くわちゃんの独り言

音楽や映画が大好きな爺さん。長年の経験から知りえたことを発信します。

年寄りが生きがいを持つことの意味を考えてみる。

 

毎朝のルーティーンで朝ドラを見ているが今再放送でやっているはね駒

今日の放送を見ていてちょっと見につまされるシーンがあったのでそのことで一言。

 実は主人公橘りんは大家族で両親の世代とさらにその両親の世代、つまりおじいちゃんおばあちゃんと同居している。

物語はちょうど明治27年日清戦争の頃

明治維新後の世界でははじめての外国との戦争で日本は随分と大きなリスクを背負った。

そんな中で徴兵制で兵隊を募る他にもさらに人員が必要として軍夫として作業員を雇うことになっていたようだ。

一般兵は徴兵検査でランク付けがされるが、軍夫としての作業員は不特定多数誰でも良いとの事。

そこでなんと橘家のおじいちゃんが応募したいと言い出した。

実はこの人は物語の設定では65歳で本来なら悠々自適で暮らしているはず。

明治維新の後は自分の役割を見失っていたのかもしれない。

正直、私と全く同じ世代なのでちょっと身につまされて見てしまうことに。

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橘徳右衛門 明治を生き抜いてきた武士

目次

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年寄りは仕事をリタイヤしてからどう生きるか

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おとっつあんとおっかさん

最初は何気なく惰性で見ていたんだよね。

とにかくおしんの後にやってる再放送なので 、やっぱりおしんの強烈なイメージが残っていてどうしても色あせて見えていたから。

しかしいざ始まってみたらやっぱり見続けるとはまる。

俳優たちもかなり若かれし頃の姿で出演しているので懐かしいやら

もう物語はそれなりに進んできて主人公橘りんは女学校を卒業した後、同じ学校で先生としてデビューするのを待つばかりとなっている。

橘家では家族それぞれ元気にはしているが、なかなかみんなが想い描いたような人生を歩むことにはなっていない。

もともと武士の家柄

明治維新という激動の時代を経た者にとって、社会の変革はそう簡単に人々の中に浸透していったわけでもなさそう。

物語は福島の話なので、いわゆる彼らは会津藩の生き残り

幕末の頃、江戸幕府の最後の砦となった地域の人たちの末裔。

特におとっつあんやおじいちゃんの気持ちから見れば、今の明治政府など薩長の好き勝手にやっている敵方の勢力

その思いをずっと抱きつつ暮らしているのだから、当然不満が溜まるわけだし、家族のものもそういった空気は敏感に感じ取れる。

今日は日清戦争が勃発して、様々な人手不足を解消するための明治政府からの呼びかけにどう受け止めるかが物語の中心のテーマになっていた。

特に徳右衛門さん

本来ならば悠々自適で老後を過ごしてもいいはずなものを、日々何かの役に立ちたい思いに駆られ、ついには戦場へ軍夫として志願することを言い出す始末。

普段欲求不満が溜まっているんだよなと身につまされてしまった。

こういったお年寄りの胸の内の解説を、橘家のおっかさんが井戸端でりんに詳しく解説していたよね。

年寄りがそんな思いに駆られるのは家の中にいる若い世代の心がけがそういった思いにさせてしまうのだ。

その思いを抱かせる責任が私たちにもあるんだよと。

この辺はちょっと泣かせるシーンだった。

今の日本に置き換えてみたらどうだろう。

コロナ騒動で経済は瀕死の状況に陥っているではないか。

そして患者はいわれなき中傷や迫害を受けていると聞いている。

疑心暗鬼になっていて、自分が被った不利益を周りのせいにする

自分の利益だけはとにかく守りたいと必死で考えている

そういった発想は時代を経ても変わらない大衆心理なのかも。

それぞれの世代がギリギリの対応を迫られているときに、私なども思うが何か自分なりに役に立てる事は無いのだろうかと。

しかし、何事も下手な手出しをすれば邪魔扱いされるのがオチ

おとなしくしているしかないのかなと。

家族の中での果たす役割

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しゃきっとしない兄ちゃん

おりんの 家族は皆一緒にいるんだけれど、気持ちはそれほどまとまっているわけではない。

皆それぞれ夢や希望があって実現しようと思っているようだ。

