この作曲家は有名な曲が1曲あって様々なシチュエーションで流れてくる。
じっくりと聴くことがあまりないが、実はラジオの特集番組では何度か取り上げられたことが。
その時感銘を受けてじっくり聞いて作曲者の名前を調べあげた。
ずいぶん以前にまとめた記事だが今回少し手を入れてみたい。
目次
アメリカの作曲家
実は、よほどのマニアでないと知らないと思う。
かなり有名になった曲が1曲。
Agnus Dei - Samuel Barber LIVE
この曲はいくつかのパターンがあってこちらは声楽バージョン
他のバージョンだとこんな感じに。
弦楽のためのアダージョ / Adagio for Strings Op.11 / Samuel Barber
とても悲しい曲調。
アメリカは映画を始め舞台芸術などとても盛んで世界的にも有名なものがあるが、実は私の個人的な感じではアメリカはピンキリだと思っている。
世界に轟くような大変な業績を残した人とは裏腹に、わずか2ドル3ドル欲しさに殺人を犯す者すらいると言う。
それと意外なほど識字率が低いこと。
アメリカは文字を読み書きできない人が意外といるらしいのだ。
したがって大統領選挙など国民全員で投票するが、直接名前を記入する方式ではない。
そのうちチャンスがあればそういったこともブログにアップしてみたいとは思うのだが。
ケネディ大統領暗殺事件
実はあのケネディ大統領の葬式のときのバックに流れていた曲。
1964年、東京オリンピックの年。
初めての衛星放送の最初のニュースだった。
私は小学校5年生だったが、あの時の衝撃をはっきり覚えている。
その時はラジオで聞いたと思うが、ニュースでアナウンサーの言葉。
"ケネディ大統領が暗殺されました”
アメリカのトップである大統領が暗殺されるなんて、アメリカって一体どんな国なんだろうって衝撃を受けた記憶が。
こちらは大統領のご遺族だが、敬礼をしている男の子が長男。残念ながらこの方もご存命ではない。
反対側の金髪の女の子。この方キャロラインさん。
後の駐日大使になった。
映画にも採用された
こちらは映画”プラトーン”
Platoon(プラトーン)-Adagio For Strings
この映画の雰囲気にもよく合っていたと思う。
この作曲家を調べてみても、作品や何かは最近の人なので詳しく分かるのですが、この方の一生涯などは意外と情報が少ない。
リンパ腺がんで亡くなったとあった。
70歳で亡くなっているので、やはり病気には勝てなかったと言うことか。
まとめ
この弦楽のアダージョは1935年の作品。
彼が25歳の時の作品。
もともとは弦楽協奏曲の第2楽章を後に弦楽のためのアダージョとして別に仕立てたらしい。
最初は弦楽器の合奏曲として初めてお披露目されたようだ。
この作品をもとにして何パターンも作られた。
特にアニュス・デイはレクイエムで使われるラテン語の詩。ラテン語で置き換えて無伴奏の声楽曲にしたのは、大変なひらめきだと。
日本語の意味は(神の子羊=イエス・キリスト)。
西洋の音楽は、なぜか宗教関係の色合いを乗せてくると優れた作品が出来上がる傾向を感じる。
良い音楽に出会えれば、それだけで得した気分になるのは私だけでもあるまい。