ずいぶん前に高齢者が、起こした悲惨な事故があった。
その時にひょっとしたら自分もなるのかもと厳しく感じたことがあって記事にまとめたもの。
大体、日本は車の数が多すぎなので、多少は間引くくらいのつもりがあってもいいのかなと。
そして年々衰える注意力反射神経などを考えると、リスクを持ったまま運転することを反省せざるをえないなと。
その人のライフスタイルで一概には言えないが、お粗末なはしたないことになる前に一旦は考えなければならないことだろうと思った次第。
目次
高齢者と交通事故の関係
この事故を起こしたのは87歳のおじいちゃん。ご夫婦と2人で乗っていた自家用車で、推定だが運転中にパニックを起こし、暴走したと思われる。
本人はアクセルが戻らなくなったとの報告をしているが、車を調べたところでは異常は無いとの事。
この重大事故の前に、すでにガードレールに擦ったりして、また人も跳ねて 事故を起こしており、その結果パニックに陥ったと推定される。
もともと免許を返納したい旨を意思表示していたらしいが、ずるずると運転を続けていたようだ。
こういった事故が起こるたびに思う。
長い人生だからいろいろなことがあるだろうが、
取り返しがつかないことが起こってからでは遅い。
やはり、事故が想定されるのであれば、自ら大ナタを振って運転しない意思表示をすべき。
残念な事故だったのと同時に、すでに66歳を超えた私にとっても人ごととは思えないので、いくつか調べてみてまとめてみたい。
若い時とは大きく変わるはず(運転の感覚)
年齢による感覚の劣化は如何しがたいはず。
若いときには軽々できたことも、歳をとればだんだんと難しくなるのは世のならい。
運転そのものは、レーシングカーをコントロールするのではないので何とか務まるにしても、問題は運転する最中の情報を収集する力。
実はこの目には見えない感覚が随分と衰えるらしい。
単純に、とっさの時の回避行動とか、ブレーキとか、何かのきっかけで自分の能力に気がつくことがある。
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昔はできても今はできない可能性が
運転をするときには、大抵、前を向いていれば何とかなる事は多いが、実際問題として後ろにも気を配らなければいけないし、当然横方向にも注意を払う必要が。
感覚は、年齢とともに劣化していくと覚悟しなければならない。
個人的な感覚になるが、私は運転するときにバックミラーに映る景色にもある程度注意を払う癖があるが、この10年程度は昔ほどの注意力は払えていない気が。
後ろからクラクションを鳴らされたりヘッドライトでパッシングされたりなど、普通ではありえないのですが、この何年間かで1、2度経験が。
それは残念ながら、取り締まりにあったときの経験。
パトカーが後についているのに気がつかなかったことが1度2度ある。
少なくとも30代位までならば、あり得なかったことだが、やはり歳のせいか、ついうっかり気がつかなかったと言う事。
その時に痛感。
自分の感覚は明らかに衰えてきているなと。
安全運転していればそんな事は関係ないと言う向きは多い。
しかし普段、タウンユースで運転していると、周りの交通の邪魔になるようなノロノロ運転は本意ではない。
どうしてもある程度てきぱき運転したい気持ちがあるわけ。
しかしながら自分の気持ちを優先させて、思い通りのことをしていればいずれ足をすくわれる可能性が。
そうなってからでは絶対に遅いので。
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免許返納のデメリットとは
車の運転を自分自身のレジャーに特化している人は多い。
キャンピングカーなどもとても人気なのでその気持ちはよくわかる。
免許をなくしてしまえば、運転に関わること一切ができなくなるわけで。
私など北海道の田舎に住んでいるので、車なしだと全く身動き取れないと言っていい。
それを踏まえて免許返納の覚悟を決めねばならない。
タウンユースで、リアルタイムで運転できるその利便性は、何物にも変えがたいものがある。
自分自身の自由を自ら剥奪するわけだから、思い切った決断が必要。
ちなみにアメリカなどでは、高齢者がある程度重大な事故を起こしても免許を取り上げるまでのペナルティーは課さないと聞く。
それはアメリカのお国柄が関係するらしい。
アメリカの田舎のほうに行くと車がない事はつまり生きていけないことと同じと解釈される。
必要不可欠なアイテムとされているようだ。
免許を返納させて運転できなくする事は、生存権を著しく侵害することと認識されている。
日本ではそこまではいかない。
免許を返納するメリット
免許を保持し車を所有することによる経費はかなり高額
免許の更新費用はそれほどお高い感じはしないが、問題は車を維持する費用。
年金暮らしになった私など、車の維持費だけで莫大な予算がかかっている。
まず2年に1度車検があるので、その時の費用が私の場合でおよそ15万円。また、もうすぐ税金がやってきますが、これが古い車なのでかなり高額。年間で4万5千円ほど。
と同時に車の任意保険がもうじき。車両保険を外して丸裸の状態で1番割安な等級でも、3万円弱。
このほかにガソリン代がかかる。
運転の仕方にもよるが、月に5000円では厳しいかな?
今の場合私は仕事でどうしても使う部分があるので、月に数回は車がどうしても必要なわけ。
そうでなければ、私のような田舎でも、公共交通機関を使うこととか、タクシーを使うこととかすれば、車を維持する費用と天秤にかけてみれば、多分工夫すれば安上がりになるんじゃないか。
とにかく1番のメリットは、お金がかからなくなること。
また車を利用しなくなることによって、自分自身の生活を見直すことになり、人にもよると思うが、自転車などを利用する機会が増えるので、健康にも多少は貢献するものと思う。
行政での支えに期待すること
免許を返納すると、たいていは警察に行ったり免許センターに行ったりで手続きをするが、いくつかの行政機関のサポートが受けられるようになっているはず。
大抵の場合は、バスの割引券など、お金に関する補助が多いはず。
面倒くさがらずに、大いに利用すべき。
事故を起こした場合の莫大な損害を考えれば、あらかじめの投資などわずかな金額。
行政もそれなりに力を入れて補助事業に取り組んでいるようだ。
まとめ
地元北海道警察でも案内があります。
www.police.pref.hokkaido.lg.jp
北海道在住の私の場合、このようなサイトを利用して自主返納の手続きをすることになると思うが。
私が考えているのは75歳になるまでには免許をお返ししたい。
つまり後期高齢者。その年齢になっても運転をしなければいけない理由は自ら却下すべきだと考えているから。
高齢者には高齢者なりの暮らし向きがあると自覚しなければいけない。
85歳を過ぎて90歳を過ぎても運転し続ける無責任さ。
正直言ってそこら辺の無神経な感覚を私は非難する気持ちがある。
絶対まともなものになんかなっていないから。
よく聞く、高速道路の逆走とか、ほとんどが高齢者が起こしているではないか。
そこまで狂った感覚で運転などしては絶対にいけない。
運転をしなくても充分生活していける、そのようなマインドに基づいて前向きに生きなければならない。
今回の事故を受けて、本当に残念な気持ちになるとともに、これは間違いなく明日は我が身なのだと、自分自身への厳しい戒めと受け止めたしだい。
記事を読む方の参考にしていただければ幸い。