この映画は映画館で見たわけではない。
ネットで検索しているうちに著名な俳優がたくさん出ていたことと、
主人公のエヴァのビジュアルがとても綺麗だと思ったので調べてみて発見。
正直、ハリウッド映画に慣れた目から見るとちょっと変わった作りになっていて、少し予習も必要だったかなとは思ったが。
しかし、映画そのものはテレビで見ながら決して退屈することのない秀逸な作りだったなと。
目次
SFスリラーでいながら不思議な作りの映画
物語は天才科学者が経営する会社の1従業員が、オーナーに依頼されて、最新AIのアンドロイドを検査する内容。
映画はすでに封切られてから5年。
5年前の映画館封切りの頃は、実は全く気がつくことがなく私が視聴したのはテレビのwowow。
初めて見てみて、とても面白かった印象があって何度か見返した映画。
お気に入りと言っていい。
ハリウッドのこのタイプのSF映画とは全く違う作りになっているので、簡単に受け入れられない人も多かったようだ。
興味を駆り立てられることの反面、話のストーリーが徐々に進んでいくにつれて、特に最後のオチとなるべきところが評判の分かれるところ。
途中のストーリーの仕立て方は抜群の面白さを持っていると思った。
とにかく主人公のケイレブが人間であるにもかかわらず“ひょっとしたら自分がロボットなのかも”と自分自身を疑って自らを傷つけるシーン。
ここに至る流れの独特な緊張感はスリラー映画そのもの。
これだけの盛り上がりを見せておきながら、最後にもっていくストーリーがもう一捻り欲しかったという意見が多いのも事実。
エクスマキナ評判通りの胸くそエンドだな 笑
— まっつん (@RoooJu) February 9, 2017
エクスマキナはね〜、見る前から面白いのを知ってたから敢えて書かなかったけど、評判通りの面白さだったよw。個人的にSFSFしていないSFの世界が良かったw。ガッツリSFのビジュアルや展開を期待してると物足りないかもしれないけど、そこがリアルであり終始不穏な空気を漂わせていて最高👍🏻
— Becky (@bjtw423) April 18, 2017
確かに賛否両論だね。いわゆるスター・ウォーズとかX-Menとか見慣れてる人には物足りなく感じるかも。
でも私個人の意見で言えば、テレビで見ててあれだけ引き込まれたんだから、かなり面白い映画と断定できるはず。
ストーリーも今振り返ってみれば、それほど複雑に捻られているわけではなく、AIがどのように人間に関わってくるのかを一般的な目線で描いている。
必ずしも人間のためになる結果ではない終わり方が、むしろ問題提起の部分もあって映画的にはとても高評価の印象がある。
今の映画は、SFXを駆使した、言ってみれば映像サーカスのような映画。
しかしながら伝統的な映画は、俳優や女優たちが監督の求めに応じて存分に演技をしてそれが編集されて観客の前に提供される。
それを考えると、古いタイプの映画作りは今日日の路線とは明らかに異なっているが故の違和感をもたれるのかもしれない。
それはそれでよし。
見る見ないは、視聴者の自由なわけだし、自分が評価するかしないかは、自分自身で決めるべきことだから。
監督アレックスガーランド
実は、監督作品はこの作品が初になるが脚本ではずいぶん前から映画作りに関わっているようだ。
ザビーチと言う映画があったが、確かディカプリオが若い頃出演していたと思ったが、調べてみるとこの映画の脚本を手がけている。
その他にも脚本は多数。 2010年を超えたあたりから少しずつ制作の側にも回るように。
この監督はイギリスの映画監督である。
したがって、この映画で採用している俳優たちもイギリス出身者が多い。
イギリスも昔から著名な俳優をたくさん輩出してきた。
最近の傾向としては、やはりハリウッドが1番力があってたくさんの映画を作っている傾向にあるが。
この監督はどうやら、アメリカのテレビ関係に進出していると聞く。
これだけの作品を書き下ろしで作ることができる実力なら、テレビでもそれなりの成功が収められると思う。
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映画を彩る俳優たち
女優アリシアヴィキャンデルはこの若さで既に第一線での活躍をしている。
彼女の映画で有名なところだと、トゥームレイダーのリメイクが挙げられる。
アンジェリーナジョリーの出世作となったこの作品のララクラフトを演じているのだ。
彼女の魅力はいろいろあるとは思うのだが、なんといってもそのビジュアルにあると言える。
少し東洋的な感じさえする顔立ちは誰しもが魅力だと感じるに違いないのだ。
しかし女優魂はかなりのもの。
様々な映画で惜しげもなくヌードを披露している。
ちなみに、彼女のご主人も今をときめく人気俳優。
X-Menのエリック(マグニートー)、エイリアンシリーズの最新作ではプログラムに異常をきたすロボットの役をやっている。
それぞれの映画において主役かそれに準ずる役を演じているので、顔を見ればすぐに判断できるほどの役者である。
オスカー・アイザック
オスカーアイザックは、映画ファンが1番なじみのある役どころは、スター・ウォーズのボーダメロン。
この役どころで一躍有名になったと言える。
実は他にも出演していて、あのX-Menのアポカリプス。
あの映画に出ていた古代エジプトの怪人の役をやっていたのである。
彼の演じた役を まとめてみるとこんな感じ。
全くパターンの違う様々な役どころを普通にこなすあたり、非凡な才能を感じるのである。
これからも様々な役柄で見るものを楽しませるのに違いない。
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ドーナル・グリーソン
実はこの俳優のことをそれほど気にせずに見ていたのだが、彼はスター・ウォーズに出ていた。
あのカイロレンの隣で演じていたハックス将軍
彼は俳優一家に生まれた根っからの役者と言える。
両親ともに俳優でイギリス出身。
正直なところ、主役級の役者ではないのであまり目立たない気はするが、しかし演じる役どころは作品にはなくてはならない重要な部分を演じているのである 。
演じ方を見ていても、彼の演技にはうまさを感じる事はあっても違和感を感じる事は全くないのだ。
このエクスマキナでもケイレブになりきって演技していたのである。
ケイレブの心の葛藤や、希望などといったものが見ていてよく伝わってきた。
まとめ
これはケイレブがAIエヴァを検査するための 面接のシーン。
ガラス越しに対峙しているのだが、エヴァのスケルトンの体がなんとも魅力的とは思わないだろうか。
もともと女優のアリシアは、筋肉質のスレンダーな体をしているが決してグラマーな女優さんではない。
それゆえによりAI感がにじみ出ていると思う。
またこの映画にはもう1人AIの役柄を演じた日系人俳優がいる。
彼女は言葉を発しないAIの役どころで映画に出演。
キョウコと呼ばれていたが 、映画に独特のインパクトを与えて存在感を主張していたと思う。
どちらかと言えばモデルやダンサーとしての方が有名かもしれない。
ちょうど30歳を過ぎたあたりでこれから役者としてさらに完成していくに違いない。
エクスマキナは映画を見てからもう1年以上経過していると思うが、たまにYouTubeなどで関連映像が流れるたびにもう一度見たいなと思う代表的な作品。
ハリウッド全盛の今の時代には、一風変った映画作りとなっているが、様々な作品があってこその映画産業と言えるだろう。
このタイプの賛否両論の映画も私的には大歓迎なのである。