もうすっかりコロナ騒動で埋めつくされている今日。
そんな事は関係なく憲法記念日として祝日だよね。
日本国憲法は昭和20年戦争が終わってから施行された新憲法。
内容は大抵みんな知っているだろうから、今さら何を言おうかなんてことにはならない。
憲法って改正する派と守ろう派で2つに分かれる。
ちなみに今の安倍総理は改正したい派。
さてと、そういった議論をいきなり持ちかけられたって答えようもないし、ほとんど知らないことだらけでね。
多分、こういった議論をする前に私も含めてみんな歴史のことを知らなさすぎかもしれない。
特に第二次世界大戦直前から戦後にかけての歴史は知っているようで知らないことだらけだから。
目次
学校で習ったこと
どうやらこの辺が今の憲法の3つの柱。
天皇の扱いと自衛隊の扱い、それと基本的人権ってよく言われるよね。
改めてどうなっているのかなって思うこともないけれど最近になって取り沙汰されるのは平和主義の点
私が子供の頃は戦争放棄と習った。
今は自衛隊とかがしっかりと機能しているので、多分解釈によってどうにも変化することなのかもしれない。
戦争放棄と歌ってはいるけれど、兵力としては保有しているので。
また、戦前と違って今は天皇が国民の象徴との触れ込み。
国民が主役との考え方が常識的な見方。
実はこんなおさらいをするまでもなく、日本の国の中では何の問題も起こらない事実だと考えるが、対外的なことを考えると戦争放棄の部分はどうやら大丈夫かな?って考える人が多いのも事実。
周りの国々は、とにかく覇権主義の国家ばかりなので、おとなしくしていたのでは果たして日本を守れるかどうかってところ。
結論から言えばここだけ切り離して考える事はちょっと難しいかもね。
外交から始まって日本の教育とか文化とか全般で考えていかないとその時のひらめきだけでは行動を起こしにくいというのが私の意見。
今はコロナ騒動で誰もが家で自粛しなければならない状態。
5月のゴールデンウィークはとにかく休みとのことで、出かけたりなんだり楽しみな時期との認識が強い。
憲法を考えようなんて人はかなり真面目なカタブツかな?と。
今年は幸か不幸かみんな家にいるので、ぼんやりとでも考える時間が与えられるかもね。
まず、知らないことが多すぎると思う。
今の日本を取り巻く様々な情報も、全てがきちんと正しく伝わっているわけではないし、何よりも歴史そのものが捻じ曲げられて伝わっているのではと思う。
よく言われる情報操作とか、プロパガンダとかそういったものは必ずついて回るので。
今の生活に不安のないようにするためには、どうしましょうかってことがとても大切。
戦争に関係した情報は全て情報操作されているかも
よく20世紀を代表する悪人3人で言われているのが、ドイツのヒトラー、ソ連のスターリン、カンボジアのポル・ポト。
これは結構知っている人が多いけれど、実はスターリンとチャーチル、ルーズベルトは大の仲良しだった。
資本主義社会と共産主義社会で完全に別れてはいたけれど、お互い利害が一致する部分では行動を同じくしていたと言われる。
第二次世界大戦の終戦間際にソ連は日本に宣戦布告してきたが、その事はアメリカやイギリスは普通に知っていた。
最初から日本を潰すつもりで起こした戦争なので、私たちが子供の頃に習ってきた歴史は今はすっかり書き換えられている。
日本はアメリカに真珠湾攻撃を仕掛ける前に外交的努力をギリギリまで行って話し合いの場を設けようとしていた。
その申し入れをことごとく断り続けて日本に戦争をするように仕向けたのがルーズベルト。
ちなみに真珠湾攻撃はアメリカでは行われることがあらかじめ知っていた。
にもかかわらずハワイの艦隊には知らせずに、日本に攻撃をさせて自国民の1部を犠牲にした。
私が知っている情報では真珠湾攻撃が行われた後ルーズベルトはチャーチルに電話をして2人で手を叩いて喜びあったと聞いている。
最初に攻撃させれば後は反撃するだけで、反撃する側は正義の味方として振る舞うことができる。
個人的な見解。
お人好しの日本人はまんまとはめられた。
こういった事は実は戦勝国アメリカの側から発表されている。
おそらく何人かの人は詳しく知っているのでは。
ネットではいくらでも検索可能なので。
私たち日本人は、本当の歴史をいまだにきちんと知らされていない可能性があるんだね。
だからこそ学ばなければいけないってこと。
(調べなければいけないとも言える。)
原爆に関する忌まわしい歴史
原爆は日本だけが被爆国。
この兵器がこれからの戦争の要になる事は軍事関係者の中では常識的とされた。
広島に落とされたリトルボーイは一発作られただけだったが、長崎に落とされたファットマン。
これは戦争が終わった後1945年から49年までの間に120発作られている。
