今週から始まったエールではこの間失恋したばかりの祐一君。
およそ1年間、何事もなかったかのように仕事に打ち込んだとのこと。
一旦は音楽を捨てた身なので、恋愛していた時は志津ちゃん命で生きてこられたけれど、命をとられた上ではもう何も残ってはいなかった。
1年間黙々と働いた結果、茂兵衛おじさんもなぜか上機嫌。
このまま仕事に打ち込んでくれるのなら正式に養子としてお披露目したいと。
さて物語はそんな中で、新たな展開が始まる。
目次
1年間元気のなかった祐一君
実は失恋直後から黙々と仕事に打ち込んでいた祐一君。
それは痛手から立ち直るより、何かをしていなければ気が紛れなかったから。
ぐずぐず悲しんだり苦しんだりすることも祐一君にとってはわずらわしく逃げ出したいことだったのかも。
確かにあの時は志津ちゃん命でテンパってたから。
銀行の職員たちも立ち直るにはおよそ1年が必要なんだろうと。
しかし1年経ってみても、事態は一向に変わらず。
祐一君は相変わらず黙々と仕事をし続け、日々表情のない生活を。
あまりの豹変ぶりに困惑する銀行員たち。
どうすれば祐一君を立ち直らせ、元気を取り戻すことができるのか色々と世話を焼いてくれる。
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いっぱい飲もう大作戦
お酒を飲めばきっと陽気になって元気になるに違いないとお酒大作戦は始まったのだが。
確かに陽気にはなったけれど、翌日は前日のお酒の事などきれいさっぱり忘れてしまっている。
お酒に付き合ってくれた鈴木先輩がひたすら酔っ払って楽しそうにしていただけで、果たして祐一君はどれだけの気分転換になったのだろうか。
世間一般の人が元気を出すための方法では、祐一君の元気を取り戻すことにはならない。
鉄男君の励まし
さて新聞社で記者として仕事をしている乃木大将鉄男君。
彼は、普段の食べ物の記事から今度は世界的なオペラ歌手双浦環の取材記事を書くように指示を受けた。
その時にデスクから預かったのが参考書としての音楽雑誌。
そこには写真入りで双浦環の特集記事が。
しかし、ペラペラとページをめくっているうちに国際音楽作曲コンクールなる言葉を見つける。
つまり世界中から作曲を募ると言うもの。
審査員は世界的に有名な作曲家たち15名が当たるらしい。
テレビの放送で名前が出ていたが
最初に出ていたのがストラヴィンスキー。
その次に出ていたのがモーリスラベル。
クラシック音楽の近代世界を代表する作曲家と言えばこの2人の名前は絶対に外せない。
ストラヴィンスキーは火の鳥を始め名曲中の名曲を量産。
ココシャネルとの恋愛も有名で、映画にもなった位。
そしてラベルは言わずと知れたボレロの作曲者。
ボレロ以外にも死せる王女のパパーヌとか名曲が目白押しなのだ。
個人的な意見で言わせてもらえれば20世紀を代表するクラシック音楽をもし5つ挙げるとすれば間違いなくボレロはカウントされる。
エールを見ていて感じたのはこの当時ストラヴィンスキーやラベルが既に日本でも著名な音楽家だったこと。
設定で行けば昭和4年の話になる。
まだ世の中は不況の真っ只中。
一般大衆にはストラヴィンスキー、ラベル、ドビッシーなどよほどのクラシック音楽マニアでなければ知らない作曲家たちだろう。
しかし日本の音楽の歴史を考えたときに、明治以降の進捗状況は目を見張るほど素早かったと言える。
なんて健気で優しい銀行の仲間たち
双浦環の取材記事を書くことで祐一君にもう一度音楽を始めるように勧める鉄男君。
かつて鉄男君を励ました祐一君は、今は立場が逆転して鉄男君の励ましを受けているのだ。
さらに、鉄男君の凄いところは、川俣銀行の行員達全員に声をかけて、祐一君がもう一度元気になるためには音楽しかないことを説いて聞かせたようだ。
祐一君が元気を取り戻すためにはやはり音楽しかないと悟った銀行の仲間たち。
彼のやっている仕事はすべて周りで代わりにやってあげるからもう一度音楽に挑戦するように勧めるのだ。
普通なら絶対にありえないよね。
そこまで世話を焼いて親身になって尽くすだろうか。
驚くほどの仲間意識と親切心。
この仲間たちの励ましによって初めて微笑んだ祐一君。
その微笑みを見て思わず涙ぐんでしまう晶子さん
さて、行員たちの励ましも一身に受けながら再び作曲を始めようと祐一君。
かつて愛用していた五線譜をもう一度大量に仕入れて、
なおかつ自分が作るべき曲目はどうやら交響曲らしい。
交響曲なのでオーケストラを用いて、しかも最低でも3楽章程度の曲を書かなければならないだろう。
専門的には交響曲は3楽章ないし4楽章でできた、ソナタ形式の楽曲と言うことになる。
古い時代の(ハイドンなど)交響曲はおしなべて3楽章のものが多いと言える。
4楽章の方式を採用し始めたのはベートーベン以降。
特に、交響曲第6番では5楽章まで用いている。
クラシック音楽の交響曲はベートーベン以前と以降でその性質が異なるので何かの機会にまた調べて説明をしてみたい。
しかし、物語の設定でも実際のモデルでも、祐一君の音楽は独学なんだよね。
はっきりってこれすごいことで、専門的に学ぶことがなく交響曲を作曲できるとは私には到底不可能に思えるのだけど。
いよいよ音ちゃん登場
いよいよ今日の放送の最後の方で声楽レッスンを受ける音ちゃんが登場。
吹き替えなしで歌曲を歌っていた。
二階堂ふみもなかなかの歌いっぷり。
最近の女優さんは普通に歌手活動も行っているので、今回の撮影も事前にレッスンをして臨んだと思われる。
その音ちゃんにどうやら見合いの話が舞い込んでいた。
なんとなく話の筋でお姉さんの身代わりを務めるような印象だね。
ほとんど漫才のような描かれ方だけど、音ちゃんの見合い写真を見て一言
えっ🤯コレと⁉️
他にセリフはなかったのかね。
人物をさしてこれっ!て言っちゃうところがほとんど漫才だったね。
さて今週また少し物語は動いて、祐一 音の2人の出会いが詳しく描かれるに違いない。