くわちゃんの独り言

音楽や映画が大好きな爺さん。長年の経験から知りえたことを発信します。

ハワイアンシンガー イズリアル・カマカヴィヴォオレって知ってますか?

 

ハワイアンシンガーなんて正直なところ元関取の小錦ぐらいしか記憶にないなと。

でもこの世界もかなり奥が深くて、著名な歌手 演奏家、さらに舞踊関係でも世界的に有名な人がたくさんいる。

その中でも既になくなっていながら未だ絶大な人気を誇るシンガーが1人。

イズリアル・カマカヴィヴォオレ

彼を初めて知ったのはもう15年近く前になるか。

ラジオで何気なく流れてきたハワイアンのメロディーがなんとなく聞き覚えがあったので。

それは若い頃リバイバルで見たオズの魔法使いの中のテーマソング

虹の彼方に

へーっ!こんなリメイクもあるんだと思いつつ聞き入ってしまってとても感動した記憶が。

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38歳でこの世を去った なんと体重は340kgとのこと

目次

巨漢のハワイアンシンガー

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1959年生まれ1997年没

とにかくビジュアルを見て圧倒される!

あの小錦よりも曙よりもそして武蔵丸よりも圧倒的に大きいのだ。

しかし彼の歌声は私の独断と偏見では間違いなく本物と言える。


OFFICIAL Somewhere over the Rainbow - Israel "IZ" Kamakawiwoʻole

オリジナルとは全く違う印象だが、伝わってくるマインドは逆に全く同じではないだろうか。

すべてのものへの憧れと、そして夢や希望やそういった諸々の心の在り方を遺憾なく表現している。

何か苦しいことがあった時、疲労を感じた時にぜひとも聞きたい歌だと言える。

オリジナルの素晴らしさが全く別な形でいかんなく発揮された名曲中の名曲。

こちらはサッチモの曲のリメイク


OFFICIAL Israel "IZ" Kamakawiwoʻole - "What A Wonderful World" Video

ベトナム戦争への反戦歌として有名だが、楽曲としての完成度も驚くほど高かったのだ。

サッチモのだみ声がなんとも心地よく、ジャズも悪くないと思った人も多いのでは。

そのサッチモの曲を見事にリメイクしている。

早くから注目されていて映画にも採用された様々な音楽

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映画ジョー・ブラックをよろしくに採用された彼の音楽

この巨漢のハワイアンシンガー

名前がやっぱり読みにくいので皆愛称で呼んでいる。

IZ」様々なネットを調べてもこんな風に呼んで彼を慕っている人が多い。

晩年の彼のコンサートの様子を見ると、やはり体調が悪かったんだろう 鼻に酸素吸入の細いチューブを取り付けてステージに立つ姿がYouTubeで見かける。

38歳であの体型が元でなくなっているのだ。

映画の中でも彼の音楽は使われている。


Somewhere Over The Rainbow - What A Wonderful World (Meet Joe Black)

この映画はレンタルビデオで借りてみた記憶が。

バックミュージックにこんなふうにハワイアンが流れているなんて今調べてみてわかったぐらい。

もっと、きちんと注意深く映画を鑑賞しなければ、映画好き人間なんて恥ずかしくて言ってられないよね。

この映画の最大の魅力はブラッドピットだろう。

彼は美しい姿で写っているが実際は死神の役どころ。

要するにこれから死に行くものをお迎えに来ている役目。

映画はなかなか面白い印象が今でもうっすらと記憶に残る。

ブラッドピットが今のようにアクションスターとしても有名になる前、つまり若いイケメンのお兄ちゃんの頃の作品なので、雰囲気が全然違うなと思う。

彼のお葬式はハワイ州葬となった

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彼の胸像 ホノルルよりも数10キロ離れたワイアナエに

生前から体調の悪い時があったと聞く。

彼の体は身長が190cm。

亡くなったときの体重は400kgを超えていたと言われている。

おそらくはなにがしかの生理学的な原因があってこのように太らざるを得なかったのだろう。

とにかく調べてみてわかったのはヒット曲が出るまでは妻と子供を養うだけの稼ぎが得られずに生活保護を受けていたくらいだから。

およそ食べたいものを食べたり、飲んだりを好き勝手にできるようなレベルにはなかったはず。

やはり体質が大いに関係したと言わざるを得ない。

しかしあれだけの巨体である。

やがて呼吸器は圧迫され常に呼吸不全に陥るような状態。

さらに肥満に基づいた他の疾病も併発していたと聞く。

生前から自分の体のことを肥満と言う刑務所と表していた。

そして彼自身は死を恐れないとも語っていたようだ。

彼が亡くなったときには遺体は荼毘に付され、故郷ハワイの海に散骨された。

その様子も彼のたくさんのYouTube画像の中に収められている。


虹の彼方に : イズラエル・カマカヴィヴォオレ

このYouTube画像の2分55秒を過ぎたあたりから散骨の様子がほんの1 2秒描かれている。

画像を見て感じるのはどれだけ大勢に愛されていたか。

音楽家はおしなべてこうでなきゃいけないなとつくづく思う。

音楽を感じる心

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小さなウクレレがより小さく見える

心に入ってくるものはどのような姿かたちをとっても伝わってくるものだとつくづく思う。

最初私はこの歌声が彼から出ているとは全く思わなかった。

つまり音楽と彼のビジュアルはまるで一致していなかったのだ。

しかしどこかで一致する時が来たのだろう。

今では自分自身の感じ取る力を誇りにさえ思うことがある。

様々な作品の中から本物と思えるものを感性で選びとる。

物心ついた時からずっと私が頼りにしてきた自分の気持ちがそこには込められる。

死んでしまったから言うわけではないが

IZが偉大な芸術家であることに変わりは無いのだろう。