国際音楽コンクールでの入賞を受けてその情報は最初は伏せていたんだけれども、しかし自分の進路を決めかねていた祐一君は藤堂先生に相談することに。
秘密を守るようにお願いしてはみたものの、
あまりの嬉しさに藤堂先生が鉄男君にばらしてしまうことに。
フタを開けてみれば、全国津々浦々に入賞の事実が知れ渡ることに。
目次
入賞した事実を藤堂先生に相談
実は進路を相談するに至った理由として、お世話になっている権藤家のおじいさんが亡くなったことを受けて、養子縁組の話を加速させようとする茂兵衛おじさんの意向があった。
さっさと養子縁組を済ませてしまいたいおじさんと、音楽に決別するつもりで作曲した曲が図らずも入賞の栄誉に輝いたことで迷いの出ている祐一君。
入賞の特典としてイギリス留学できる資格とその留学資金が賞金として振り当てられる。
できれば、穏便にことを進めたいと思った祐一君。
藤堂先生の意見を聞きたいと思ったのだ。
やったなぁ古山君
大変な快挙だよ❣️
祐一君曰く、
僕は仕事を取るか音楽を取るかでちょっと迷っています。
先生ならどんなふうにされますか?
天から授かった宝物を無駄にはしない。
イギリス留学しかないだろう!
しかし祐一君は結論を出すことにはならなかった。
養子縁組の話をもし断れば、自分の実家喜多一は借金が払えずに倒産。
自分の夢を追い続ける事は周りの大勢を不幸にすることにもなる。
話し合いをした後、先生に念を押したのだ。
しかし悩んでいる祐一君の気持ちとは裏腹に先生が既に舞い上がってしまっている。
ここでは、先生の守秘義務が守られる事はなかった。
秘密はあっさりばれる そしてファンレター
藤堂先生は祐一君のことを新聞社に勤めている鉄男君に報告。
新聞記事として大々的に発表されたのだ。
さて周りみんなからもおめでとうの挨拶はひっきりなしに。
しかし、たった1人茂兵衛おじさんだけは血相変えて飛んできた。
これはどういうことだ!
確かに一生懸命銀行業務をこなしていると思ったはずが、作曲なんかをやって、しかも賞をとってしまっている。
おじさんにしてみれば寝耳に水の話だろう。
ちょうどその時、祐一君のお父さんも川俣銀行までやってきたのだ。
いっぱい飲もうと言うことに。
そこでの話、
ところで賞金はいくら出たんだ?
日本円で4000円(今の価値に直すと1200万円)
確かに留学費用なので半端でない金額だが、お父さんは事情を飲み込めないまま祐一君の応援を約束してくれた。
何とかなる❣️
果たしてこんな能天気なセリフが通用するのかどうか。
しかし、留学の期限は5ヶ月後に迫ってきている。
権藤家の長老死す 加速する養子縁組話
ここの長老は演じているのは森山周一郎。
おじいさんの役がぴったりはまっていたが、役どころとして、自分の1族を存続させるためには手段を選ばないところがあった。
茂兵衛おじさんは気難しい一面も描かれてはいたが、おじいさんからのプレッシャーもかなりきつかったのだ。
それ故自分の妹の子供を養子に迎えたいと考えた。
こういった時代背景だとみんな大変だね。
ついに音ちゃんの知るところとなる
新聞記事として発表されたことで音ちゃんにもこの事実が伝わる。
音ちゃんの声楽の御手洗先生は古川雄大が演じている。
実は、彼の演技を最初から見ていて、どこかで見たことがあるような雰囲気と思って調べてみた。
さてどなたか脚本家に近い人に確認してほしいものです。
この御手洗先生はどなたをモデルに設定されているのかなと。
さてこの日本人としてまれに見る快挙を成し遂げた古山祐一君にファンレターを書きたい音ちゃん。
妹を口説き落として何とかしてファンレターをかかせようと画策する音ちゃん。
しかし梅ちゃんも首を縦に振る事は無い。
美辞麗句を並べてみたところで相手には伝わらないよ。
自分のハートで心を込めて書かなきゃだめ!
その言葉に説得されてなくなく自分でファンレターをしたためる。
手元しか写っていなかったけれど、この頃の人たちってみんな文字がきれい。
文章も旧仮名遣いなので、微妙に奥ゆかしい感じがして味わい部会。
“しょう”とは書かずに“せう”と表記。
こういった文章の風合いは昔の詩歌によく出ているよね。
かくして心を込めて書いたファンレターは祐一君の元へ届く。
しかし、ファンレターの返事は待てど暮らせどやってくる事は無い。
関内馬具店の頭領が
忘れた頃にやってくるものだよとぼそっと一言。
エールでは、この後ゆういちくんは数あるファンレターの中から音ちゃんにだけ返事を書く。
ここで返事を書かないと物語が続かないので。
明日と明後日でそれなりに物語は進展するね。