特に1番若い世代おりんの兄弟は3人なのだが兄が1人と妹が1人。

このお兄ちゃんは実はしゃきっとしない。

自分勝手に家を飛び出して口八丁手八丁で世の中を渡り歩いている。

いつもお金に汲々としているようで、何かのときにはおりんに泣きついたりも。

この家族は物語を見ている限りではおっかさんが中心でまとまっているようだ。

おとっつあんもおっかさんのそういったやり方をあてにしているような気配が。

今日では、これだけの大家族はかなり少数派だと思うので、お互い気を使うような人はあまりいないだろう。

しかし、少ない家族単位で暮らしているとどうしても人との付き合いは下手になるような気がするのだ。

人付き合いは学ばなければ、上手にまた暮らしやすさも生まれてはこない。

今は、昔よりもずっと人付き合いの下手な人が多くなったのでは。

はっきりって人と付き合わずに暮らすことなど不可能。

必ず誰かと関わりを持つのが普通。

今まさにコロナ騒動の真っ最中。

これほど人との交流のあり方を厳しく問われたことも過去になかったのでは

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はね駒の凄腕の役者たち

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りんとおみつ おっかさんは樹木希林

このドラマの中で特に凄腕だと思うのは樹木希林

彼女の果たしている役割は驚くべきものがあると言える。

福島の田舎のおっかさんなんだけれど、驚くほど頭がよく切れる。

と同時に、この時代を生き抜くのに必要な健康な体を持ち合わせている 。

この時代だと、医療もさほど発達しているわけではないので何か病気をすればそれはすなわち命に関わる。

ちょうど今妹のおみつちゃんの結婚話が持ち上がっている。

もう30数年前のドラマなのでネタバラシも何もないのだが、このおみつちゃん。

農家に嫁いで行って子供を1人設けるのだが産後の肥立ちが悪くてそのまま亡くなってしまうのだ。

彼女は本当は心惹かれる相手がそばにいたんだけれど、親に勧められた結婚を素直に受け入れて不幸な結果になってしまう。

時代は違っても今でも幸せと思ってやったことが思い通りにならない事はしょっちゅうだろう。

特に命と引き換えになってしまった場合は気の毒としか言いようがない。

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私はこう生きる

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朝ドラを見るのがルーティーン

 私は間違いなく高齢者なので一般的な高齢者のルーティーンで日々生きている

コロナ騒動があってもなくても私は概ね家で1人で過ごしている。

今回の騒動のせいで買い物に行く回数は半分ぐらいに減ったと思うが。

年金が主な収入源なのでさほどの影響は受けていないだろう。

しかし、年金生活者のほとんどがそうだと思うが生活はギリギリだよね。

公務員等と違って一般的な国民年金とわずかばかりの厚生年金の上乗せ部分だけなので、もらえる金額は本当に少ないだろう。

しかし、周りの皆がそうするようにあるもので暮らすのだ。

もっと欲しいと言ったところで誰かがくれるわけではなく、今あるもので暮らすしかないのだ。

それ以上もそれ以下もない。

しかしそれでも様々な情報はテレビやインターネットから大量に流入。

ここから流れてくる情報を精査する作業がこれもまた実に煩雑。

いい加減な適当な情報も山ほどあるので、ぼんやりしていると騙されることだってなきにしもあらず。

今私が考える事は、余計な事はすまい

人の迷惑になるようなこと、人の手を煩わせるような事を極力避けたいと思っている。

いずれ今のコロナ騒動も終わるだろうと考える。

その時に、私を含めた世の中の大勢の年寄りたちが厄介者扱いされないことを祈るばかりなのだ。

介護施設等では今でもギリギリの運営が続いているようだ。

はね駒の明治の頃だと今のような高齢者を受け入れる施設など社会には存在しなかった

一体どうしたのだろうかと。

理由はとても簡単で、施設に入るほど長生きする人などほとんど少数派だったのだ。

それなりに動けるうちに人は大抵死んでいったと思われる。

しかも大家族だったので、家族の中で1人トラブルを抱える者が出たなら家族みんなでそれなりに支えられた時代だった。

あの時代と今では隔世の感があるだろう。

今の時代は今の時代らしく未来志向で頑張るしかないのでは。