昨日すでに重大な事件が予告されていたけど、
やはり関内家ではお父さんがなくなってしまう。
出張中に女の子を助けるために事故に巻き込まれてしまったとのこと。
最初の方で説明されていたけれど列車にはねられたらしい。
突然のことで、家族が心の整理をする間もなく。
しかし、エールではお父さんが亡くなってから1週間後の設定で物語が始まった。
目次
お父さんの遺言で海で散骨
お父さんが亡くなったことを受けてその1週間後、お母さんを始め3姉妹が海でたたずむ。
そして、お父さんからの遺言で、お父さんの遺灰を海で散骨。
ここの家庭はキリスト教徒なので、本来ならば土葬で火葬はしないかなと思いきや、小さな骨壷に入っていたわずかばかりの遺灰を砂浜で風に飛ばして供養していた。
子供たち3人も合掌ではなく、両手を組み合わせてお祈りを。
この家族の今後を考えると、相応の困難が予想される。
この時代は普通、仕事と言えば男がすること。
実はこちらのお母さん光子さんは自分自身がお父さんの仕事を継承しようと思っていたのだ。
思い通りに行けばいいんだけれど。
思い出は消えない
銭湯へ出かけたときの記念撮影。
毎週木曜は家族全員で銭湯に行く習わしだった。
お母さんの問いかけに音ちゃんが行きたいと。
お父さんの思い出があるから正直なところ悲しい気持ちが癒されるわけではないけれど、思い出をたどることがある意味供養になっているのかも。
さてみんなでお団子を食べていても、そんなに話が弾むわけではなく。
お父さんの思い出をみんなで語っているうちについに耐えられなくなって泣き出してしまう音ちゃん。
お父さんはなぜ死んじゃったんだろう?
見ず知らずの女の子を助けるために列車にひかれてしまうなんて!
しかし、とっさの行動で正確な判断はできるはずもなく。
何よりも目の前に危険が迫っている少女をそのまま見過ごすことができなかったのだ。
理屈なんかともかく目の前で苦しむ人を助けなければ!
キリスト教徒が1番大切にしている心の在り方がここに表現されている。
キリスト教の顔目の1番は愛。
それも家族とか男女の見返りのある愛ではなく、全く見返りを求めない
無償の愛
確か小学校の頃に習った記憶が。
自分の命を顧みずに誰かを助けようとする事は無償の愛の最も昇華された形と言える。
お父さんはその意味で信仰に生きた人。
学芸会のかぐや姫はいかに
音ちゃんが言い出しっぺになって企画立案されたかぐや姫の劇。
しかしここで主役を演じるはずの良子ちゃんには周りに全くなじまない残念な欠点が。
ガラスのマインドで重圧に耐えられるはずもなく、わがままがついつい先立ってしまう。
ドラマで見ていてもあんなわがままが通るんではおよそ主役なんか任せられないだろう。
音ちゃんが一生懸命とりなしても、全く聞く耳を持たないばかりか逆ギレする始末。
一体この後どんなことになるのかまるで前途多難。
何とかしてこの出し物を成功させたい先生や周りのメンバーの気持ちとは裏腹に、良子ちゃんだけは自分自身の課せられた期待とかに応える事しか頭にない。
完璧にこなせなければ一体どんな仕打ちをされるのかとそのことで頭がいっぱい。
関内家を襲う窮状
関内馬具店にもいよいよ本格的にトラブルが起こってくる。
まず、職人たちが全員、店を辞めていった。
こうなれば仕事ができないわけで、やはり足元を見ているとしか言いようがないだろう。
そして、取引先の打越氏。
平田満が演じるこのお父さんの取引相手は、ドラマでしっかり見させてもらったが
男としてはサイテーなやつ 。
要するにお母さんの事をお妾さんとして囲いたいんだろう?
そういった鼻の下が伸びた下心がプンプン臭う。
朝ドラでこんな題材を取り上げていいのかと思う位下品な設定だったよね。
またお母さんを演じている薬師丸ひろ子が困惑した表情で対応していたけれど、その演技もなかなか上手。
平田満が俳優としていやらしいしょうもない役柄を巧みに演じていたところが評価の対象にしていいんだろうかね。
しかし、今の段階では関内家はかつてない位のピンチに襲われている。
お父さんの後を継いでお母さんがなんとか取引先に交渉をしようとしても、女だからと言う理由で全く相手にされないのだ。
大正デモクラシーの頃って、こんな感じだったかなぁと思ってしまう。
関内家の商売は陸軍に品物を収めるので、納入先との交渉ももちろん大事だが、仕入れの部品その他で様々な業者さんの相手をすることが求められる。
それをお母さんが引き継ごうとしてもなかなかうまくいかないのだろう。
特に打越氏の下衆な下心は、商売の契約以前迷惑極まりないのだ。
こんな状態で明日に続くとなった。
本来ならば幼い少女が主人公で描かれなければならないが、大人の世界のドロドロした窮状も描かれて、今日のメールはかなり重たい内容だったかも。