くわちゃんの独り言

音楽や映画が大好きな爺さん。長年の経験から知りえたことを発信します。

エール 作曲家と作詞家のコンビ

 

子役時代の物語が続くエール

登場人物が大人になってからも続く3人の仲良しがくっきりと描き出されることに。

今日のエピソードでは、作曲家と作詞家のコンビが初めて生まれたことを演出。

貧しい魚屋なんだけれどガキ大将の村野鉄男君

彼は祐一君と同じように芸術に秀でた才能があるようだ。

それは詩を書くこと

昔の文体で書かれた文字や散文ではない詩歌を得意とする。

それで持っていた本が新古今和歌集だったんだね。

目次

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乃木大将のあだ名で呼ばれるガキ大将だが驚くほど礼儀正しい

喜多一の経営危機

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銀行に融資をお願いするもことごとく断られる

世の中の不況のあおりを食って100年続いた喜多一も深刻な経営危機に。

なんとしても融資を受けて資金を繋がなければ倒産してしまう。

あちこちの銀行に頼んではみるものの、ことごとく断られるのだ。

最後に行った銀行では、先代のご主人ならば無担保で融資するが、あなたでは無理だねお断りと無慈悲に言われてしまう。

すっかりしょげてしまうお父さん。

この後残る手立てはお母さんの実家の銀行から親戚のよしみで融資をしてもらう他にはない。

しかしそのためには厳しい条件が1つ付いてくる。

2人いる息子のうちの1人を養子として差し出せと。

なんとも頭を抱えてしまうお父さん。

物語のこの後の流れは概ね理解しているのでこの話は多分流れると思うけれど、それでも心配は尽きないよね。

村野鉄男君

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別名乃木大将

昨日の物語の続きで村野君の落し物を届けに来た祐一君。

大体の見当をつけて家を探しに来てみたけれど、そこで見たのは、お父さんにぶっ飛ばされる鉄男君。

魚屋としてしっかり稼がなければ家族を養っていけない。

毎日食うや食わずで生活をしているのだ。

のどかに詩歌に親しんでいる場合ではない

変な色気なんか出すんじゃねぇ!

お父さんから厳しく言い渡されていたね。

しかし彼は文学にその才能を見出していた。

藤堂先生の言葉を借りれば、人より少し努力できることが苦にならなくてそのことを毎日継続できる。

それはすなわち才能なんだと。

絶対に手放すことなくしがみついていれば必ずものになるよと。

意識しない努力と継続

この2つが成功へのカギとなるようだ。

鉄男君はこの後作詞家として世の中に出ることに。

そして祐一君とのコンビで数々のヒット曲を生み出すとあった。

心を通わせる2人

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礼儀正しいね

昨日自宅にまで来てくれた祐一君はちょうど鉄男君のばつの悪いところに遭遇。

忘れ物の古今和歌集をカバンから取り出そうとしたが、機嫌の悪い鉄男君にぶっ飛ばされてしまった。

ほうほうの体で逃げ帰る祐一君。

しかしカバンの中を見たときに鉄男君は理解する。

自分のために親切に忘れ物を届けてくれたこと、そして運悪くも祐一君の持ち物のハーモニカを壊してしまったこと。

次の日登校途中に祐一君を待ち構えていて丁寧に謝罪をしていた。

申し訳ないと頭を下げていたのだ。

何とか治したハーモニカを実際に吹いてみてほしいと。

治っていなければ一大事なので。

どうやら音は出るようなので2人ともほっと一安心。

その中の会話で鉄男君が詩歌を鑑賞すること、自分でも作ることが大好きなことが判明する。

何とかして詩人を目指すべきだと祐一君

明日の食べ物の心配をする生活をしている身の上ではそんな事は無理だと鉄男君。

しかしそこで約束をする。

あの素晴らしい詩に作曲させてほしいと。

空にかかれし 満月の 地上に落ちて...

ぱっと見たときにとても子供の描くような詩じゃないなと。

しかし才能の一端を垣間見た気が。

この2人は後の世のヒットメーカーとなるのだ。

藤堂先生の心に響く指導

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音楽に限らず芸術全般に造詣が深い

藤堂先生は自分の担任の子供たちそれぞれに適切な指導をしているようだ。

それは村野君に対しても同じ。

自分が気に入ったものはそれほど苦労しなくても継続して触れることができる。

あきらめると一生後悔することになる

頑張って続けてごらんと。

そして1枚の名刺を彼に渡すのだ。

そこには新聞記者の名前が書いてあったのだが、この当時は新聞記者は様々な分野の芸術作品の紹介も行っていた。

今よりはずっと文学や音楽について詳しかったとも言える。

その名刺を大切に胸にしまっておく鉄男君。

【スローコア】 肩こり専用まくら【Dr.Wing】

名コンビ作詞作曲初作品

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魚屋さんの自宅付近 この後借金を抱えて夜逃げ

2人の最初の作品が番組の最後の方で紹介されていた。

昔風の曲なので、取り立てて名曲と言うほどのものではないが、それでもきちんとマイナーな感じのちょっと悲しい曲調の歌。

その曲をハーモニカで演奏していたね。

その時に村野君は既に夜逃げをしていて一家全員で野宿をしている最中だった。

ここから彼はどんなふうに人生を挽回していくのか。

そして今日もチラッとしか出ていなかったけれどもう1人のお友達佐藤久志君

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彼は神出鬼没

彼は将来は歌手になる。

モデルとなったのは伊藤久男

私的にはイヨマンテの夜であまりにも有名。

素人がどうしても真似をしたくなるような魅力が満載の曲だった。

せっかくなのでもう一度聞いてみたい。


伊藤久男 イヨマンテの夜1975

ちょっと紹介すると画像の最初の方でタクトを振っている方が作曲をした古関裕而本人である。

今回の朝ドラエールはYouTubeでも関連画像がヒットするのがかなり嬉しい。

音楽好きにはもってこいの作品かも。