つまりアメリカは原爆製造を発注して、生産ラインに乗せていた。
広島も長崎も原爆によって大勢の犠牲者が。
特に長崎では、浦上天主堂つまり同じキリスト教徒の真上で原爆を落としたことになる。
アメリカはこの点を深く反省しなければいけない。
キリスト教徒が殺していいのは異教徒だけ。
同じキリスト教徒を殺したことで、致命的な誤りを犯したものと。
実は現場で作戦行動していたB29のとっさの判断があった。
最初の目的地は小倉だったのだが、前日の空襲で視界が全く悪く、そのために目的地を変える必要に迫られた。
その結果選ばれたのが長崎だった。
上空で長時間旋回したために、燃料切れとなったB29 は沖縄に燃料補給のために緊急着陸していたようだ。
原爆を作るためにアメリカではマンハッタン計画が発令。
計画の前にはあのアインシュタインが原爆を作るように進言していた。
アインシュタインは亡命してきた母国ドイツが原爆を作ると信じていたようだ。
そういった軍事力に対抗するためにはこちらも準備しなければと彼は考えた。
そしてルーズベルト大統領に手紙で製造を強く進めたのだ。
ドイツは実は原爆製造は目指してはいなかった。
原爆製造に関係する科学者たちはほぼ全部ユダヤ人だったので、ヒトラーはユダヤ人嫌いで有名。
ユダヤの技術として採用しようとはしなかったらしい。
マンハッタン計画を責任者として率いたのがオッペンハイマー
科学者たちも先の事まではわからずに行動を起こしてしまう。
原爆はそういった思惑の中で生まれた産物。
製造に関わった技術者たちはほぼ皆ユダヤ人だったと聞いている。
彼らはアウシュビッツで大量殺戮された仲間を救うために1日も早く原爆を作らねばならないとの愛言葉で行動していたようだ。
しかし作られた原爆がそのドイツの戦線で使用されることはなかった。
戦後アメリカにわたって研究生活を続けた湯川秀樹にアインシュタインは、
私が製造に関わった原爆のせいで君の国の人々を大勢死なせてしまった。
本当に申し訳ない!
そう言って涙を流して謝ったとされている。
アインシュタイン、それからマンハッタン計画のオッペンハイマーは戦争が終わった後全力で原水爆禁止の活動に身を投じた。
彼らは国家から要注意人物としてマークされ続けたと聞いている。
まだ科学者たちには人類の未来に何が必要かをきちんと考えられるだけの知恵はあったが、政治家たちやその周りにいる人たちは自分の利益のためには手段を選ばなかった人たちばかり。
歴史の中ではこういったことも明らかにされている。
歴史を伝えて語っていく役割
左の写真の方がヤルタ会談で真ん中にルーズベルト大統領が写っている。
そして右側の写真は戦後。
アメリカの大統領はトルーマンに変わっている。
この3人は実はとても仲良しで、常に連絡を取り合える間柄だったと聞いている。
この時代はまだ資本主義と共産主義の冷戦時代が始まる直前。
彼らは失われた利益を取り戻すために集まったとされている。
歴史的に見ても、第二次世界大戦が終わった後も、政治家たちは戦争をするしないに対して全く学ばなかった。
そのすぐ後に朝鮮戦争が起こり、また中東では常に戦争が続いていた。
そしてベトナムでも戦争が起こった。
最近では湾岸戦争やアフガン侵攻なども戦争を抑止することに全く関係なく起こされた。
戦いを避けることが今ほど希薄になっている時代は無いのかも。
旧ドイツのロケット技術は現代にも脈々と受け継がれている
私がよく思うのは戦争で勝った側も負けた側も、利用した技術は全く同じものだということ。
ナチスドイツでV2号を作ったロケット工学のフォンブラウンは、戦争終結間際にアメリカに亡命。
自ら持っている技術を提供することで戦犯となるべき罪を逃れた。
アメリカの大陸間弾道弾、アポロ計画のロケットなど全て彼の発案。
彼は最近の研究で明らかになっているが、ナチスドイツに命令されてミサイルを作っていたわけではない。
自ら望んでわざわざ売り込んでミサイル製造に関わった。
理由は人殺しのためではなく、自分が目標とする月旅行を実現するためのロケットを作りたかったから。
つまりフタを開けてみたら彼はロケットオタク。
ロケットを飛ばすためには手段を選ばなかった。
アメリカに渡ってからも彼は悠々自適で自分がやりたいことをやっていた。
そして自分の国の利益になるのならたとえ敵の持っていた技術であっても簡単に取り入れてしまう心理。
人間の心が持つ欲望とあさましさ。
そういったものを強く感じざるを得ない。
さて今日は憲法記念日にちなんで本当に知らなければならない歴史をきちんと学ぼうとする日にしたいなと私は考える。
ネットでは、よほどでない限り必要とする情報はほぼ得られるとみていい。
情報操作された適当な情報に踊らされることなどこれからは願い下げだ。