俳優たちにとっても新しい分野の試みと言えるのでは。
古山祐一と古山音
このわずかなシーンの中でも2人の性格の持ち味が遺憾なく発揮されていた。
緊張しやすいデリケートでナイーブな夫と、その夫を励ますひたすら元気な妻。
そのような設定になっていたと思う。
実は2人とも音楽を通して芸術家 であることが共通点。
およそ芸術と名のつくものはいかにして感情移入できるかにかかっているので、その元になるものはデリケートでナイーブな気持ちそのものだと言える。
鈍感で無神経な状態だと芸術からはどんどん遠ざかる。
何も音楽や絵画だけに限ったことでは無い。
個人的に私が思うのは、見上げた空の雲や太陽。
そして道端に生えている草や花など、また田んぼや畑などありとあらゆるものが感情移入の対象と言える。
私自身もそういった自分の気持ちを大切に生きているのかもしれない。
主人公となるべき古山祐一と妻音は音楽を通して夫婦としての絆を深めて生きてきたようだ。
家の中に音楽ある生活は今さら言うのもなんだが、それはかなり豊かな贅沢なことだと言えるだろう。
もし心がすさんでいるならば、いくつかの音楽を聴いてみると良いのだ。
音楽が雑音に感じてしまうようなら、様々なものを試すのがいいと思う。
今回の朝ドラエールで用いられるのはおそらくクラシックが中心になるのかなと。
1番手っ取り早くてわかりやすいとは言えるが、歌謡曲、とりわけ演歌とかまたジャズシャンソンなども名曲がたくさん。
その時の状況に合わせていろいろなアイテムを準備しておくのがいいかなと思う。
東京オリンピックは一大イベントだった
このオリンピックの時、主人公の古山祐一は還暦のちょっと手前と思われる。
既に作曲家として多くの業績を残していた彼は、オリンピックの行進曲の作曲を依頼されていた。
どのようないきさつで依頼されたのかはわからないが、彼の業績とかそれと後は彼の人柄だったのかもしれない。
たくさんの仕事をこなしてきて、そして人々に元気と勇気を与え続けてきた。
今振り返ってみてもスポーツ関係の主な曲目は彼の作曲になるものが多い。
特に野球関係などほとんどと言っていいぐらい古関裕而の作品と言えるだろう。
彼の作品作りのピークに位置したのが東京オリンピックの大会行進曲。
リアルタイムで聞いていた私にとっては、かっこいい曲だったと記憶。
これから始まるんだと期待を抱かせるのに十分な曲調だったと言える。
実はあの曲が、一体どれぐらいの長さの曲なのか実はまだ正確に知っていない。
オリンピックの入場行進は確か当時でも1時間くらいはかかっていたと思うので、おそらくはリフレインで曲を演奏していたのではないか。
演奏する方も、あの巨大な競技場の中に位置して生演奏で曲を披露するのだ。
かなりやりがいがあったんだろうなとそう思う。
またオリンピックのファンファーレも様々なものを聞いてきたが、1 2を争うくらいカッコよかったと記憶。
トランペットの上手な人たちが何人かいなければあんな風には演奏できない。
大変だろうなと思うのは、数人で演奏するときには絶対に音を外しちゃだめなんだよね。
吹奏楽の経験がある私はよくわかるが、管楽器はね、音を外しちゃうんだよね。
特にファンファーレなんかでやっちゃうととにかく目立つので、その事は手が震えるぐらい緊張すると思う。
明日からやっとストーリー展開
いよいよ福島県の呉服問屋の跡取り息子として主人公が誕生するようなエピソード。
生まれたばかりの子供を抱く母親菊池桃子が不思議によく雰囲気が出ていたなと。
半世紀近く前東京で会社勤めをしていた私はそこの主な仕事仲間は皆福島県出身だったので、あの時の福島弁が今更のように思い出される。
どうやら今日から始まったエールは私の大好きな分野の音楽を題材にしていることもあって大いに楽しめそう。